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この季節になるとどこの美術館も秋の文化の日に向けて大きい展覧会を企画します。
今から10年前後前の5〜6年間
11月の奈良国立博物館での正倉院展をメインにほぼ毎年京都大阪の美術館を訪れるのを楽しみにしていました。
そんな中
2012年の9月から神戸市立博物館で開かれた、「マウリッツハイス美術館展」は
心に残る展覧会でした。
あの、
フェルメール
『真珠の耳飾りの少女』の来日展示があったからです。
オランダの王立マウリッツハイス美術館所蔵。
観覧希望で並ぶ多くの人達、
他の作品展示も勿論あったのですが、
照明を落としたその部屋に辿り着き、本当に幸せな気持ちに包まれて見守るも、あまりの観覧者の多さで、彼女の前に留まれる時間は限られ、すぐにその場を去らねばなりませんでした。
他の展示作品については
何を観たか
きちんと覚えていませんが、かのレンブラントやルーベンスの作品など、オランダ・フランドル絵画およそ50点の展示がありました。
(パンフレットより)
出口付近のスペースで、
「真珠の耳飾りの少女」の複製画の販売予約の受付がされていました。
当時、
まるで恋してしまったかのような心持ちの私が、この予約を申し込んでしまったのは成り行きのままだったのでしょう。
今日の掲載写真は、パンフレット意外は、
全てこの時の複製画です。
マウリッツハイス美術館の公認。
絵のサイズは実物と同じ、絵自体も実物を忠実に再現しています。
ただ実物の額は、
これより豪華で、額縁の装飾の奥に遠く、少女の微笑みがあったように覚えています。
光の画家と言われたフェルメール
光を白いドットで表した、とも聞いた気がします。上の写真は、少女の微笑んだ唇の端に白いドットが一つ見えます。
瞳の中に、唇の艶やかさに、真珠の輝きに、
白が効果的に使われ、少女は輝いています。
当時の資料を出してみると、もう、11〜12年前。
秋めいて来たので壁の絵を掛け替えました。
耳飾りの少女、年数を経るほど美しいなぁと感じる今日この頃です。
ちなみにこの年、
九州でもフェルメールの作品『真珠の首飾りの少女』が公開されました。
当時フェルメールのことをよく理解していなかった私は、混同してしまってちょっと面食らった一瞬もありました。
が、やっぱり「真珠の耳飾り」の方が
私はず〜と好きでした😅🙇♀️。
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