知床保存運動、全対象地を取得 計471ヘクタール
北海道の知床国立公園内の離農跡地を、全国からの寄付金で買い取って守る「しれとこ100平方メートル運動」を進めてきた斜里町は9日、対象地のうち最後まで取得できなかった約12ヘクタールを、約1400万円で購入する契約を地権者と結んだ。
これにより、寄付金で購入し保全する「ナショナルトラスト」の国内の先駆けだった運動は、開始から約33年で約471ヘクタールの取得を完了。町は引き続き募金を集め、世界自然遺産にも登録された知床の自然の再生事業を進める。
運動は1977年に開始。100平方メートル分の取得費として1口8千円だった募金は、97年に目標額を超え約5億2300万円に。その後も「100平方メートル運動の森・トラスト」事業として、寄付金を募り、植林やサケ・マス放流などの森林再生に取り組んできた。
土地取得は2001年11月までに約459ヘクタール(97%)を達成したが、残りは地権者との話し合いが続いていた。
離農という言葉の響きは官は強し民は従うべしという地獄を思い出させる。反権力的マインドセットは早くから出来上がり、自分の中で権力者の正しさが足りなかった所為か、これを止揚するのに時間がかかった。
459haとはよく頑張ったものだ。
北海道の知床国立公園内の離農跡地を、全国からの寄付金で買い取って守る「しれとこ100平方メートル運動」を進めてきた斜里町は9日、対象地のうち最後まで取得できなかった約12ヘクタールを、約1400万円で購入する契約を地権者と結んだ。
これにより、寄付金で購入し保全する「ナショナルトラスト」の国内の先駆けだった運動は、開始から約33年で約471ヘクタールの取得を完了。町は引き続き募金を集め、世界自然遺産にも登録された知床の自然の再生事業を進める。
運動は1977年に開始。100平方メートル分の取得費として1口8千円だった募金は、97年に目標額を超え約5億2300万円に。その後も「100平方メートル運動の森・トラスト」事業として、寄付金を募り、植林やサケ・マス放流などの森林再生に取り組んできた。
土地取得は2001年11月までに約459ヘクタール(97%)を達成したが、残りは地権者との話し合いが続いていた。
離農という言葉の響きは官は強し民は従うべしという地獄を思い出させる。反権力的マインドセットは早くから出来上がり、自分の中で権力者の正しさが足りなかった所為か、これを止揚するのに時間がかかった。
459haとはよく頑張ったものだ。