▼岸田総理は、サンフランシスコの日中首脳会談で、中国の習近平国家主席に対し「日本のEEZ ( 排他的経済水域 )に設置されたブイの即時撤去を」と求められました。
総理自身が、会談後に記者団に明らかにされました。
▼岸田総理が護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会/自由民主党の衆参両院議員93人 ) の提言を受けて、こうした行動を取られたのは意義あることです。
▼先ほど、議員会館の青山繁晴事務所で、護る会代表として時事通信の取材を受けました。
総理がシスコのぶら下がり会見で、かなり長く話されたその全容を把握しました。
そして取材に対しー
( 1 ) 習近平主席に対し、ブイの撤去、水産物の全面禁輸の解除、拘束している邦人の解放を求められたことを評価します。
( 2 ) 安倍総理が習近平主席に対し国賓での来日を求めた誤りについて、もう一度要請なさるといったことをなさらなかったのも評価します。
( 3 ) ブイについては、これでボールが中国側に投げられたことになります。
中国が自主撤去するかどうかをみて、動きがなければ、海上保安庁が護る会の提言にあるとおり、「海のゴミ」として撤去するよう求めます。
中国側の動きを待つのは、長くて一週間程度とすべきです。
なぜなら、船舶の航行の安全にかかわることであり、ほんらいは早急に対処すべきことだからです。
ーといったことを述べました。
▼上述のように、現時点で分かっている「総理発言の全容」を把握した上での見解です。
もしものちに、総理発言や、あるいは日中首脳会談での発言ぶりに、違う点があれば、新たな見解を明らかにします。