米国防総省顧問のマイケル・ピルズベリー氏(70)が東京都内で読売新聞の取材に応じ、世界第2の経済大国となった中国について、「建国100年の2049年までに、世界の経済・軍事・政治のリーダーの地位を米国から奪う計画だ」と指摘した。ピルズベリー氏はかつて「親中派」として知られたが、今年2月、それまでの自身の見方は間違っていたと認め、中国の動きを警戒するよう唱える著書を出版して話題となった。同氏は、「米国は、中国が発展すれば民主化が進み、人権意識も高まると思っていたが、甘い幻想だった。私自身も見誤っていた」と語った。