こんにちは、秋田・地ビール 湖畔の杜レストランORAEのミミです
2度程こちらから大船渡市綾里地区に炊き出しに伺って以来、有り難い事に交流が続いている方がおります。
その方から度々メールを頂きます。
現地の方の貴重な声をそのまま皆さんにお届けいたします。
以下、その方のお言葉です。
「遅い時間にすみません… 綾里小学校脇の川沿いの桜がほぼ満開になりました!津波の被害に会ったにも変わらず… 綾里もまだまだ瓦礫撤去に時間がかかりますが大船渡市の至るところではまだまだ瓦礫撤去の手付かずのところもあります。先日も遺体が発見されたようです… 建設会社に勤めいますので毎日瓦礫撤去作業してますが…みるたびにがっかりしてます。いつ終わるかわからないですから… 大船渡市だけでなく、沿岸地域すべてですから、 先日、軽トラに建設資材の鉄骨を積んでたひとがいて、警察官に職質されて、下ろしてました 鉄骨泥棒みたいでした… あと他県ナンバーの車がやたら多く写真撮ったりビデオ録りしたり、目的がわかりません止めて欲しいです」
正しく生の声ですね。
高速道路も平常通りの利用が出来るようになっておりますので、ご親戚の方とか知り合いを尋ねてとか、他県の方も大分現地にお入りになっているのではないかと思いますが、そのような方か興味本位でいらしている方なのか・・・。
いずれにしても、現地の方からするとこのように見えるという事を私たちは心に置いておかなければならないかもしれません。
「ここは被災地。観光地ではない」
現地の方にこんな想いを抱かせてしまうのは、あまりにも申し訳ないです。
また永遠に続くと錯覚をおこしそうな程の瓦礫の撤去。
そこにはまだご遺体も依然あるという現実。
この現実と日々向き合う現地の方の気持ちは遥かに想像を超えます。
そのような方たちを目の前にして、非常識な行為をする人たちがいます。
ここで何がおきたのか、全く無視したような行為に呆れてしまう・・・というのが現地の方の本音だと思います。
「心をひとつに」とか「力を合わせて」とかという言葉が現地の方に虚しく響く瞬間があると言う事。これも現実です。
メールを下さった方が撮影した綾里の桜です。
大船渡にも桜が咲きました。