公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

劣後の最高位にあるものは

2011-03-01 19:12:30 | ドラッカー
難しいのは優先順位ではなく劣後順位の決定 ドラッカー『経営者の条件』

 「いかに単純化し組織化しても、なすべきことは利用しうる資源よりも多く残る。機会は実現のための手段よりも多い。したがって優先順位を決定しなければ何事も行えない」(『創造する経営者』)
 
 「安易に成功しそうなものを選ぶようでは大きな成果はあげられない。膨大な注釈の集まりは生み出せるだろうが、自らの名を冠した法則や思想を生み出すことはできない。大きな業績をあげる者は、機会を中心に優先順位を決め、他の要素は決定要因ではなく制約要因にすぎないと見る」(『経営者の条件』)



劣後順位、つまり最も後回しにして良い事。
必ずしもビジネスではないが、私は『コントロール出来ない事』を劣後の最高位においている。
コントロール出来ない事で悩まない事、これが一番だ。もっと優先度の低い事は山とある。( ̄^ ̄)ゞ

だが『見えない機会を創造する観察』のリソースとして『コントロール出来ない事』は宝の山でもある。

『コントロール出来ない事』に悩まなくても構わないが、観察はプロの仕事。なぜなら勝負の世界、この『コントロール出来ない事』が予測可能になった場合のプラス効果が絶大だからだ。野村ID野球みたいなものだ。
ドラッカーはそこまでは言ってない。

見えない機会を創造する観察方法を身につけることが最も必要な習慣なのだ。

1 新聞やメディア報道の読み方
2 金融、商品指標の読み方
3 流行の裏の読み方
4 人口動態や思想の避けがたい大きなトレンドの読み方

独自に観察方法を考え行動する。悩むべきはここにある。
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