公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

大阪市廃止は国柄の転換

2020-11-01 17:35:00 | 捨て置けないニュース
公明党と維新との密約
ハシゲ
「急ぎすぎと言うけど公明党と握ったわけですよ、衆議院選のイスを維新は公明党に譲る代わりに賛成になってもらった。衆議院選の後に投票だとこの約束がどうなるかわからない。その前にやらないといけない。」

以下は朝日新聞系AERAの記事の一部
前回、2015年の住民投票で反対にまわった公明党が今回、賛成にまわったことで、可決の公算が大という見方もあった。10月18日に公明党の山口那津男代表が大阪入り。大阪維新の会の松井代表、吉村代表代行らとマイクを握り「賛成」を訴えた。公明党の国会議員はこう話す。

「表向きは大阪の公明党支援のために山口代表は現地に入った形になっている。だが、国政は自公でやっているので当然、菅首相と調整しています。10月下旬の調査で維新の劣勢が明らかになると、創価学会を動員し、賛成票を集めるべく各支部に指示を出してテコ入れをしたんだが…」

 待っていたのは、敗北という結果に…。敗因をこう分析した。

「正直、大阪の動向を読み違えていた。当初、大阪の公明党支持者の7割が前回同様に大阪都構想には反対と言っていた。山口代表が大阪に乗り込み、5割から6割は賛成にまわってくれたはず。だが、そうは言っても、投票に行かずに寝てしまった人がかなりいたようだ」(前出の公明党議員)
約束は守ってるとすかさず公明を援護する記事だ。またしても公明に裏切られたとハシゲは思うのだろう。今回はハシゲの権謀術数を見通す大阪市民の知恵が動いたと見るべきだろう。




これは国柄の転換 追補2020/11/02成立しないでよかった。

生きている限り、祖先がいるし祖先まで遡らずとも、自分が生きている経路の中に歴史のないところはない。経緯があって、市役所や府庁がある。改革ごとが善であるという妄想に急かされて府と市の政治対立を拗らせた腹いせに大阪市を廃してしまえば国柄が変わる。日本人は先祖の地に革命を許容しない。

日本人には歴史的忠恕がある。原理的原則論は尊重しつつも変更されていく歴史的正当者側へ配慮してきた。故に大宝律令は明治の世になっても健全なまま踏襲された。維新などの正義原理主義者には理解できない高等な忠恕の知恵と腹があるのだ。

今維新がホームページでも削除している上山維新論
日経は取っていないので三橋の引用より以下参考に

第108回 「大阪都構想」への誤解を解く(上)
(前略)
 (3)かくして大阪府庁はいわば
 “弱小零細会社”である。大阪維新は、
 たまたまそこの社長も務める橋下氏が、
 志を一とする地元の議員たちと始めた
 草の根の“独立運動”である。
 地域政党をつくるということは、
 すなわち反体制運動である。
 当然、中央の受けはよくない。
 大阪維新の本質は“地域革命”であり、
 いわば“民族解放運動”に匹敵する。
 中央や地元の既成勢力と対話して
 目的が成就できるものではない。
 (4)一方、大阪市役所は、大阪の街に
 おいては最大・最強の組織であり、
 既成の権力の中枢に位置する。
 巨大な資金力と政治力を誇る超一流企業、
 エスタブリッシュメントである。
 大阪市役所は、ふつうの自治体ではない。
 大阪市役所は、既得権益の塊を擁する
 利権集団である。そこに労組、市長、
 議会がアリのように群がり、
 市民をマインドコントロールにかけ、
 渾然一体となって現行体制の延命を図る。
 何も変えないのが彼らにとっては有利である。
 だから「都構想」に接しても「中身が無い」
 としか言わないのである。
 (5)都構想は大阪維新の一手段に過ぎない。
 大阪維新は行政組織の統廃合や合併自体を
 最終目的としない。国からの独立
 (軍事、外交、金融などを除く)を目指す
 地域の革命運動なのである。権力を巡る戦い
 だから、敵と味方ははっきりしている。
 敵は霞が関と永田町、そして大阪市役所である。
 味方は全国各地の地域政党、そして分権自治を
 目指す良識ある市民たちである。
 (6)大阪維新の会は独立のための戦いを
 選挙という手段で進める。
 勝敗は住民が決めるべきだ。
 だがもし100年前なら内戦や武力革命に
 なっていてもおかしくない。
 400年ぶり、大阪夏の陣、以来の大変動である。
 (後略)』
府市首長コンビでほとんど過去の行政齟齬は解決済みなんじゃないの?そこは評価しないとな。で、大阪維新は何をしたいの?東京一極集中では日本が衰退しますとか、東京けったクソ悪いとか大阪精神論以外の日本統治権の分割ともとれる政策案が不透明だから信用されない。

東とおる参議院議員に告ぐ

地域政党なんて岸信介の頃からある。そこに新しいことなどない。「東京一極集中では、日本が、衰退します。」とおっしゃるのであれば、国政で政策にすべき。統治権に踏み込んでいるのであるならば、
関西州のように国を分割して関所をつくるかのように徴税権と税収を分割するのは再分配原資のパイを小さくし、国全体の資金調達コストとランニングコストを高める。


 「'07年に橋下徹さんが政界入りする後押しをしたのが菅さんでした。だから我々からすれば、菅さんは維新の会の生みの親と言っても過言ではない」(日本維新の会幹部)



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