『シェルの歴史は、ユダヤ人マーカス・サミュエル(Marcus Samuel, 1st Viscount Bearsted、 後の初代バーステッド子爵)が来日した際に横浜近郊の三浦海岸で見つけた貝があまりにも美しく、拾い集めた貝殻を持って帰国。貝殻細工の製造販売で財をなしてロンドンに開店した小さな骨董品店に始まる。カスピ海から輸入した貝殻が人気となり、利益も大きかったため、次第に事業を拡大して輸出入 . . . 本文を読む
春の南内房、鋸南町へ行ってきた。
菱川師宣の出身地保田の記念館で寛文、延宝年間の俗な書物、仮名草子や吉原本の挿絵など、版画がまだ墨一色だった頃の作品が置かれている。地味な記念館だが、好きな人には楽しめる。
菱川師宣といえば、見返り美人図、本物は東博にある(友竹とは師宣が晩年の号、見返りというよりは舞踊の一瞬と私はおもう、おいどの下がりがわかるだろうか。)。
写真はソプラノ歌手の田中彩子 . . . 本文を読む
湯屋『 湯屋を風呂屋という人が多くなっただけでも、東京の湯屋の変遷が知られる。三馬の作に「浮世風呂」の名があっても、それは書物の題号であるからで、それを口にする場合には銭湯とか湯屋(ゆうや)とかいうのが普通で、元禄のむかしは知らず、文化文政から明治に至るまで、東京の人間は風呂屋などと云う者を田舎者として笑ったのである。それが今日では反対になって来たらしい。 湯屋の二階はいつ頃まで残っていたか、わた . . . 本文を読む
『そこでは、アイヌ語の単語の意味もろくに知らず、アイヌ語の文法のブの字も分らないような人々が、バチラーさんの辞書と永田方正さんの『北海道蝦夷語地名解』を唯一の虎の巻として、アイヌ語のカムイは神様の意味で、コタンは村だから、カムイコタンは、神様の住む美しい里だなどと、まるでエデンの園を思わせるような解釈をぶっているのであります。しかし、アイヌ語のカムイは古くは悪魔の意味ですから、カムイコタンというの . . . 本文を読む
謎 1 なぜ桂ハリマン合意1億ドルを即刻蹴ったのか 謎 2 なぜ石原莞爾の反対を押し切って南京への南進だったのか 謎 3 なぜ二二六は渡辺錠太郎をターゲットにしたのか 謎 4 なぜ突如天皇機関説は不敬の学説になったのか 謎 5 なぜ昭和天皇は東京裁判に召喚されず助命されたのか 謎 6 なぜグルーは原爆投下に反対したのか 謎 7 現在の価値で2兆円もの借款の目的はなんだったのか 謎 8 なぜ早く戦争をおわらせられなかったのか 謎 9 なぜチャップリン来日は事変とシンクロしてるのか . . . 本文を読む
大菩薩峠甲源一刀流の巻中里介山この小説「大菩薩峠」全篇の主意とする処は、人間界の諸相を曲尽して、大乗遊戯の境に参入するカルマ曼陀羅の面影を大凡下の筆にうつし見んとするにあり。この着想前古に無きものなれば、その画面絶後の輪郭を要すること是非無かるべきなり。読者、一染の好憎に執し給うこと勿れ。至嘱。著者謹言
『人間界の諸相を曲尽』とは、何だ。
類型を設けつつ、全体を漏らさないということは . . . 本文を読む
この図の炭酸ガスの吸収域波長と地球輻射波長域の重なりを見てほしい。騙されてはいけません。地球は金星のようにはなりません。なぜなら星の色合いが違うからです。『一方、表層気温変動の支配要因が大気二酸化炭素の温室効果であったとい う通常の解釈に対して、二酸化炭素の寄与はほとんどなく、実際に表層気温 を決定しているのは雲量であり、それを決定するのは銀河宇宙線の大気への 流入量であるとする新しい解釈が提案さ . . . 本文を読む
昨日から曇りがちで雨になりそうな天気。この絵を見て思う事は明日の投稿に。。
賑やかな鳥の声が聞こえる。
春の新芽に数十の鳥が集まっている。
甘い香りがどこからか漂ってくる。
3月28日 桜待つ夜の手前に梅花香
4月5日 散る桜おい出で柿の青葉かな
谷崎潤一郎の最後の晩餐は牡丹鱧、永井荷風の最後の晩餐はカツ丼だった。まだ戦争中の昭和20年8月14日の岡山での再会が最後 . . . 本文を読む
いかにも不安定そうな
つるつるした斜面を
一人この男は登っている
この稜線の先に
果たして男は立っているのか
誰も知らない
その男の背中を見ながら 私は
登ってゆく
その男は私とは昨日まで同じ一つの影だった
先をゆく男も
後を歩く私も
元は同じ影だった
先をゆく影も
後をゆく影も
元は同じ太陽を背にしていた 私たち
今は二つの太陽が
先を照らし、後を照らす
二 . . . 本文を読む
2015/07/12追加編集済み
直近インタビューが掲載されている。一部の翻訳を紹介する。60ミニッツはもう随分前に見られなくなったから貴重な映像だと思います。四年間世界のメディアはバッシャール・アル=アサドを悪の権化として固定してきた。日本のメディアは西欧主張になびく解説を基本形とし、総じて昨年の選挙は正当性が疑わしいという煙を上げていた。少なくともアサド大統領が国民の支持を得てシリアを代表し . . . 本文を読む