SuperLite1500シリーズ おえかきバズル(プレイステーション)
2006年9月5日掲載、表機能で作図
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私が親元にいたころ、家では毎日新聞を購読していたのですが、その日曜版に「ののぐらむ」というパズルが連載されており、よく解いていました。そのパズルが浸透し、「お絵かきロジック」や「ピクロス」などの様々な呼び方を持ったようです。
本作「おえかきパズル」も、要するにその「ののぐらむ」です。ヒントの数だけ連続してマス目を塗りつぶすと絵になるというパズルです。例えば、
ならば、
| 1 | 5 | 1 | 1 | 3 |
1 | | ■ | | | |
1、1 | | ■ | | | ■ |
5 | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ |
1、1 | | ■ | | | ■ |
1 | | ■ | | | |
となって、飛行機の形になります。
本作では問題が500問も収録されており、大変にコストパフォーマンスが高く、長く遊べる一本です。私も多くの貴重な休日を本作に費やしてしまいました。
初めこそ5×5の簡単な問題ですが、後半になると20×20になります。まともにロジックで解こうとすると、一問に1時間近くかかる問題もありました。ところが数をこなしていくと、数字を見れば大体の形が見えてくるようになります。だから終盤は比較的スムーズに進めましたが、それでもたった1500円のゲームに長いこと楽しませていただきました。
で、もう満足したかと言うと全然そんなことは無く、今でもたまに引っ張り出してプレイしています。各ステージのクリア時間の更新をしたり、ボーナス画像6のオエカキンスキー・ロジコフ博士の左手が右手であることを発見したりしています。
そんな中で最もエキサイティングな遊び方がタイムアタックです。と言っても問題を解くのではなくて、答えの分かった問題をいかにすばやく正確な操作でクリアするか、というものです。もはやパズルではなく格闘ゲームのコマンド入力みたいですが。
実は先ほどの飛行機の例は本作の第15問なのですが、そこでの私の記録は1秒83です。皆さんの記録にも挑戦してみたいところです。
何もそこまでして無理やり遊ばなくても、と自覚はしているのですが、長いこと私を悩ませたこの憎い本作に敬意を表して、今度は私が本作の休みを奪ってしまおうという魂胆なのです。