グラディウスIII&IV ~復活の神話~(プレイステーション2)
2007年10月1日掲載
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1989年に発売されたアーケード版「グラディウスIII」は飛び切り過酷なシューティングゲームでした。私は発売数年後にようやく一周クリアしました。大変苦しかったですが、それでも試行錯誤は楽しかったのです。
そんな苦労をしてもなお、プレステ2版で自己新記録を目指して、今でも時々引っ張り出してはプレイしています。その緊張感によって何回プレイしてもだれる事がなく、現在でも楽しめるゲームであると考えています。
まっとうな方法で「グラディウスIII」を一周クリアし、エンディングを観たプレイヤーはこう考えるでしょう。ゲームは全てのプレイヤーにエンディングを見せる義務はない、と。
これは、クリアした者の特権意識ではありません。ゲームの「競技性」が失われないでほしいとの思いなのです。ジャンル問わず、ゲームとは対戦相手、競争相手、CPUとの競技です。
クリアしなくても楽しいし、クリアできればもっと楽しい。競技とはそういうものだと思います。そう考えてプレイしていると、突然すごい記録が出たりするから不思議です。そして……
「名プレイ」を語りたい。
人並み超えたセーブデータを刻み込みたい。
そう思った瞬間、人は「ゲーマー」になるのです。
……なりたくないですか……。そうですか……。