2015年の世相を1字で表す「今年の漢字」が「安」に決まり、日本漢字能力検定協会が15日、京都市東山区の清水寺で発表した。協会によると、応募総数は12万9647票で、1位の「安」は5632票。森清範貫主が「清水の舞台」で、縦1・5メートル、横1・3メートルの越前和紙に特大の筆で揮毫した。安全保障関連法の審議過程に国民の関心が高まったことや、世界で頻発するテロが人々を不安にさせたことなどが理由に挙がった。2位は「爆」(4929票)、3位は「戦」(4556票)で、それぞれ「爆買い」と「戦後70年」などが理由。