タイ警察は4日、過激派組織「イスラム国」(IS)のメンバーとみられるシリア国籍の10人がタイに入国し、ロシア人やロシアの関連施設に攻撃を仕掛ける可能性があるとの情報を得たと明らかにした。警察は警戒を強化した。国家警察庁のソンポン副報道官によると、情報はロシアの治安機関、連邦保安庁(FSB)からもたらされた。10人は10月半ばから末にかけて入国し、2人が首都バンコク、2人が南部リゾート地のプーケット、4人が中部海浜観光地のパタヤに向かい、残る2人の行き先は不明という。近年タイではロシアからの観光客が急増中で、特にプーケットやパタヤが人気となっている。
陸上自衛隊の泉一成・元東部方面総監(64)=元陸将=が、在日ロシア大使館(東京都港区)で勤務していた情報機関員セルゲイ・コワリョフ元駐在武官(50)に自衛隊内部の冊子「教範」を渡したとして、警視庁公安部は4日、自衛隊法(守秘義務)違反の教唆容疑で2人を書類送検した。また、元総監の依頼で冊子を入手したなどとして同容疑や自衛隊法(守秘義務)違反容疑で、陸自富士学校長の渡部博幸陸将(57)ら、現役やOBの自衛官の男女5人も書類送検した。