美しい大分

大分に暮らし,その美しさに気づかされ 癒される日常を、折々綴り,残してみたいと思っています。

国宝 日本の美をめぐる 東京国立博物館名品展 (大分県立美術館)

2018年12月01日 | 美術館








国民文化祭 大分大茶会に合わせて開かれていた
県立美術館での「国宝 日本の美をめぐる 東京国立博物館名品展」閉会間際 滑り込みで行ってきた。





雪舟の「四季花鳥図屏風」。




笹の葉がきりっとして美しい。
素人の私でも「上手だなあ」と思う。

雪舟は、大分にもゆかりがあって、現 豊後大野市の 沈堕の滝「鎮田瀑図」を描いた。が、
関東大震災で消失してしまい、江戸時代に狩野常信によって模写された絵が京都国立博物館に残り、それを元に沈堕の滝に、雪舟の絵が看板としてある。
(ブログ2017.10.28 沈堕の滝 の看板)






円山応挙の美しい植物画。
やはり上手だなあ、美しいなあと、ため息。



異端と、狂気の画家、曾我蕭白 の鬼気迫る雲龍図を以前観たが、こちらの屏風絵もやはり目を引かれる。








やはり一番気持ちを引かれたのがこの若冲
若冲は鶏の絵を沢山描いているが
これは滑稽で、
観るに笑いを誘って楽しい。



雄叫びを上げているかの様な雄鶏。




気ままに、石燈籠に飛び乗り尾っぽをピンと立て得意げに遊ぶ鶏。




のんびりと、地面の餌をついばむもの。
歩いても、止まっても、つくだんでも、あーもう鶏のしぐさを全部捉えている。
滑稽なほどのデフォルメ?省略?マンガ的?な描き方で鶏を捉えている。

何度も屏風の前を行ったり来たりして鶏と目を合わせ、笑ってしまう。

楽しい。



東京からはるばる帰って来た田能村竹田や、高橋草平に、富岡鉄斎の作品など、
駆け足で観てきました。
(東京国立博物館名品展では撮影OKでした。)







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お母さん

2018年12月01日 | 母さんと暮らして



母が特養に移って13日目。
母の精神的不安定がずっと続いて、この数日は発熱が続き落ち着かない。





みんなが、安心して落ち着くはずだったのに
そうはいかない毎日。

発熱の原因もはっきりしないで…

環境ががらっと変わったから変化について行けないのかも、とかも言われるけど。

これまで何度か具合が悪くなる事もありその度に乗り越えて来た母。来年3月で、98歳。
いつ何があってもおかしくない日々。

折々、すごく頑張って生きて来たんだな と感じる日々。



ここで、少し元気を取り戻して、
穏やかなちょっとだけでも幸せな時間を過ごして欲しいと、
今、願っている。


母と長く暮らした鶴見崎の秋に咲いていたノジギクが、今年も良く咲きました。




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