司馬遼太郎 「竜馬がゆく」 より 「一民族の居住地を神の縄張りとみ、神聖とみ、異民族が足を踏み入れると穢れる、という土俗思想は、何も日本に限ったことではない。ニューギニアの未開人にさえある。ふるい時代、ヨーロッパにもあった。水戸学は、この土俗風土を調味料として、中国の尊王賤覇(王家を尊しとし、武力で開いた政府を低しとする考え)の思想を中心としたもので、思想と言うよりも、宗教味をおびていた。」 . . . 本文を読む
2008年と似てきた 白金も下げつつある。アジアが大きな調整時期に入った。
『金相場下落は金融相場から業績相場への転換か』=金の相場が2011年のピーク水準から約36%下げ関心を集めている。
背景には(1)アメリカの金融緩和打ち止め、(2)新興国の景気減速、などがあるようだ。なかでも「BRICs」の名前で成長が注目されてきたブラジル、ロシア、インド、中国といった新興国の経済減速が鮮明と . . . 本文を読む
追補 その後解説本が出ていた だいたい日本に大衆解説本が出るまでに10年かかる。
https://note.com/morikita/n/n933adec971fcパラドックスの話題のすぐあとで、日経サイエンス7月の特集でこんなのが出ていた。「量子力学は非常に成功した理論ではあるが,奇妙なパラドックスに満ちている。量子ベイズ主義(Qビズム)という最近発展したモデルは,量子論と確率論を結びつけ . . . 本文を読む
小泉八雲の作に有名な「日本人の微笑」というのがある。外国人をも感化する、それほどに個人の幸福が<微笑みと微笑み返し>という行為を通じて、相互依存が個の幸福が保証していると、まったく自然に信じて実現している明治期の日本人は、この世の幸(さち)を享受することに長けていたのだ。 . . . 本文を読む
「死にゆく過程に対する抵抗の総和」と定義したリヨンの生物学者、医師マリー・フランソワ・クサヴィエ・ビシャ。熱力学的定義としては間違ってはいないが生命の内容メカニズムに踏み込んではいない。例えば塵埃の如く死んでいるに等しく、環境にただ漂うだけのウイルスは何に対しても抵抗していないが一応生命である。しかし死を含んでいるという点でビシャの考えは大変に優れている。 life as "those set of functions which resist death" Bichat . . . 本文を読む
この小泉八雲の短い物語の中に、虫の声を聞くという日本の世俗の文化が教えるものの奥深さを是非鑑賞してほしい。。「「草雲雀」といふのが彼の日本名である。そして、彼は市場でちやうど二十五錢の値段である。すなはち自分の重さだけの黄金よりもはるかに高價である。こんな蚊のやうな物が二十五錢もする!」 . . . 本文を読む