しかしデデキント切断と同じように、直前過去と直後未来の中点が必ずしも今とはならない。仮に今というものに微小な幅があったとしても、それは中点をもち、有理数のような悟性の対象であるはずで、過去か未来かのどちらかの見る世界に帰属するはずである。したがって中点のようなものが今と定義したこと自体が誤りであって、今は過去や未来とは全く性質の異なる存在である。なぜなら過去も未来も存在しないが、今は存在するのであるから。 . . . 本文を読む
新しい研究の著者らは、2枚重ねのグラフェンで観測される物理現象を、「電子が時折宇宙間を飛び交う2次元の宇宙の物理現象として再解釈することができる」と理論づけている。メリーランド大学の研究者が行った研究結果は、別の宇宙が存在する見通しを示唆するものである可能性があります。同大学のウェブサイトに掲載されたプレスリリースによると、共同量子研究所フェローのビクター・ガリツキーと大学院生のア . . . 本文を読む
夢があやふやであったり、部分的にはっきりしたりしているのは記憶の問題ではなく、睡眠中のデフォルトモードネットワーク波動の量子的性質によるものと考察してみる。これを思考量子と名付けようと思う。脳の量子力学は計算機開発への発展が期待できて面白そうだ。つまり漣が止まって見えるような明鏡止水の心境はある種の放心(思考量子の粒子性)が関わっている。
神経科学 . . . 本文を読む
多世界宇宙論にも通じる思弁を展開したライプニッツであったが当時の常識であるアリストテレス哲学と予定調和論に矛盾しないように工夫されているモナドロジーは現代的に、思弁哲学を乗り越えて再解釈しモナド論を《モナドもつれ関数の群論的アトミズム》として発展させたいと思っている私にとって窮屈で中途半端である。 但し もつれとは:対象を認識するさまざまな仕方全般の物理的基礎
. . . 本文を読む
最も一般的な思考の定義は対象から情報をなんらかの形で取り出して、その自由度の拡がりから別の構造に変えて、対象を書き換える行為である。予想される次元は無次元の情報量を距離で割ったm -1。時間は思考の次元に関係しない。短い距離に情報が詰まっているほど、思考は純粋性を高める。最も純粋な思考はブラックホールである。 . . . 本文を読む
宇宙に比べれば一瞬に等しい人の一生。人生の主観的厚みというのは変換された虚構《一種類の絶対時間》ではなくこの変換の多様性である。目的が一段目にとどまる人間同士の場合、心理的関係の数だけ変換できる時間が『ある』。 . . . 本文を読む
再掲(コロナ前)
毎日の通勤時には、関係の数を数える。朝の関係の数は、ゼロと言っても誇張ではない。帰りの関係の数はだいたい7-8に。この季節は新人達の関係の数が寄与して20-30くらいにはなるだろう。しかしやがていつもの数に戻る。(コロナ後 ほぼゼロ)利害関係が関係をバラしてゆく。なぜならば、関係にはコストがかかるからだ。かけられるコストは有限で、互酬関係の強弱に応じてコストが変わる。これが一カ . . . 本文を読む
AIがこのページを要約
人間は死後の自分に教えられる仕組みになっている。人間は死ぬまで魂の修練を続けて行くべきだと筆者は主張。時間因果は肉体の演算だから、死後の世界には時間因果はないとも。
世界の総てを映し込む明鏡止水の境地にあって人間は死後の自分に教えられる仕組みになっている。人間は死んで子供の前に現れるのではなく生きている時の自分の前に現れる。死後の世界には時間因果はな . . . 本文を読む
一般に私達は世界を無限に理解できるというアトミズムの延長可能性、つまりどこまでも分解できる要素からなることを疑わない。中途半端な科学者は特にそうである。物理学上物質の死はプランク面積上の分解不可能な状態情報のデジタルに行きつく。人間の死もある種の情報になる。もはやアトミズムや因果法則では世界の素朴な理解ができない。世界理解の最後は群論に行き着くように思う。しかしなぜ数学になっているのか?初心に戻っ . . . 本文を読む
明鏡止水の明鏡は磨かれた鏡ということだが、止水は澱みない静謐を止まった水(行雲流水の逆)のイメージと結合することで、明晰で冷静な心の状態を指すと解釈されている。Weblio では明鏡止水とは、邪念ややましさがなく、落ち着き払っているという意味のこと。明鏡止水の語源は、「明鏡」と「止水」の二つの言葉が組み合わさってできた四字熟語であり、中国古典「荘子」の「徳充符篇」に由来した言葉である。明鏡止水の「 . . . 本文を読む