功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

補正予算、成立!(2020-05-01 09:05:01)

2020-05-01 22:00:24 | On the Road
▼その武漢熱と戦うための補正予算が、きのうの国会で成立しました。
 しかし、これがあくまでも第一次補正に過ぎないことは、もはや論を待ちません。
 二の矢、三の矢を打っていくのは言うまでもありません。
 緊急事態宣言を延長することを事前に聴いていましたが、その際に当時は水面下ながら確認したのは「2次補正、3次補正を打っていく」という政権の基本姿勢でした。

 先日に岸田政調会長に提言を致したときの岸田さんの言葉にもありありと、次の手を打っていくという考えがありました。
 そして、不肖ぼくの責任においてあえて申しますと、安倍総理と議論してもその基本姿勢は明瞭にあります。

 野党がきのうの補正予算案採決で賛成したのも、それが一つの理由でしょう。
 これで全部ということであれば、賛成できるわけがありません。 ( 参議院本会議においてのみ、反対票が2票ありましたが、それはもうおそらくみなさんが周知の通り、れいわでした )
 野党は、参議院本会議の前の予算委員会では口を極めて補正予算案を非難し、参議院本会議においても討論でやはり補正予算案を、ふつうに聴けばマサカこれが賛成討論とは誰も思わないでしょうねという内容でした。
( これについては、久しぶりに『暗黒国会』の記述として、いずれあらためて記します )

 それでも賛成したのは、「とりあえずまずは急いで成立させるべきを成立させよ。それをあとに繋げ」という世論の大勢を強く意識したからでしょう。


▼護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 / JDI ) も、武漢熱をめぐっては、このあとこそが本物の勝負だと一致して考えています。
 きのうの予算委員会と本会議で目立ったのは「コロナ対策以外のことをするな」という野党の絶叫するような叫びでした。
 そうは考えません。
 皇位継承の正しい安定をはじめ、国の根幹を定め直していかねばなりません。
 敗戦から75年の長きを経てなお、「日本の国に力を二度と与えない、与えたから軍国主義になった」という呪詛(じゅそ)に抑え込まれ、敗戦の時からの「四五年体制」を続けていることが、今回の武漢熱でも、どれほどの対策の遅れ、逡巡、対応の小出しに、現実に繋がっているか。

 いま申していることは、国家危機管理においても、もっとも基本的な原則です。
 根っこを定めずして、いかなる本質的な有効対処も、執ることができません。
 慌てて目前のことだけに手を出し続け、それでいっぱいいっぱいになることこそ、対処を誤らせるのです。

 わたしたちが広く一致しなければならないのは、ここです。
 意見、異見の違いをどこまでも、みんなの本心から尊重し、同時に、連帯するのはここです。


▼自分を超えて連帯するには、勇気が必要です。
 勇者はどこにいるのか、ではなく、ちいさな勇者が静かに、みんなそれぞれの中にいます。



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予算委員会を終えた夜(2020-04-30 03:01:35)

2020-05-01 05:32:22 | On the Road
▼その予算委員会を終えた夜、想像を絶する危機のなかの政権の使命について、電話にて、あらためて指導者と僭越ながら議論しました。
 政権がなぜ、日本の憲政史で最長の政権となっているのか、主権者と天によって与えられたほんとうの使命とは何か。
 それを今ここで、短くとも議論すべきだと考えたからです。
 国会日程の詰まっている今、それをやるべきか数時間、考えましたが、やはり今しかないと考えるに至りました。
 予算委の審議を通じて、胸のなかにふつふつと沸いた感覚でもありました。

 危機のさなかにこそ、根幹に立ち返らねばなりません。
 謙虚に、謙虚を尽くして、魂の奥では根幹に立ち返りつつ、歩を速めて急がねばなりません。


▼きょうはもう、4月の終わりです。
 1日が経てばそれだけ、ひと月が経てばそれだけ、危機の出口に確実に近づくようにせねばなりません。



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