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大分市美術館で、地元出身の日本画家 福田平八郎の「紅葉」の絵を2点展示中です。
(常設展示室 ⑴ 近・現在の日本画)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/85/f8c22477564b5be09d02aad246779fc2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/6f/665e238fe481b66e99b263ec588abd05.jpg)
上、軸装された「紅葉」(こうよう)
下、額装された「紅葉と虹」(こうようとにじ)
福田平八郎のこの2つの絵を同時に鑑賞出来ることはあまりなくて、今回その違いを見つけることができました。
どちらのモミジも、葉っぱを真上から見た、手のひらをパッと開いたような形をしています。
形そのものには変化をつけてないのです。
「紅葉」は、そんな葉っぱに色彩で変化をつけています。全体に赤いのですが陽のあたる葉、日陰の葉、紅葉の盛りの葉、まだ紅葉がそれほど進んでいない葉などの変化です。
こちらの絵では、木の周りの空間にもほのかな彩色があり全体を柔らかく奥深い雰囲気にしています。
「紅葉と虹」もパッと開いた葉っぱのモミジの木、その枝の間に鮮やかに虹がかかっています。
こちらはどの葉も赤一色。紅葉の京都の寺院で虹を見た印象を描いたそうです。
紅葉の絵を同時に観ることで
あくまでも、個人的な感想ですが、自分の中でよく理解することができました。
(…今までどちらがどちらかよく分からなかった💦)
見るたびに美しいなと思う「雉子」(キジ)
実際、雄のキジは美しい鳥ですが、平八郎はこんな風な色で描く。
周りのシダの葉の単調さが美しいキジをいっそう引き立てています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/8d/3d560715b7fa25549d5a48cc2802419c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/e6/8ec4c9325f494825296811ffbee03d1c.jpg)
この展示会では、福田平八郎が大分中学時代の恩師 首藤雨郊や、大正から昭和の大分の絵画界で活躍した幸松春浦、高倉観崖、高山辰雄の作品も多く展示されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/62/bcc1135ce391c1331c58651b063b72da.jpg)
版画です。
「昭和の広重」とも言われる川瀬巴水の版画「別府 (観海寺)」。
武藤完一の「高崎山」他 小林清親、吉田博、竹久夢二などの版画作品も展示中です。
大分市美術館の、コレクションを展示する
常設展示室。
(1)では日本画を。(2)では南画 (3)では洋画や写真など。(4)では主に竹工芸、陶器などを展示。
落ち着いていてゆっくりと、鑑賞出来ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/ba/d0983e9865b2238297fd44ee9c79067b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/65/119e2f65d71ebbb09ab31416bfb72b41.jpg)
エントランスの小窓から、紅葉に萌える外を見る
朝倉響子の「アシュリー」(朝倉響子は朝倉文夫の娘)
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★ブログ内の写真は、美術館の許可を頂いて撮影しています。
美術館の館内建物、展示中の作品は許可をもらってどなたでも撮影できます。(一部撮影出来ない物もあります)受け付けで、申し出て下さい。★
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大分市美術館で、地元出身の日本画家 福田平八郎の「紅葉」の絵を2点展示中です。
(常設展示室 ⑴ 近・現在の日本画)
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上、軸装された「紅葉」(こうよう)
下、額装された「紅葉と虹」(こうようとにじ)
福田平八郎のこの2つの絵を同時に鑑賞出来ることはあまりなくて、今回その違いを見つけることができました。
どちらのモミジも、葉っぱを真上から見た、手のひらをパッと開いたような形をしています。
形そのものには変化をつけてないのです。
「紅葉」は、そんな葉っぱに色彩で変化をつけています。全体に赤いのですが陽のあたる葉、日陰の葉、紅葉の盛りの葉、まだ紅葉がそれほど進んでいない葉などの変化です。
こちらの絵では、木の周りの空間にもほのかな彩色があり全体を柔らかく奥深い雰囲気にしています。
「紅葉と虹」もパッと開いた葉っぱのモミジの木、その枝の間に鮮やかに虹がかかっています。
こちらはどの葉も赤一色。紅葉の京都の寺院で虹を見た印象を描いたそうです。
紅葉の絵を同時に観ることで
あくまでも、個人的な感想ですが、自分の中でよく理解することができました。
(…今までどちらがどちらかよく分からなかった💦)
見るたびに美しいなと思う「雉子」(キジ)
実際、雄のキジは美しい鳥ですが、平八郎はこんな風な色で描く。
周りのシダの葉の単調さが美しいキジをいっそう引き立てています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/8d/3d560715b7fa25549d5a48cc2802419c.jpg)
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この展示会では、福田平八郎が大分中学時代の恩師 首藤雨郊や、大正から昭和の大分の絵画界で活躍した幸松春浦、高倉観崖、高山辰雄の作品も多く展示されています。
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版画です。
「昭和の広重」とも言われる川瀬巴水の版画「別府 (観海寺)」。
武藤完一の「高崎山」他 小林清親、吉田博、竹久夢二などの版画作品も展示中です。
大分市美術館の、コレクションを展示する
常設展示室。
(1)では日本画を。(2)では南画 (3)では洋画や写真など。(4)では主に竹工芸、陶器などを展示。
落ち着いていてゆっくりと、鑑賞出来ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/ba/d0983e9865b2238297fd44ee9c79067b.jpg)
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エントランスの小窓から、紅葉に萌える外を見る
朝倉響子の「アシュリー」(朝倉響子は朝倉文夫の娘)
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★ブログ内の写真は、美術館の許可を頂いて撮影しています。
美術館の館内建物、展示中の作品は許可をもらってどなたでも撮影できます。(一部撮影出来ない物もあります)受け付けで、申し出て下さい。★
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