老いてなお 生き生きと しなやかに しっとりと

老いても老いずの風情で、しかしその歳らしく、しっとりとした趣を醸しだせる女性でありたい。後期高齢者の仲間入りを受け入れて

甥の初盆と精霊流し

2019-08-15 14:12:27 | 日記

14日、台風の進路を気にしつつ長崎県佐世保市まで甥の初盆のお参りに行った。

着いたときは、既に読経が始まっていたので、旅の服装そのままで着席した。その後、皆とそれぞれに挨拶したが、久しぶりに会って近況を語りあった。

あまりに早すぎる甥の葬儀から8ヵ月、未だその家族は心労からすべて立ち直ったとは言い難い。<痩せたね>と思った。私は葬儀の時は<自分の入院>で会っていない。チョッと、痩せたねの思いを私が口にすると甥の相方たるトモさんは「これでも大分持ち直したのですけど」と言った。然もありなん・・・自分も11年前同じ思いをしているので良く分かる。必らず肉体的に痩せるという形で心労が表面に出てくる。

僅かに、残してくれた3歳に満たない女の子の天真爛漫な笑顔が救いで、癒される。私たちも、僅かな時間でもそう思えたが、母親としてはそれこそが生きがいなのであろう。

お仏壇の側には精霊流しの船が準備されていた。

 

それは今日(15日)夕方に担いで川まで行くらしい。担ぐとき着る合羽もチャンと名前入りで作ってあった。今は川に流すことはやめて、1か所に集めることになっていると聞いた。衛生上の問題で、実際には川に流さない取り決めらしい。

このことは、私が住む街とは違う。此処鹿児島県では、そういう送り方はとっくになくなってしまっている。なので、初めてこんな大きな精霊舟を見た。2メートル近くもあったろうか。

舟に提灯を下げて、飾りの提灯も10個もあった。これに灯をともして見せてもらった。もっとも灯りは電池式だった。

こうやって送るのか……残された人は、こうして手を尽くすことで自分の心が癒されるのだろうと思うことだった。

サテ帰らねば、台風が気になる。急いで帰路についた。18時過ぎには帰りついて安堵した。

ではまた、お会いしましょう

コメント (2)
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