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北中城の畑にいる昆虫。まずはバッタに
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そして害虫退治の強い味方カマキリ。
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昆虫じゃないけど、彼もカエルとともに
虫を食べてくれる味方?
中南米に生息するグンタイアリの仲間は
巣を持たず常に移動を続けている。
その理由は餌。主に生きた昆虫を食べる
ので、1ヶ所に留まると周囲の獲物を
食い尽くしてしまうため。
狩猟型のグンタイアリに対しハキリアリ
は農耕型。虫の死体や蜜などには見向き
もせず、ひたすら木の葉を集めます。
だけどこれは葉を食べるためではなく
集めた葉を小さく噛み砕き、キノコ栽培
の培地として利用するため。
そして育ったキノコを食べて生活しま
すが、これをはじめたのは人類誕生の
ずっと前、5000万年前とも言われて
います。
(虫の目になってみた 海野和男著)
強烈な悪臭を放つ嫌われ者のカメムシ。
ただ、彼らにとってもこの臭い成分は
大変危険で(毒性のあるアルデヒド)、
自分達の臭いで死ぬこともあるそうです。
(きらいになれない害虫図鑑、有吉立著)
ミツバチは驚くべき昆虫。
巣の周囲100平方キロに及ぶ地域に
蜜を探しに行くが、効率よく蜜や豊富な
花の群れを見つけるためにまず偵察隊が
出動。首尾よく発見できれば巣に戻り
その場所を「八の字ダンス」を踊ること
により他の働き蜂に伝える。
花の位置を教わった蜂が現場に向かい、
その場所が本当に豊かな蜜源ならば、
巣に戻り一層熱を帯びたダンスを踊る。
それを見てまた次々飛び立つ。
しかしあまり収穫が望めそうにない蜜源
だった場合はダンスもおざなりになり、
その場に向かう蜂の数が多くならない
ようにするそうです。
このミツバチのダンスを発見し解読した
フォン・フリッシュはノーベル賞を受賞
しています。
女王蜂は700万個の精子を数年間に
わたり生きたまま蓄えることができる。
しかも一度きりの交尾で(精子を提供
するのは複数のオス蜂)。
その他のメスはすべて卵を産めない。
夏、気温が35度を超えてくると働き蜂達
は段階的に巣を冷やす方法を繰り出す。
少しだけ冷やせばいいときには、翅で
仰いでただ空気を循環させる。次の段階
は気化熱を利用した冷却法で、巣の小室
に薄く水を撒くのだ。それでも冷え方が
足りないければ、働き蜂は盛んに翅を
仰いで蒸散を速める。ある実験では
巣の中の温度が70度になったときも、
近くに水の供給源が確保されれば、
巣内の温度が35度に保たれたそうです。
蟻の顎の力は強力で、昔から傷口の縫合
に使われていました。
(蟻の顎を傷口に近づけるとがっちり
噛んで死んでも離さない)
インド医学最古の文献によると
「腸閉塞の手術中、腸壁の」切開部を
閉じるのに、生きたクロアリが使われ
た、とありますがそれは3000年以上も
前の話。
第一次世界大戦で大きな傷を負った
2人の兵士が担ぎ込まれた。彼らは
7日間放置され、雨風とその他の虫に
さらされていたが、病院に運ばれて
来た際、極めて珍しいことに二人とも
熱発もなく化膿や敗血症の徴候すら
全くなかった。
診察するため傷口の衣類を取り除くと
何千匹ものウジがうごめいていた。
不愉快な光景に、すぐさま虫けらどもは
洗い落とされたが・・・。
その傷口は見たこともないほど瑞々しい
ピンク色をした肉芽組織(肉芽は傷口が
再生する過程の一段階)が詰まっていた
そうである。
ウジは好みがうるさいので、生きている
細胞には見向きもせず、死んだ細胞しか
食べない。外科医が死んだ細胞をメスで
切離そうとすれば、一緒に生きている
細胞も少なからず損なわれるが、ウジに
任せておけばその心配もありません。
(虫と文明 ギルバート・ワルドバウアー著)
もしあなたが熱帯雨林のジャングルで
怪我を負って動けなり疲れ果てて眠った
とします。目を覚ますと傷口にウジが
わいているかもしれませんが、そんな
時は悲鳴を上げる代わりに治療は彼らに
任せもう一度眠ってください。体力を
回復させることが一番大切ですから。