「通産大臣が抜き打ち的に二十数万坪のなかの六万坪を昭和石油会社に払い下げた。これは昭和石油会社はイギリスのシェル石油の子会社であって、株の過半数をシェル石油会社が持っておるために、経営はシェル石油会社がやっておる。」 人間尊重五十年 出光佐三
p282 昭和三十二年4月 訓辞
このようにイランの石油国営化事件で日章丸とイギリスの戦いがあり、さらに徳山製油所の用地利用についても国が民間企業で . . . 本文を読む
神は被造物において自分自身を存在として認識する
『マイスター・エックハルト(Meister Eckhart, 1260年頃 - 1328年頃)は、中世ドイツ(神聖ローマ帝国)のキリスト教神学者、神秘主義者。
エックハルトは、ドイツのテューリンゲンにて生まれる。タンバハという村で生まれたと推測されている。 パリ大学にてマイスターの称号を受ける。トマス・アクィナス同様、同大学で二度正教授として講義を行った。 ドミニコ会のザクセン地方管区長やボヘミア地方副司教等を歴任した。 1326年ケルンで神学者として活動していたエックハルトはその教説のゆえに異端の告発を受け、これに対し「弁明書」を提出。 当時教皇庁があったアヴィニョンで同じく異端告発を受けたウィリアム・オッカムとともに審問を待つ間(もしくはケルンに戻った後)に、エックハルトは没した。 その死後 1329年、エックハルトの命題は異端の宣告を受け、著作の刊行・配布が禁止された。 これによって彼に関する記録はほとんどが失われたため、その生涯は上記の「弁明書」等から再構成されるのみであり、不明な部分が多く残されている。』 . . . 本文を読む
前にも書いたことがあるが、20世紀の哲学の失敗は自由を無批判に定立したことにある。精神世界に限定した自由に限ってみても、自由のない神は矛盾しているし、その神を捨てた所で、何ら哲学的前進はない。自由というのは人間(社会)の欠陥を修正するための意志のあり方であって、風の様に吹いてくるものではない。 . . . 本文を読む