ミスト(プレイステーション)
2008年2月28日掲載
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今さらながらプレイしてみました「ミスト」! 難易度がとてつもなく高いと言われているのは知っていましたが、怖いもの見たさで始めてみると…。
とある島にてさまよいながら感じるのは、あまりにも人工的な謎の気配。目的を得た後に行く先々は、死が支配する寂しい時代。そこで唯一動いているものは、謎を構成する奇妙な機械。そんな不自然さも当然で、全ては謎のために作られた世界。
攻略情報を一切遮断し、バッドエンド3種とグッドエンド(+スタッフロール)に至るまでの総プレイ時間は12時間程度でした。平均よりは早く解けた方でしょう。
昭和の時代、私はパソコンアドベンチャーゲームを色々とプレイしてきました。それらと比較した場合の「ミスト」の難易度は、まあ「並」といった感じでした。私のこれまでの「経験値」が生きていたようです。
だからといって不満だったわけではなく、むしろ大いに満足しました。文書や装置を注意深く観察し、仕掛けの意味を推理し、何度か試行を繰り返せば、「あ、なるほど!」と解法がひらめきます。その時、自分の知性に感嘆することでしょう。それが最大の魅力です!
ここにスイッチがある。押してみると何かが動く音がした。何が動いたのか? どのように動いたのか? 動いたことで自分に何ができるようになるのか? ここにスイッチがある。押してみても手ごたえがない。装置を動かす動力は何か? 装置はどこにつながっているのか? 謎には全て理論があり、それに気付かせる作りが実に見事! 気付いた自分も素敵!
「アドベンチャーゲームはかくあるべし!」と言わんばかりの古典的な本作は、今ならPSPにも移植されているようです。ぜひとも攻略情報なしでクリアしてみてください。
もし私より早く解くことができれば、その人はよほどのベテランゲーマーか天才に違いありません。そして私は、その武勇伝を聞きたいのです。才気あふれるプレイを自慢してほしいのです。そういうゲーマーが増えれば、ゲームはもっと知性を刺激するエンターテインメントとなるのです。