民進党都連幹事長を務める長島昭久・元防衛副大臣(衆院比例東京、当選5回)が離党する意向を固めたことを受け、7月に東京都議選を控える同党の都議や都連関係者に動揺が広がった。「うちの党はもう終わりだ」。党勢が衰える中、都議選に向けて都連をまとめていかなければならない重要ポストを務める長島氏の離党のニュースを聞き、都議の一人は言葉を失った。都議選を巡っては、民進党の公認候補36人のうち7人が離党届を提出している。別の都議は「今は誰が離党するか疑心暗鬼の状態だ。国会議員が離党届を出すことで、都議の離党の動きが加速する恐れがある」と語った。
シリアの空軍基地をミサイルで攻撃した米国が、シリアのアサド政権への圧力をさらに強化する姿勢を示している。シリアの対応次第で再び攻撃に踏み切る可能性を示唆したほか、追加の経済制裁を実施する方針も示した。一方、ロシアは米軍の攻撃に激しく反発。シリア軍も7日、イスラム過激派への空爆を再開、緊張が高まっている。国連安全保障理事会が7日(日本時間8日)開いた緊急会合で、ロシアのサフロンコフ次席大使は、攻撃について「明らかな国際法の違反であり、侵略行為だ」と強く非難した。これに対し、米国のヘイリー大使は、シリア軍の化学兵器使用を断定した上で、化学兵器使用の防止と抑止は「国家安全保障上、死活的な問題だ」と正当性を主張した。