民主党は27日の衆院予算委員会で、引き続き閣僚らの政治資金をめぐる疑惑を追及した。同党は献金問題で辞任した西川公也前農林水産相と小渕優子前経済産業相の参考人招致や「政治とカネ」に関する集中審議の開催を求め、さらに攻勢をかける構えだ。望月義夫環境相と上川陽子法相がそれぞれ代表を務める自民党支部が、2013年に国の補助金の交付決定通知を受けた総合物流会社「鈴与」から寄付を得ていた問題で、両支部は11~12年にも同社の寄付を得ていたことがわかった。国の補助金の決定通知から1年以内の新たな寄付は、望月氏の支部が計530万円、上川氏の支部は計90万円に上る。一方、安倍晋三首相らが民主党の批判に「決めつけだ」と真っ向から反論する場面が目立った。