功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

月曜は「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録があります。(2022-04-24 22:15:21)

2022-04-24 22:52:35 | On the Road

プーチン大統領が核を使うと仄めかすなかで、にんげんが初めて核を落とされた広島において、みなさんと一緒にこれからの日本のまつりごと ( 政 ) を考えたのは深い意義があったと考えます

プーチン大統領が核を使うと仄めかすなかで、にんげんが初めて核を落とされた広島において、みなさんと一緒にこれからの日本のまつりごと ( 政 ) を考えたのは深い意義があったと考えます

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

▼参加者の全員に、議員会館の青山繁晴事務所を通じての入党申込書をお渡ししつつ見送り、そして拙著にサインを求めて待っていてくださったかたの、これも全員に、魂を込めてサインを致しました。
 飛行機はどうにか間に合いました。

 これから月曜の朝にかけて、膨大な仕事(新刊の「ぼくらの選択」の作業、今週の3つの国会質問の質問要旨づくり)が続きます。
 そして月曜は、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録があります。
 きょう日曜の「ぼくらの国会」リアル版も、いずれ、この動画のひとつとしてアップされます。

▼ぼっこくこと「ぼくらの国会」は、再開からきょうで3回となりました。
 旭川、奈良、広島ですね。
 そして続々と開きます。
 以下の中から、ご自分に近いところを探してくださり、逢いに来られませんか?
 正直、深い充実を感じます。


★「ぼくらの国会」リアル版は・・・
 国会活動1期6年を赤裸々に報告します。
 同時に、ウクライナ戦争をはじめ現下の課題を、真っ直ぐに、しかし多様に、深掘りします。

・青山繁晴講演のあと質疑応答
・地元選出の護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) メンバーの代議士との対談もおこなう場合があります
・参加費 無料
・感染症対策からも会場に人数制限があります。ご参加可否はメールにてご連絡致します。




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ロシア大使館員の国外追放が「1センチの前進」である理由(2022/04/20)

2022-04-24 19:03:00 | ニッポン放送

日本政府、ウクライナへ円借款3億ドルに増額表明

岸田総理大臣は4月19日夜、バイデン大統領の呼びかけで開かれたウクライナ情勢のオンライン会合に出席し、ロシアの侵略を受けたウクライナの経済を下支えするため、円借款を従来の1億ドルから3億ドルに増額すると表明した。また、自衛隊が保有する化学兵器に対応した防護マスク・防護衣の他、ドローンを提供する方針を説明した。

飯田)G7各国の他、ポーランド、ルーマニア、EU、NATO事務総長も会合に参加しました。円借款もそうですが、防護マスク等々も提供と。これはウクライナの求めに応じてということのようですが。

ロシア大使館員の国外追放が「1センチの前進」である理由

ロシア大使館員の国外追放が「1センチの前進」である理由

自由民主党・参議院議員の青山繁晴が4月20日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。日本政府が表明したウクライナへの円借款の増額について解説した。 日本政府...

ニッポン放送 NEWS ONLINE

ゼレンスキー大統領の本音は「軍事的なアシスタンスをして欲しい」 ~日本は一切できない

青山)日本が現憲法下でできることをやっているという状態です。

飯田)日本ができることを。

青山)あくまでも「ゼレンスキー大統領が指導するウクライナの求め」ということにはなっていますが、ゼレンスキー大統領が本音でおっしゃっているのは、「軍事的なアシスタンスが必要だ」ということです。日本はそれが一切できないことになっています。「ドローンはその方向で使われるのではないか」と、記者から質問が出ますが。

飯田)記者から。

青山)やむを得ないこととは言いつつ、世界秩序が目に見えて壊れているのです。逆に言うと秩序が壊れるということは、新しい秩序づくりなので、いままで通りのやり方として、嫌な言い方ですが「お茶を濁す」という姿勢があると感じますよね? 本当は日本なりの犠牲も払って貢献しているのですが、そう受け止められない。それは湾岸戦争のときの記憶に直結して、「何も変わっていないな」となるでしょう。

日本の動きも見ている中国 ~「台湾、尖閣」の有事につながる可能性も

青山)中国は日本の動きもずっと見ているのです。「日本は変わっていないね。竹島を奪われても、北方領土を奪われていても、何もできない日本そのままだね。では、台湾プラス尖閣で動こうか」ということにもつながるのです。

飯田)中国からすれば。

青山)いい加減な予想を言っているのではなくて、日本は抑止力を日々失いつつあるということなのです。これまでの日本はアメリカの抑止力があったわけですが、ウクライナ戦争が見せつけているものは、「アメリカが力を失っている」ということなのです。

最低限の後方支援を行うべき ~軍隊への水や食料等の支援など

青山)日本が以前と同じままでは、日本の守りがなくなるということです。だから、ウクライナで虐殺され、苦しむ人々を助けることに関し、円借款のプラスアルファだけではなく、直接的な支援をもっと行うべきなのです。軍事行動を直接取ることはもちろんできませんし、しませんが、ウクライナ軍への最低限の後方支援のなかでも、軍隊とは言え普通の人間ですので、水や食料、医薬品を渡すことはできるのではないでしょうか。

飯田)水や食料などを。

青山)しかし、これを渡すと軍事支援とみなされます。みなされますが、そういうことまで踏み切らなければいけないと思います。


ロシア大使館員の追放は「情報工作員」の追放だった

飯田)装備品の提供等々というところでは、防護服などの話になっていますが、外交的なところで、ロシア大使館員の追放が報じられています。ここまで踏み切るということも、いままではなかったと言われていますが。

青山)ないですね。日本が今回追放した外交官というのは、外交特権を持っているけれども、基本的に全部工作員です。「全部」と言いましたが、それは私の個人的見方であり、私なりの情報の裏打ちがあって申し上げているので、ロシアはもちろん全面否定しています。

飯田)ロシアは。

青山)「そうです。これは工作員です」と言うわけがない。そういう人を日本は慎重に選んで、「出て行ってください」と。だから実際に国外に行きます。ロシア側がそこに応じるのも、はっきり言うと脛に傷があるからです。この件に関しては、ヨーロッパがやったから日本もそれに倣いますというだけではありません。

ロシアに対して「日本はわかっているのだ」というアピールにも ~初めて抑止力を発揮することができた

飯田)きちんと我々も見ているのですよと。

青山)1つ大きな意味があったのは、外交官の顔をしているけれども、この人は情報工作員で、日本の世論工作もやっています。中国人民解放軍のように世論戦、心理戦、法律戦の「三戦」などとは言わないけれども、同じことをやっています。

飯田)ロシアの工作員も。

青山)「わかっていますよ、この人ですね」と日本が指し示したのは、初めてなのです。ときどき、「ロシアの工作員が自衛官に接触しようとした」という小さな事件があって、すぐにその人がいなくなるということがありますが、そうではなく、「もっと潜り込んでいる人を知っていましたよ」と日本が示し、初めて抑止力を発揮したのです。外交官追放にはその意味があるので、そこは1センチ前進したのではないでしょうか。ロシアは「ギョッ」としていると思います。

ロシアの情報工作員の国外追放は「1センチの前進」

飯田)ロシア大使館のなかに「こういう人がいますよね」と示したのは、他の大使館についても見ているということですか?

青山)中国はもっと多いですし、アメリカにもイギリスにもいます。いないのは日本だけなのです。だから、ロシアが日本の外交官を追放するときに、日本の工作員が含まれているわけではないのです。相互主義だけれども、本当は相互ではない。それは日本が情報弱者であるということでもあります。

飯田)情報弱者であると。

青山)私は国家情報局、あるいは戦略情報局の設置法案を国会に出せと言っていますが、新しい日本の統合情報機関ができたときに、こういう不正工作をしろということではないのです。違う道を行く。ただし、相手の不正工作は防げなければいけないし、本当は全部摘発しなければいけない。今回は、そういう意味では「1センチの前進」ですね。

飯田)前進したと。

青山)世界のなかでも、私の知っている民主主義側の情報コミュニティは驚いているし、「やはり把握していたのだね」と言っています。ちなみに、私のルートで「米英を中心にした」と言っておきますが、民主主義側に「そちらのリストと合っているか」と聞いたら、「合っている」ということでした。

飯田)正解であると。

青山)これは日本政府がアメリカにもらった情報ではありません。独自に調べたものです。日本の警察は、スパイ防止法がないから何も動けません。動きませんが、しっかり見て、把握していることは把握しているのです。それを今回、世界に証明したのです。



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「当日参加でもいいですか」(2022-04-24 10:20:02)

2022-04-24 10:53:09 | On the Road
▼きょうの「ぼくらの国会」リアル版@広島も、島根県のご夫婦から「当日参加でもいいですか」と問い合わせがありました。
 大丈夫ですとお返事しました !

▼わざわざ島根県から、ありがとうございます。感激です。
 お気をつけて、お出でください。
 島根は、原発のテロ対策などを含めて良く訪ねています。宍道湖の美しい夕陽、美味しいシジミ。最高です。

 ぼくも東京から広島に向かっています。
 
▼きょうの広島も、その他の「ぼくらの国会」も、このエントリーをご覧ください。
 エントリーの後半に、次の開催地一覧、事前応募の仕方を整理して述べています。

ぼっこくこと「ぼくらの国会」は当日参加OKです

ぼっこくこと「ぼくらの国会」は当日参加OKです

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

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まほろばの地、奈良にて (2022-04-24 00:01:02)

2022-04-24 01:31:00 | On the Road
▼疾風怒濤の「ぼくらの国会」リアル版となりました。
 6年間の積み重ねの一端が、噴き出た感もあります。

▼集まってくださったみなさんに、魂から感謝を捧げます。
「ぼくらの国会」を@奈良を記録した、この動画を、視てくださるみなさんにも感謝します。

▼そして、いつも疾風や怒濤だけではないです。
 ふだんのぼくは、議員会館の青山繁晴事務所で、クダラナイ冗談を言っています。

 ぼっこくこと「ぼくらの国会」リアル版は、全国の各地で、これからも続きます。
 きょうも広島でおこないます。
 みなさんと、充実した、愉しい人生の時間を共にしたいですね。
まほろばの地、奈良にて、ほんとうの国会議員像というものを、覚悟を決めてみなさんと一緒に考え抜きました

まほろばの地、奈良にて、ほんとうの国会議員像というものを、覚悟を決めてみなさんと一緒に考え抜きました

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

★「ぼくらの国会」リアル版は・・・
 国会活動6年の本音を、裸の言葉で報告しつつ、ウクライナ戦争を含めたった今の問題を、違う立場、多様な意見のみんながこゝろをひとつにしつつ一緒に考えます。
 以下の各地で、募集しています。

・青山繁晴講演のあと質疑応答
・地元選出の護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) メンバーの代議士との対談もおこなう場合があります
・参加費 無料
・感染症対策からも会場に人数制限があります。ご参加可否はメールにてご連絡致します。





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青山繁晴議員が指摘する「経済安全保障推進法案」の最大の課題(2022/04/20)

2022-04-24 01:20:00 | ニッポン放送

「経済安全保障推進法案」とは

飯田)昨日(4月19日)も国会で午前中、質問に立たれていましたけれども、予算のあとは「経済安全保障推進法案」が目玉の1つだと言われております。経済安全保障について、どういうものだとお考えですか?

青山)「安全保障」と聞くと軍事や治安、危機管理などについてのことだと思われる方が多いのではないでしょうか。

「マスク不足」への対策も安全保障の1つ

青山)ところが、経済のなかにも安全保障はあるのです。今回の「武漢熱」……私は新型コロナウイルス感染症のことを武漢熱と呼んでいますが、マスク不足になって、気が付いたらマスクはすっかり中国製品に頼っていた。その中国が輸出を控えたら、私たちは感染症流行の最中に、マスクも手に入らないという事態になってしまった。これも安全保障ですよね。国民の健康や命に直接関わることですから。

経済のなかにも安全保障はある

青山)それだけではなく、日本の中小企業が海外の企業に買収されることはよくありますが、中国に買収された場合、それだけでは済みません。技術者の方、あるいは技術そのものが中国に移ってしまい、そのあとに企業が潰れるという状況を間近にご覧になる方もいらっしゃいます。

飯田)技術者が流出して、そのあとに。

青山)また、かつては世界のマーケットで大きな力を誇っていた日本の半導体が、東芝が大変な苦境に陥っていることも含めて、どんどん小さくなっています。やがてなくなってしまうのではないかという状況にありますが、「経済のなかにも国民を守り、国益を守る安全保障があるのだ」という考え方がこれまでは弱かった、ということです。

青山繁晴議員が指摘する「経済安全保障推進法案」の最大の課題

青山繁晴議員が指摘する「経済安全保障推進法案」の最大の課題

自由民主党・参議院議員の青山繁晴が4月20日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。経済安全保障推進法案について解説した。 「経済安全保障推進法案」とは 飯田...

ニッポン放送 NEWS ONLINE

「経済安全保障」とは経済においても国益を貫き、自国民を守り、世界の民主主義を支えること

飯田)いままでは自由にやって、自由な発想でお金儲けをするという方が先に立つようなところがあった。

青山)「経済と安全保障は別の話」だという認識が強かった。特に敗戦後、77年間の日本では、軍事や国家の危機管理は「少し変わった人がやることだ」という間違ったイメージがあって、経済と切り離していたのです。しかし、「まったく一緒のものだということをもう一度考えましょう」ということです。

飯田)経済と安全保障が一緒だということを。

青山)その上で、先日の参議院本会議では、岸田総理が答弁のなかで2回、「経済安全保障には明確な定義がない」とおっしゃっていました。私はそれを本会議場で聞いて、「これはいけない」と正直思いました。定義というと、学者がするようなイメージがあるのかも知れませんが、政治こそが国民にわかりやすく、定義を示さなくてはいけない。

飯田)わかりやすく。

青山)まず政府、政治が「経済安全保障はこういうものですよ」とはっきり示さなければいけないということを、昨日の質問の冒頭に申しました。それを言う以上は、私の定義を示さなければいけないので、このように申しました。「経済においても国益を貫き、自国民を守り、世界の民主主義を支える。それが経済安全保障です」と。

飯田)経済安全保障とは。

青山)「自国民」とわざわざ「自」がついているのは、経済安全保障は中国に限らず、諸国の国益がぶつかる場でもあるので、綺麗ごとを言っていては日本国民を守れません。だから「自国民」ということをはっきりさせる。同時にそれだけ言っていたら、紛争・戦争につながりかねないので、「世界の民主主義を支える」と申しました。民主主義は必ず平和とともにあるので、「それも含めて」ということです。小林大臣はもっと簡潔な定義をおっしゃっていて、昨日の小林大臣の答弁は全体的に率直であり、若き大臣として力を発揮されていたと思います。

2022年4月20日(水)コメンテーター 青山繁晴 - 飯田浩司のOK! Cozy up! - Omny.fm

2022年4月20日(水)コメンテーター 青山繁晴 - 飯田浩司のOK! Cozy up! - Omny.fm

4月20日(水)ニュース ▼「経済安全保障推進法案」                 ▼ロシア軍がウクライナ東部ドンバスへ総攻撃開始か』        ...


この法案の課題

飯田)小林大臣もおっしゃっていましたし、青山さんも指摘されていましたが、全体の定義があって、今回の法案はそれを全部網羅するものではなく、いま喫緊にやらなければならない項目を4つに絞ったということでした。毎年ブラッシュアップするくらいのものになっていかなければなりませんね。

青山)私が昨日の質問の冒頭に申し上げたのは、法案における最大の課題として、この法案を国民の方が一生懸命読んでくださっても、仮に別の感染症が来たとして、マスクは絶対に大丈夫だとか、日の丸半導体が復活するとか、中小企業が中国に乗っ取られたりしなくなるとは思えないということです。

「セキュリティ・クリアランス」

青山)もう1つ、「セキュリティ・クリアランス(適格性評価)」という言葉があります。私は民間の時代から世界の原発や軍の施設を回ってきましたが、そのときには必ず「この人はこういうところに入れても大丈夫。機密情報を話しても大丈夫」だという証明が必要です。外国、つまり二国間以外に情報を漏らしたりしない、商売に使ったりしない、そういうことが公で確認されているものです。私の場合は日本政府による証明書を持って行ったわけです。

飯田)証明書を。

青山)日本政府としては、史上初めて発行したと思うのですが、民間人だけれども公のために仕事をして、利害関係はないと。そういう証明書を持って行ったりすることを「セキュリティ・クリアランス」と言うのですが、経済安全保障において、それが「いろはの“い”」であるはずなのに、かけらもありません。

飯田)セキュリティ・クリアランスについて。

青山)そういうところも考えて、小林大臣ご自身が質疑の冒頭に、この法案を「まずは不完全だ」とおっしゃったのです。私が政治記者だった時代も含め、こういう場でそのような発言は聞いたことがありません。まだ法案が成立していないのですよ。

飯田)そうですね。

青山)成立したら、「今度は改正ですね」と質問する側が言うことはあるけれども、大臣が言ったのはたぶん初めてではないですかね。

飯田)大臣が言ったのは。

青山)それは小林さんの、若いけれども懐の深さを語ると同時に、「経済安全保障の関連法案には課題がたくさんある」ということなのです。「この法案だけでは足りない」と大臣もおっしゃっているのだから、スパイ防止法も必要であり、当然ながらインテリジェンス、情報の支えがないといけない。経済安全保障と言っても、深情報がなくてはなりません。

情報組織を1つにまとめた「戦略情報局」の設置

青山)日本は情報組織に関して、内閣情報調査室や公安調査庁、警査庁の情報部。新しいところでは国家安全保障局の経済班。それから防衛省の情報本部など、バラバラなのです。

飯田)1本ではない。

青山)これを統合するために、国家情報局……呼称については、私は「戦略情報局」でもいいと思っていますが、大事なことはいま、日本は車の片輪で走っているのです。安倍内閣のときに「国家安全保障会議」がやっとできて、経済安全保障も含め、一括してやりましょうと。情報の裏打ちがないとできないので、同じ総理官邸に国家情報局、あるいは戦略情報局を置くということになった。そして設置する法案を密かに準備していたのだけれども、国会に出せなかったのです。

飯田)出せなかった。

青山)「この通常国会で出そう」というところまでは行ったことがあったのですが、安倍さんは「政治的コストがかかると国政選挙で負ける」と、それをすごく考える人でしたから。逆に言うと、一度も負けなかったから長期政権になったのですが。

飯田)それをやるには政治的コストがかってしまうと。

青山)それでそのままになっているので、経済安全保障推進法案が出てきたならば、そういう法案も出さなければいけないということを申し上げました。小林大臣は「この法案は不完全です」という言葉以外は慎重にお答えになっていたのですが、全体としては、前に向いた議論ができたと思います。



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