田沢湖 湖畔の杜通信

湖畔の杜レストランORAE《番猫『ミミ』のわがまま雑記考》

「川端 龍子展 日本画家百穂との出会い」9/16~11/23

2012年08月09日 | 秋田・田沢湖

湖畔の杜ビール、湖畔の杜レストランORAEのミミです。

角館の「角館町平福記念美術館」と「角館樺細工伝承館」、「新潮社記念文学館」の三館合同企画展のご案内です。

2012年9月16日(日)~11月23日(祝) 「川端 龍子展  日本画家百穂との出会い」という事で、三館で視点の違う展示をお愉しみ頂けます。

「角館町平福記念美術館」では、青龍展出品作品、軸装作品をはじめ百穂との交流を支援す資料等を展示。

「角館樺細工伝承館」では、家庭人としての龍子の人柄が偲ばれる作品や龍子を巡る友との交流を示す作品を、「新潮社記念文学館」では多面的な才能を発揮した人間龍子を書簡、書籍、スケッチ等を通してたどる展示となっております。

川端龍子(かわばた りゅうし)は、大正、昭和を代表する日本画家です。

春に開催される再興院展でも同人として活躍していた時代があった方ですが、百穂との出会いはもっと前に遡るものと思います。

もともとはアララギ派の俳人であり画家ではなかったわけですが、洋画の武者修行に渡米するも失意の中触れた日本画の素晴らしさに、洋画から一転日本画を志すようになったと言います。

国民新聞社の挿絵をしていた時代、角館出身の日本画家百穂と席を共にしていたようですが、日本画の百穂の影響も多分に受けていたに違いありません。

「珊瑚会」を経て「青龍社」を立ち上げ、龍子の画風は当時主流であった軸絵を超越した大胆な世界で大きく花開きます。

院展で活躍していた時代と青龍社での時代では、作風も大分違うのではないかと思いますが今回は青龍展での作品をお愉しみ頂くようですのでこれもまた楽しみです。

最初に文学館や伝承館で、龍子の人となりがわかる展示をご覧頂き、その後に美術館で作品をご覧になられた方が深くお愉しみ頂けるのではないでしょうか。

日本を代表する日本画の大家 川端 龍子の企画展がこの仙北で開催される事を嬉しく思います。

今年の秋は是非秋田で、いい作品に浸っていただきたいですね。

10月21日(日)午後2時から龍子記念館の館長 平澤勘蔵さんの記念講演もございます。

こちらもお見逃しなく!!

丁度、紅葉のいい時期です。

是非、お出かけ下さいませ。

会館時間 午前9時~午後5時 (入館 午後4時30分)

入館料各300円です。


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