日々なるようになる

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ならまち散策 ・ パート Ⅱ

2010-12-20 | 西日本で過ごした時の記録です。

 道に迷いましたが、地元の方に道を訊ねて、たどり着きました。 

 

ならまち ・ 格子の家

ならまち格子の家は、奈良町の伝統的な町家 [主屋(三室1列型・通り庭・つし二階)、中庭、離れ、蔵] を

再現し、奈良を訪れる人々にとって、当地が奈良町のポイントスペースとなるよう建設されました。

 

 

格子の始まった時期は明らかではありませんが、室町時代末期(1550年前後)の洛中洛外図(町田・上杉両屏風)

では、ほとんどの家に格子が描かれています。 格子は、昼間は外から家の中を見えなくする目隠しの役割を果たすと

同時に、中からは外が良く見えるハーフ・ミラーのような効果をもっています。 そして音や風は良く通します。表の道で

遊んでいる子供たちに格子越しに気を配ることもできます。 祭りの時や、火事のときは即座に全部取り払うことができます。 

ガラス窓のように機密性はなく、手入れも大変ですが色々な長所や、それをつくることにかけられた職人の労力を考えると

日本の建物のファサード(正面)の歴史の中で、町家の格子はひとつの頂点となすものだと考えざるを得ないようです。 

 

 

 

箱階段 ・・・ 空間を無駄なくつかう先人の知恵

 

明りとり ・・・ 通り庭の吹き抜けには明りとりがあり、採光と通風をはかっています。

 

 

中庭 ・・・ 渡り廊下に接して風呂や便所があります。 奥には離れ、蔵があります。

 

 

日本の風土にあった、先人の知恵があらゆるところに施されていて、凄いなぁ~と感じたと

ともに、箱階段などの知恵は現代でも使われていますし、我が家に置き換えて考えますと ・・・

自宅の階段部分を何とか有効利用しておけば良かったかな ・・・ と思いますね。 

 

屋根瓦なども、独特のものがあちらこちらに見受けられました。

 

こちらは 「元興寺」 の塔跡が残されています。

 

 

 

奈良町物語館

市民の交流サロン、芸術のギャラリーとして広く利用されています。

 箱階段を上がると隠れ家みたいに小さな図書館があり、窓からは表通りがみえます。

 

ドーナツ型の軽石のようなものを売っていました。

お花を一輪のせて ・・・ 水に浮かべるだけでお洒落になりますよね。

 

のれんの横にぶら下がっているのは ・・・ 

奈良町ではポピュラーな「身代わり申」  魔よけのお守りだそうです。

 

昔の町並みに、住んでいる方々の遊び心溢れる演出が心和み、微笑ましい町ですね。 

 

ならまち散策マップを頼りに ・・・ 世界遺産の元興寺へと