ロシア第2の都市サンクトペテルブルクの地下鉄で3日午後(日本時間3日夜)に起きた爆発事件について、捜査当局は、イスラム過激派が関与する自爆テロとの見方を強めている。タス通信によると、爆発による死者は11人に増え、負傷者は51人となった。爆発について犯行声明は出ていないが、インターファクス通信によると、捜査当局は中央アジア出身の23歳の男が地下鉄「センナヤ広場駅」と「工科大学駅」の間を走行中の車両内で起爆装置を作動させ爆発を引き起こしたと見ている。男は爆発があった場所とは別の地下鉄の「蜂起広場駅」にも爆発物を仕掛けた疑いがあるという。同駅では3日、消火器に見せかけた爆発物が発見され、専門部隊によって処理されたという。