公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

なぜ傷み続け耐えるのか

2010-10-20 22:47:49 | 日記
かつて輝いていた企業が上場後に活気が失われるのはよくあること。

残念ながら内部者は気づいていない。

なぜだろうと思ってきた。

企業の力は綱引きに似ている。統制された力が出ていなければ、どんなに選手が多くても勝てない。

統制された力は、各選手の手元に伝わる張力にたいする感度を通じて実現する。命令ではないのだ。

各人のhands on feeling が各人の使命と役割とに関連づけられていなければ組織は力を出す事が出来ない。

内部者は会社が傷むまでなぜこの事に気づかないか。

たぶんそれは、その会社がそれにもかかわらず利益を出しているからだろう。
会社がその実質的部分から遊離した商品となる時、現下の利益が実質の変化を惑わす。
つまり会社は消費者や顧客と綱引きをしてはじめて生き生きしている組織だ。最初に顧客に引かれる事無しに綱引きは出来ない。ビジネスは主客の緊張に宿るのであって、勝手に引っ張る綱引きが無いのとおなじ。

手応えの無い投資はやめるべきであり、手応えの無い価格は価格ではない。
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