こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
高校や大学受験だけでなく、私たちは人生において様々な試験を受けますよね。就職試験もそうですし、英検や漢検などの検定試験や各種資格試験もあります。そのすべてに合格していくというのは、まずふつうの人間には不可能なのではないでしょうか。
私の場合ですと、学生時代に柔道をしていまして、昇段試験というのがありました。柔道では初段から黒帯をもらえるのですか、実はこの黒帯というハードルは決して高くありません。一般的に高校になってから柔道を始めたとしても、早くて半年、遅くても1年以内にはほとんどの子は初段に合格します。ですが、私はこの昇段試験に何度も落ちて、結局黒帯をとるのに1年半かかっていましました。原因は当時からわかっていてメンタルが弱く、返し技をくらうのが怖くて自分から技をしかけられなかったためです。
ただ、この柔道の場合のように自分でしっかりと原因がわかっていればそれからの課題も見えてきますので、少しは上達します。
次に不合格を経験したのは大学受験です。私は2浪していますので、たくさんの大学受験に失敗しました。現役時は2校、1浪のときは4校落ちました。2浪しても2校不合格となりました。2浪で落ちた2校のうちの1校は今でも正直原因はまったくわかりませんが、他は全部わかります。現役・1浪のときは完全な勉強不足。あんな勉強で合格するほど甘くありません。2浪のときは私の能力不足。努力は十分にしたと思いますが、能力の限界でした。これも原因がはっきりとわかっていましたので、第一志望には合格できませんでしたが、どこかスッキリしていましたし、今後の自分の進路を考えるにおいてもこの不合格はとても役に立ちました。自分の能力を正確に把握することは大切なことだと思うからです。
そしていよいよ就職試験の失敗です。何度か書いています、私が「ひきこもり」になるきっかけになった就活の失敗の話です。大学受験の失敗で自分の能力の限界を知った私は、就職は大学で勉強した専門分野以外で働こうと決めていました。私の力では、とても専門分野で勝負できないと判断したためです。そして大学で学んだこととはまったく別分野、真逆と言ってもいいところを志望しました。それなりに勉強して、対策もしたつもりでしたが結果は散々でした。たった1つ合格したところに就職するも2週間で退職し、その年にもう一度就活をしました。1年目と同じ業種を今度はたくさん受験しました。それでも結果は見事に全部不合格でした。
ここから私の「ひきこもり」が始まるのですが、どうして私は合格することができなかったのでしょうか。学歴の問題ではありません。詳しくは言えませんが、私より偏差値の低い大学の子たちがたくさん合格していました。受験会場でも、私より偏差値の高い大学にいってる子に出会ったことがほとんどありませんでした。
就職試験がこれまでの試験と大きく違うのは、面接が重視されたことです(大学受験でも一部はありましたが)。この面接で、学歴というアドバンテージをあっさりと逆転されたのです。当時の私はこのブログでも書いてきたように、話すのが苦手で、思っていることや伝えたいことがうまく面接の場でも言うことができませんでした。「だから落ちた」そう思っていました。
「たかが話が下手なだけで、なんで俺を落とすねん!」「話が下手でも仕事はできるっちゅうねん!」「面接での発言は、俺以外のやつは、どうせ建前論ばかりで、マニュアルにそった答え方しかしてないはずや!本音でしゃべって何が悪いねん!」「ホンマ面接官は見る目がないな!」そんなことを本気で考えていました。だから私は、ひきこもったのです。
しかし面接官の人は見る目がないどころか、履歴書の学歴に惑わされずに正しい判断をされたと思います。私が不合格になった大きな原因は、熱意と真剣さが足りなかったのだと思います。「ここでどうしても働かせてほしい!」そんな気持ちが見えなかったはずです。なぜならそもそもそんな気持ちはなかったのですから。消去法で選んでいき、「なんとなく受かりやすそうだし、仕事も楽そうだ」というふざけた気持ちからですし、どういう仕事内容をしているのかすら調べてもいませんでしたし、「ここでこういう仕事をしたい!」というプランなんて何一つ持っていませんでした。
私が今、面接官の立場でそんな学生が来たら、2秒で帰らせるでしょうね(笑)。当時の私はそんな簡単なことにも気づかず、すべて他人のせいにして、社会を恨んでいました。失敗したりうまくいかなかったりするときに、その原因が自分:それ以外の比率が0:10なんてことはまずありません。ほとんどが、8:2や9:1のように自分自身に原因があるんです。10:0も少なくないでしょう。それなのに、自分は悪くなく0:10で他人や社会が悪いんだと考えるから、そこから何も進歩も成長もしませんし、いつまでも不満ばかり言うことになってしまうのです。
私は運よく、ひきこもっていたときに、それに気づくことができ、前に進むことができました。何か失敗したとしても、まず自分自身を見つめなおします。そもそも他人や社会に期待をしないようにしています。あの人がこうしてくれないから、社会が悪いから、言いたくなる気持ちはよくわかります。でもそれでは前に進むことができないんです。怖いことかもしれないし、落ち込むことかもしれないけれど、他人のせいにするのではなく、自分を変えようとする勇気こそが大きな1歩となるはずです!
ONE-SのHP
高校や大学受験だけでなく、私たちは人生において様々な試験を受けますよね。就職試験もそうですし、英検や漢検などの検定試験や各種資格試験もあります。そのすべてに合格していくというのは、まずふつうの人間には不可能なのではないでしょうか。
私の場合ですと、学生時代に柔道をしていまして、昇段試験というのがありました。柔道では初段から黒帯をもらえるのですか、実はこの黒帯というハードルは決して高くありません。一般的に高校になってから柔道を始めたとしても、早くて半年、遅くても1年以内にはほとんどの子は初段に合格します。ですが、私はこの昇段試験に何度も落ちて、結局黒帯をとるのに1年半かかっていましました。原因は当時からわかっていてメンタルが弱く、返し技をくらうのが怖くて自分から技をしかけられなかったためです。
ただ、この柔道の場合のように自分でしっかりと原因がわかっていればそれからの課題も見えてきますので、少しは上達します。
次に不合格を経験したのは大学受験です。私は2浪していますので、たくさんの大学受験に失敗しました。現役時は2校、1浪のときは4校落ちました。2浪しても2校不合格となりました。2浪で落ちた2校のうちの1校は今でも正直原因はまったくわかりませんが、他は全部わかります。現役・1浪のときは完全な勉強不足。あんな勉強で合格するほど甘くありません。2浪のときは私の能力不足。努力は十分にしたと思いますが、能力の限界でした。これも原因がはっきりとわかっていましたので、第一志望には合格できませんでしたが、どこかスッキリしていましたし、今後の自分の進路を考えるにおいてもこの不合格はとても役に立ちました。自分の能力を正確に把握することは大切なことだと思うからです。
そしていよいよ就職試験の失敗です。何度か書いています、私が「ひきこもり」になるきっかけになった就活の失敗の話です。大学受験の失敗で自分の能力の限界を知った私は、就職は大学で勉強した専門分野以外で働こうと決めていました。私の力では、とても専門分野で勝負できないと判断したためです。そして大学で学んだこととはまったく別分野、真逆と言ってもいいところを志望しました。それなりに勉強して、対策もしたつもりでしたが結果は散々でした。たった1つ合格したところに就職するも2週間で退職し、その年にもう一度就活をしました。1年目と同じ業種を今度はたくさん受験しました。それでも結果は見事に全部不合格でした。
ここから私の「ひきこもり」が始まるのですが、どうして私は合格することができなかったのでしょうか。学歴の問題ではありません。詳しくは言えませんが、私より偏差値の低い大学の子たちがたくさん合格していました。受験会場でも、私より偏差値の高い大学にいってる子に出会ったことがほとんどありませんでした。
就職試験がこれまでの試験と大きく違うのは、面接が重視されたことです(大学受験でも一部はありましたが)。この面接で、学歴というアドバンテージをあっさりと逆転されたのです。当時の私はこのブログでも書いてきたように、話すのが苦手で、思っていることや伝えたいことがうまく面接の場でも言うことができませんでした。「だから落ちた」そう思っていました。
「たかが話が下手なだけで、なんで俺を落とすねん!」「話が下手でも仕事はできるっちゅうねん!」「面接での発言は、俺以外のやつは、どうせ建前論ばかりで、マニュアルにそった答え方しかしてないはずや!本音でしゃべって何が悪いねん!」「ホンマ面接官は見る目がないな!」そんなことを本気で考えていました。だから私は、ひきこもったのです。
しかし面接官の人は見る目がないどころか、履歴書の学歴に惑わされずに正しい判断をされたと思います。私が不合格になった大きな原因は、熱意と真剣さが足りなかったのだと思います。「ここでどうしても働かせてほしい!」そんな気持ちが見えなかったはずです。なぜならそもそもそんな気持ちはなかったのですから。消去法で選んでいき、「なんとなく受かりやすそうだし、仕事も楽そうだ」というふざけた気持ちからですし、どういう仕事内容をしているのかすら調べてもいませんでしたし、「ここでこういう仕事をしたい!」というプランなんて何一つ持っていませんでした。
私が今、面接官の立場でそんな学生が来たら、2秒で帰らせるでしょうね(笑)。当時の私はそんな簡単なことにも気づかず、すべて他人のせいにして、社会を恨んでいました。失敗したりうまくいかなかったりするときに、その原因が自分:それ以外の比率が0:10なんてことはまずありません。ほとんどが、8:2や9:1のように自分自身に原因があるんです。10:0も少なくないでしょう。それなのに、自分は悪くなく0:10で他人や社会が悪いんだと考えるから、そこから何も進歩も成長もしませんし、いつまでも不満ばかり言うことになってしまうのです。
私は運よく、ひきこもっていたときに、それに気づくことができ、前に進むことができました。何か失敗したとしても、まず自分自身を見つめなおします。そもそも他人や社会に期待をしないようにしています。あの人がこうしてくれないから、社会が悪いから、言いたくなる気持ちはよくわかります。でもそれでは前に進むことができないんです。怖いことかもしれないし、落ち込むことかもしれないけれど、他人のせいにするのではなく、自分を変えようとする勇気こそが大きな1歩となるはずです!
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