大分県立歴史博物館(宇佐市)で開催中の展示会に行ってきました。
「宇佐風土記の丘」は古代ロマンを彷彿させてくれ、私にとっては兼ねてからの憧れです。
今回 一番の目的「金銀錯嵌珠龍文鉄鏡 きんぎんさくがんしゅりゅうもんてっきょう 東京国立博物館蔵」を見たかったのです。
日本国内で出土の鉄鏡は、ただ一つ。
それが、大分県日田市で発見されています。
中国三国時代魏の曹操や、倭国卑弥呼とも関係があるのではないか?とされる鉄鏡
金 銀 メノー トルコ石などの玉も豪華に象嵌された鉄の鏡です。
この様に豪華な鉄鏡は国内では他に類がなく、(三角縁神獣鏡のように銅鏡はたくさんありますが、、、)
古代中国においても高貴な身分の人の持ち物であり、魏の曹操の墳墓から同型の鉄鏡が出土。
そんな鏡が何故日田で出土したのか?
疑問❓疑問❓で、見てみたかったのです。
この鉄鏡の元の姿を復元した鏡の展示もありました。
これらは撮影NGなので、画像は展覧会パンフレットからのものです。
風土記の丘にある赤塚古墳から
美しい三角縁神獣鏡が、5枚出土しています。
歴史博物館の前身「宇佐風土記の丘歴史民俗資料館」が開館して40年、
又赤塚古墳から三角縁神獣鏡が発見されてから100年を記念しての展示会です。
歴史博物館所蔵の石の腕輪、鈴、銅鏡など一部撮影OKの展示もあります。
常設展示、富貴寺の創建当時の様子。
常設展示は富貴寺や、六郷満山、庶民の信仰や生活の資料など迫力ある展示が興味深いです。
♪♪♪
ところで、宇佐風土記の丘
もはや人工的ではあるが、フカフカの芝が続く赤塚古墳周辺は陽射しが暖かく
お弁当など広げてピクニックもOKということでとてものんびりします。
これは、赤塚古墳の周辺の方形周溝墓。大きさも様々で多数配されています。
これが赤塚古墳。前方後円墳ですが、
九州最古、3世紀末ということで、さすがに少し壊れていたりいびつな形になっています。
風土記の丘には合計6基の前方後円墳があり九州では、宮崎県西都市の西都原古墳群に次ぐ規模の大きさだそうです。
風土記の丘は散策自由。
広いので貸し自転車なども用意されているとか。
春の桜秋の紅葉のように大規模な派手さはありませんが春は沢山の花々がたのしめるそうです。
大分市から少し足を伸ばして
ゆっくりお出かけもおすすめです^ ^。
今回の展示は
11月28日まで
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