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老いてなお 生き生きと しなやかに しっとりと

老いても老いずの風情で、しかしその歳らしく、しっとりとした趣を醸しだせる女性でありたい。後期高齢者の仲間入りを受け入れて

山吹の花

2023-03-21 10:13:54 | 思うこと

ウォーキングの途中に、毎年山吹の花が咲くところがある。今は畑になっているがその外れに株があったのだろう季節になると花をつける。

群れている花が少しだけ外に出ているので、2・3本勝手に頂いてくることもある。

玄関に挿していたら、訪れた友人が「山吹は実がつくの?」と聞いた。

七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞ悲しき

太田道灌と山吹の話に出てくるように実はならないそうよと私は言った。

太田道灌って名前は、詩吟を初めてから知ったくらいなのに、歌がさらっと出てくるなんて吃驚したと彼女が言った。

そこで、太田道灌が、鷹狩りに出かけ雨に降られて農家に蓑を借りに行った。出てきた娘さんは山吹の花を一枝差し出した。蓑を借りに来てるのに、怒った道灌は戻ってから、それは平安時代の有名な歌から蓑の一つもない悲しさを伝えたのだと故老から聞かされた。

恥じた道灌は一層歌の道にも励んだという話をした。

あくまでも、私はかつてどこかで聞いた話であるが(高校のとき聞いたのかな~)何故か好きな逸話で、山吹を見ると思い出す。

山吹って本当に実はないのかと思い、調べたら八重にはつかないが、普通の花には実がつくと書いてあった。私は見たことがないので見てみたい。

そのとき、この歌の出所を知った。(関心のある方はどうぞしてクリックください)

長年、出所まで知らなかったので、今回わかってよかった。またすぐ忘れるのだけど。

ではまた、お会いしましょう

 

コメント (6)    この記事についてブログを書く
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (ひまわり)
2023-03-22 06:55:47
余り関心のない詩 けどこれは知っています
何時どこでは不明ですが ヤマブキの花を見ると思い出します
もう咲いてるのね
流石南国
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ひまわりさんへ (吾亦紅)
2023-03-22 15:42:15
やっぱりそうですね。
大方の人は、この歌は知っていますよね。
それで、山吹を知り山吹を好きになっている、そういうことのようですね。
もう、盛りは過ぎているようです。
昨日は一日中雨でした。
この写真の花も、どんな状態か気になります。
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Unknown (のん子)
2023-03-22 18:50:29
黄色の花って元気を貰えそうですね。

大阪は日当たりの良いところは桜が咲き始めました。
ポカポカ陽気でした。
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のん子さんへ (吾亦紅)
2023-03-23 10:33:05
おはようございます
もうそろそろ散ろうとする頃ですが、黄色の花は、おっしゃるように元気になりますね。

桜も、県内あちこちで咲いたとニュースになっています。
近くの公園に上ったら桜の多い所がありますが、いっこうに腰が上がりませぬ
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やまぶき (しまそだち)
2023-03-23 16:05:17
”七重 八重・・・”の歌は、中学の国語の授業で 習ったような記憶があります

実家にも 咲いていますが 注目したこと ありませんでした
いやぁ半世紀以上 意識したこと無かったです
公園への道にも ありますから 今年は 注目します

今の人は 蓑って言っても ご存じないでしょうね。
田植えが 済んだ後、 大雨が 降ると、田んぼの堰を確認しなけれなりません
その時父が 蓑を羽織って行ってました
雷も鳴っている中 出ていく父を見るのは なんだか怖いような 淋しいような
今でも ”蓑”って目にすると その光景を思い出します
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しまそだちさんへ (吾亦紅)
2023-03-24 11:51:20
中学校でしたか、私もそうだったのかもですね。
山吹を見ると、この歌が反射的に出てくるんですよ。
よほど印象的だったのでしょう。

しまそだちさんは蓑でお父上様を思い出されるのですね。
子供のころは、まだ皆蓑でした。それからナイロンというものが出回りました。
時代は変わりましたけど、蓑は懐かしいです。
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