功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

ふたつの対面を、福岡と横浜(2021-10-16 17:30:37)

2021-10-16 20:14:26 | On the Road
( たまたま党員募集ポスターの前で発言したときです。たぶん国防部会で、当時の中山泰秀防衛副大臣が知らないあいだに撮ってくださったのではないかなと思います )

 ふたつの機会とも、おたがいに、新しい力の湧く対面にしたいですね。
 みんなそれぞれの鬱屈も抱えていると思います。ぼくとみなさんのそれが、すこしでも軽くなる機会にもしたいです。
 いや、違います。
 ぼくの鬱屈などまったくどうでも良いです。
 みなさんの眼を見て、何かが伝われば、それですべてです。

▼ひとつは、福岡です。

▽福岡では8月14日の土曜に、独立講演会を開きました。
 巨大な雨雲、大雨が近づいていましたが、講演会は来られる方がたとえわずかでも、こちらの都合でキャンセルすれば落胆され、無駄なおカネと時間を使うことになるひとが生まれることになります。
 そこで、前日の8月13日金曜の朝にもう、東京を出発しました。

▽そして福岡にて、雨を突いて来てくださった盟友にして俊英の渡邊裕章・九州大学教授 ( 燃焼科学 ) と、青山千春・東京海洋大学特任准教授 ( 海洋資源学・水中音響学 ) とぼくの3人で、久しぶりの対面の議論を、感染症対策をとりながら行いました。
 議題はもちろん、日本が海に抱擁する自前資源の実用化、なかでもメタンハイドレート・メタンプルームの開発の前進です。

▽翌日の独立講演会の本番では、やはり来られないかたも多かったです。
 しかし、それぞれさまざまに努力と工夫をされ、雨中に駆けつけてくださったかたも多かったのです。
 その熱気にこゝろの奥から感動して、「年内に必ずリベンジ開催をします」と約束しました。
 その約束を、11月23日の祝日に実行します。

▽独立講演会の主宰者の独立総合研究所 ( ※ ぼく自身は、独立総合研究所から委託されて講演、つまりお話しだけをいたします ) の連絡によると、11月1日月曜の午後1時には、募集が打ち切られます。
 独立総合研究所にとって、独立講演会は基本的に赤字ベースであり、また社員は、ぼくが社長を務めていたときよりもずっと少数精鋭ですから、それ以上の事務負担は無理だと思います。

▽前述のように、現在のぼくは、独立講演会の運営には一切、関わっていません。
 独立講演会で福岡を再訪することがこの先もあるのかな・・・とも、ほぼ常に考えています。
 やぶ蛇になるし、とてもその気がしないので、独立総合研究所に何も聞いていません。
 最後の機会になったりしないように、ぼくとしては懸命に力を尽くして、お話をし、質問に応えます。

▽もしも気が向くかたがいらっしゃれば、ここをご覧ください。
 来られないかたがたは、それぞれの理由があって来られないのであって、お誘いするのは、正直、最小限度にしたいのです。
 一方で、独立総合研究所は、ぼくが社長時代に掲げた方針のひとつ、営業活動や宣伝活動をしないことを、今も続けています。
 なぜ、その方針か。
 民間の会社であっても、利益は追求せず、国益だけを追求する。外交や安全保障、国家危機管理、資源エネルギーを官、つまりお上に任せきりではいけない。民が立ち上がる。
 そのために営業や宣伝に、経営資源を投入しないのです。
 この常識外の方針を、独立総合研究所は3代目社長となった今も続けています。
 ですから、この無条件の公開情報であるブログ以外には、独立講演会を知ってもらうことが無いのです。
 ときどきは、ブログで話すしかありませぬ。

 ぼくの発信に、関心が薄れゆく気配も感じます。どんなに一生懸命に本を書いても、あまり読まれませんし。 
 一切の原因は、ぼくにあります。
 それはまったく関係なく、また大雨などがあっても、開催を決めた独立講演会は確実に開催し、ぼくは全身全霊でみなさんに語り、ひとつでも多くの質問に答えます。

▽独立講演会をご存じないかたのために、ひとことだけ申せば、これは水面下情報に絞ってみなさんにお伝えする、特別な場です。
 したがって、情報を絶対に外へ漏らさないという条件付きです。
 それに同意して応募していただくので、情報を漏らさないことは、法的な効力のある契約事項となります。
 東日本大震災のチャリティとして第1回を開きました。そこから一度の事故も起こさずに、10年と半年、続けています。
 福岡は、ちょうど120回目です。
 
▼もうひとつは、横浜です。

▽ぼくらの国会@ヨコハマですね。
 前にも一度、申しましたが、これは今や、動画の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」のリアル版です !
 動画の「ぼくらの国会」も、リアル版の「ぼくらの国会」も、このブログと同じく、まったく無条件の公開情報です。もちろん無償です。
 そのために、水面下の動きをお話しすることはできません。

▽今のところ、井上ディレクター、阿久津カメラマン、音声の藤田さんという「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録トリオの素晴らしい協力で、YouTubeの生放送と、アーカイブ放送がある予定です。
 しかし !
 雰囲気や熱気込みのほんとうの中身は、お出でくださったかたに、いちばん、伝わると確信しています。
 三浦麻未公設第一秘書がつくってくれた下掲の募集要項をご覧になって、どうぞ、現場へ ! お出でください。

【 第6回 ぼくらの国会 in 神奈川 】

日時: 2021年10月31日 ( 日 ) 10:00~12:00
★必ず、総選挙の投票を済ませてからお出でくださるよう、お願いします。

場所: 横浜ベイホテル東急 ( ここです )
〒220-8543 横浜市西区みなとみらい2-3-7

参加費: 無料

参加条件: 感染症対策の観点からお住まいの地域を限定いたします。
今回は 【 神奈川、東京、静岡、山梨にお住まいの方 】 を募集いたします。

応募方法: メールでご応募を受付けます。
ご参加可否は後日、メールにてご連絡致します。
◇宛先: shigeharu_aoyama52@sangiin.go.jp ( 従来のアドレスと異なりますのでご注意下さい )
◇件名: ぼくらの国会参加希望
◇本文: ①氏名、②フリガナ、③年齢、④住所、⑤電話番号、⑥支部党籍の有無、をもれなく記載してください。

当日の様子はyoutube生放送&アーカイブ配信を予定しております。
今後、全国でのぼくらの国会 ( 上記のように感染症対策で地域を限定することがあるほかは、どなたでも参加できます ) の開催、および支部総会 ( 議員会館の青山繁晴事務所を通じて自由民主党の党員になられたかた限定です ) を予定しています。
どうぞ楽しみにお待ちください。

★党員になられるには、このブログのこのホーム画面に必要なことはすべて記載しています。
 総裁選でお分かりのように、党内での発言権は、まさしく党員の数に左右されます。
 議員会館の青山繁晴事務所を通じて、自由民主党の党員になって、一緒に自由民主党を内から変えましょう !
 簡単に申せば、・氏名・住所・電話番号・希望する申込書数をお書きになって下のアドレスへメールをください。
 aoyama.shigeharu.info@gmail.com

 ただ、良くある質問も含めてトータルな情報は、このブログのホーム画面にいつもあります。ここです。

▼団体支持はすべてお断りをし、どこからの政治献金も受け取らず、政治資金集めパーティも一切やらないぼくにとって、苦しみ抜きつつも国会議員を続ける動機は、ふつうのみなさんとの上掲のような機会を通じた対話だけです。
 物言わぬみなさんのお気持ちも、日々、ありありと感じています。
 そのうえで、できれば、会いませんか。正直、数少ない、励まされるときです。



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トマス・ペインの Common Sense ( コモンセンス )(2021-10-16 06:23:46)

2021-10-16 12:39:11 | On the Road
 総選挙の結果は、当面の日本に大きく響きます。
 その通り。
 だから、わたし自身も公示になれば、すなわち法の定める選挙期間となれば、日程が苛酷となっても遊説に歩きます。

 しかし
 敗戦日本の根幹は変わらない。
 なぜか。
 それは与野党を問わず、自由民主党も含めてすべての政党に、敗戦国であること、敗戦国であることをむしろ利する特異な権益が貫徹しているからです。

 日本の新政権が、沖縄県石垣市登野城 ( とのしろ ) 尖閣の島に標柱の一本すら立てられず、政権交代をこの総選挙で目指している野党もそこは変わらない、これが象徴しています。

▼2千数百年のあいだただの一度も、国土の1ミリ四方といえども外国人に占領されたことが無かった、世界で唯一の国家が、76年まえに初めて負け、占領され、その影響はそれほどに巨 ( おお ) きく深い。

 ところが、ただの本の1冊がそれを変えることがある。


▼理想論でも空論でもない。
 アメリカはかつて、独立国家となることを想像もしていない国民の社会だった。
 今となっては、信じがたいことですが、歴史の事実です。
 何がそれを変えたのか。
 薄い、1冊の本です。
 本どころか、パンフレットと言われることも珍しくない。

 トマス・ペインの Common Sense ( コモンセンス ) ですね。
「 ( 当時の ) アメリカ人がイギリスに支配されていることを当たり前と思っていること、それがほんとうは非常識であり、独立を目指すことが常識である」という趣旨、真意をみごとに説いた書であり、「コモンセンス」も素晴らしいタイトルだと考えています。
 諸国のほかの方々の解釈は存じあげませぬ。わたしの解釈は、これです。

▼わたしは現職の国会議員です。
 総選挙の応援だけではなく、公務に費やす時間は非常に長い。
 まず、たとえば同期当選の自由民主党参院議員でたったひとり、予算委員会の委員を5年3か月、変わらずに続けてきて、予算委員会の古い、傾いた椅子にじっと座り続けているように、定型の仕事だけです。
 絶対におろそかにしません。
 それだけではなく、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) を同志と創建し、代表を務めていることをはじめ、自由民主党を内から変えるための非定型の公務があります。
 これは、わたしの議員活動にとって、きわめて本質的です。

 それに加え、記者の仕事を辞めてから24年のあいだ、外交、安全保障、国家危機管理、資源エネルギーの各分野の専門家として国際社会で仕事をしています。
 その仕事は、議員となったあともまったく変わりません。

 そうであっても、この命の土台を成す仕事は、ひとりの、しがないもの書き、作家です。

▼そのわたしは、総選挙の応援の進行中も、各分野の専門家としての仕事を変わらずに進行させつつ、1冊ではなく2冊の本を書きます。

 ひとつ。
 敗戦国の国民の常識を脱するための、日本人の新しい常識、しかし古代から途切れることなく続いている深い常識、それを語る、薄い本。
 これは出版社が難色を示しています。
 そのようなパンフレットのような本は、現在の本の流通に馴染まないそうです。
 ある編集者は「それだったら、ふつうの本を、普通のページ数で1冊、書いてください。きっと一定の読者は確保できますから」と仰いました。
 しかし、ほんらいの構想の通りに書きます。

 このエントリーを眼にして、興味を持たれた編集者がいらっしゃれば、連絡してください。
 また、編集者ではなく読者の立場のみなさんは、当然、ネットの活用を含め従来の本の流通に拘らない方法が頭に浮かぶでしょう。
 読んでいただく手段は、あとで決めます。それがこの時代、技術の転換期の書き手でもあると考えます。
 すでに起稿しています。あらためて、すこしづつ書いていきます。

 もうひとつ。
 これは新潮社と長いあいだ、協議してきた本です。
 本のタイトルは常に自分で考えますが、そのタイトルも何度も変えました。
 最終的なタイトルは、『窒息するな』。
 すでに新潮社の編集者のとりあえずの諒解を得て、起稿しています。
 これも、すこしづつではあっても、このまま書き進めていきます。

▼みなさんへの発信、みっつの無条件の公開情報 【 このブログと、動画の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会、動画のリアル版「ぼくらの国会@各地」 】 、ふたつの厳しい条件下の水面下情報 【 独立講演会と、東京コンフィデンシャル・レポート(TCR) 】 も、常に続けます。

▼これらの同時進行を確保するため、身体を、鍛え続けます。
 暮夜、必ず鬱屈するこゝろを、肉体が平然と支えています。

▼衆議院の解散から2日、総選挙の公示まで3日の、10月16日土曜の朝、あらためてこのように考えています。
 このエントリーはとりわけ、丁寧に書きました。
 みなさんの眼に触れるのは、お昼ごろかな ?

 きょうは、短くなってしまった秋がやっと落ち着いたような土曜日、と言ってもたとえば尖閣諸島のある石垣市は今、31度ですが、多くの場所ですこしは過ごしやすいかなと想像しています。
 ごゆるりとお過ごしください。
 仕事のかたも多いでしょう。大丈夫、ぼくと一緒ですから、こゝろで連帯して働きましょう。



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