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会期末ながら、大分県立美術館で31日まで開催の「糸園 和三郎展」に行ってきました。
糸園は1911年 大分県中津市の呉服商に生まれた洋画家で生誕110年記念の展示会です。
パンフレットにも使われている作品
この作品は???
すぐに思うのは、中空に架けられた長い吊り橋と、その下を覗き込む人々。…
しかし、手すりにもたれる人々の足や、自転車は空にあります。
どうしたことでしょう。
作品のタイトルを見てみましょう。
「空と水と地と人と」
この不安定な感じ
緊張感漂うつり橋の絵は
実は、
空と水平線を、柵越しに眺める人々を描いた作品だったのです。
画面真ん中を左右に横切る青い太めの線は海(?)などの水面。
手前の地面と、空は同じ色彩色調で描いています。
驚きました‼️
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撮影NGで作品の写真はありませんが、
「兄の像」から「土塊」「阿仁の丘」などの作品は、糸園が兄を慕う思いが強く伝わってきて、
夫が、亡き兄を慕う姿と重なりました。
県立美術館のボランティアさんの分かりやすい解説を聴きながらの観覧でした。
感謝です。
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31日までです。
ご興味のある方は是非。
大分県出身の方なので、大分県立美術館、大分市美術館とも、常設展示室で時々作品を観ることもできます。
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