【ゴージャスおしゃれライフ】in オーストラリア

ゴールドコーストの海や町並み、料理、ボーダーコリーとの日々,
「美しい生活臭のない癒され写真」を掲載しています。

「他生の縁の一人」である私もあなたの死を悼んでいます・・と合掌

2006年12月07日 10時53分34秒 | オーストラリア、ホワイトシェパード&ラブ
最近、暗いネタが多いのでそろそろ
お気楽なサブジェクトにと思っていたところ

少し知っている人が交通事故で
亡くなったというメールが娘からありました。

フルネームもその時に初めて知ったくらいですが
なぜかその人の死が
心にひっかかったささくれのようで

楽しいことを書く気分になりきれず
しばらくブログの更新ができませんでした。

そのことに触れずに
通り過ぎようとするから
こんなブログでも前に進めなかったのかもしれません。

「袖触れ合うも他生の縁」

ほんとうにそれくらいの縁でしかない
ちょっとした知り合い程度で
数年前に みんなで飲み会をしたときに
何度か一緒だったことがある・・という間柄です。

それゆえに
彼の不慮の死を伝え聞きはしましたが
それ以上の情報を私に知らせる人もなく
どのような事故だったのかも詳細はわかりません。

ただ
バイクの事故ではなかったのかと
勝手に想像してしまいました。

ライダー曰くそのスピード感が
とても楽しいのだそうですが

バイクに乗ったことのない私には
一も二もなく
危険!!という赤い文字しか浮かんできません。

バイクは私の祖父が
70歳近くまで
乗っていたのですが
一度もその後ろに乗せてもらったことがないのは
母が決してそれを許さなかったからだと思います。

祖父が来ると
いつも玄関の上がり框に
白いメットがおいてあり
その皮製の紐をいじくっていた遠い記憶。

大人になってからバイクにまつわる経験は

目の前のバイクが
少し車と接触して
それと同時に
ライダーがとても遠くまで
高く弧を描いて飛ぶのを見たことがありました。

道路の端で
ぴくとも動かないレザージャケットを着た人。

その亡くなった彼が
バイクの事故ではなく
車 運転中ということを
昨夜
友人からのメールで伝え聞きました。

バイクなら
車より危険度は高く
それを承知で乗っていたのであろうし
スポーツ感覚を感じながら
仮に弧を描いて暗い路面に横たわったとしても
少しは覚悟できていたかも知れなかったのに

車と聞いて
ただただ
運の悪い魔の瞬間に
彼は居てしまったのだな・・と思いました。

格闘技で鍛えた筋肉や
トレーニングの賜物である柔軟な関節が
きっと自慢だったその人の強靭さなんて

鉄の塊や
強い衝撃の前では
なんの抵抗にもならず
一瞬で
天国へ召されて行ったのかと
思うと

36歳の彼の人生の短さが
とても可哀想でたまりません。

今、遠い天国に昇っている最中だとすれば

彼のほんのちょっと
「他生の縁の一人」である私も
あなたの死を悼んでいます・・と合掌。