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ジュリエット通り ~枯淡館は一見さんお断り?~

2014-10-23 19:18:56 | 母によるレポ





みなさま、ごきげんよう。


赤いダリアです、とってもキレイ。



街角でダリアを見たらジュリエット通りの事も頭に浮かんで参ります。



なかなか感想が書けません・・・。


内容が難しくて理解するに至らないのが一番なのですが、最初に見た時の座席。

これが問題なのでした。

入手困難なチケットを手にして観劇出来たことはありがたいのですが、

それ(ジュリエット通りの舞台)とこれ(中二階の座席)とは別かな。




ということで舞台の本編とは関係ない座席の事から書きます。




私の席からは舞台の下手が見にくかったのです。

S席でしたが、下手に立つ俳優さんの姿やセットも見えないのです。




あの劇場では舞台前にアナウンスにこんなアナウンスがあります。


「後ろの方が見えなくなるので寄りかかってご覧ください」


中二階の席は、座席は舞台に対して少しだけ斜めに設置されています。

その座席に寄り掛かると「手すり」が視線を遮るのです。

しかも手すりにはテープで注意事項が貼られていました。


「こちらの手すりには手などを置かないようにお願いします」



手すりに手を置くなって!?

お手拭きで手を拭くな?みたいな?



苦笑いです。

手を置くことを禁止されてしまったのだから、もうこれは手すりではないよね?なんだろう・・・

もはや視界を遮る鉄の棒?


ついうっかり無意識で俳優さんの動きを追いかけて、体を前にしてしまうと(中二階だから後ろではなくて)隣の方から、


「寄りかかってください」

「あっ、ごめんなさい」


と寄りかかる。


「寄りかかっていなければ!」という事に気を使って舞台に集中出来なかったのです。


おまけに足など伸ばす余裕など微塵もない。

きっちり寄りかかり足も曲げたままでエコノミークラス症候群になる心配もしたくなる。




せめてチケット発行に際してコクーンシートと同様に「見づらいお席となりますので、予めご了承下さい。」という一言は必要なんじゃないのかしら?と思いましたよ。


幸いにも二回目は一階の真っ当な席。

きちんと舞台の全てを見ることが出来ました。


なんたるストレスフリー\(^o^)/



*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・



ここまで書いて保存してから、三度目のジュリエット通りに通いました・・・


そこで頭に???????


アナウンスを良く聞くと



「正面のお席の方は後ろの方の迷惑になる場合があるので寄りかかって下さい」



正面のお席?


正面?



という事は、中二階の正面でない席では寄り掛からずに、手を置いてはイケナイ鉄の棒を避けて舞台を見ても良かったという事?


返して・・・私の初回(ノД`)・゜・。


ちゃんとアナウンス聞いて無かった自分が悪いんですけどね。隣の方も勘違いされていて双方が勘違いだったのである意味平和でしたけど、これ。


私が正面じゃないからいいの?と知っていたらお互いにイヤな思いを抱いて観劇する事になってしまった訳ですから。


劇場の方に確認しようと思ったの(笑)


これから行かれる方で確認した方がいらしたら教えて欲しいです。




続きは内容に触れるので追記にします。



・・・個人的にはネタバレを読んだ方が舞台は分かりやすくなるかも、と思いました。

ネタバレを読んで行っても受け取り方は自由な舞台内容なので、それも蟻・・・(笑)いや、アリだと個人的には思います。





双眼鏡は持って行ったほうがいいと思うの。


もちろんね、それを使わなくても分かるし伝わるとは思うんです。


でもね、やはり双眼鏡越しに見える章大さんの演技から「熱」を感じやすくなると思うの。


ジュリエット通りというタイトルから連想するのは「ロミオとジュリエット」でしたが、内容そのものは関係無かったです。


共通するのは悲劇という事かな。


そうね、悲劇だかた情熱的な分かりやすい熱さじゃなくて、内に秘めた、それを表に出す事を躊躇しているかのような熱さ。


これを表現していたんですよ、章大さん。



内包する熱さを、それをどう表現していいのか悩む青年を演じているのです。



痺れる・・・はあーもうなんってかっこいいのだろう。


戯曲を読み、目を閉じて舞台上の章大さんを思い返す。


鳥肌が立つ。


深いため息をつく。


そんな事を繰り返してしまうのです。



とにかく表情筋が大変によく動いていました。


身振り手振りはもちろんですけど「表情」


これは大事!



いい顔してたな~章大さん。

章ちゃんって呼べない雰囲気が終始漂っていました。



ストーリー展開からか、人物設定からか、どちらもですかね。

太一は常に眉間に皺を寄せています。



それからねー、公式HPに載っていた「あらすじ」を読んだんですけど、読んだ方いらっしゃいますよね?


あらすじに書かれていた事は舞台上ではひとつも描かれていないんですけど('Д')


戯曲本も全部読みましたが、その中にも書かれてはいませんでした。



・・・なんで?



ひょっとして、今の形になる前には「あらすじ」として書かれた部分も存在していたのでしょうか?


それが手直しされないまま掲載されているのでしょうか?


それとも、そういう事があったんだと「あらすじ」を踏まえて見て下さいって事なのでしょうか?


私にとって、この舞台を分かりにくくしてしまった要因の一つが「あらすじ」の存在でした。








少し時間がたって頭が整理されました。


が、早く書かないと記憶も薄れる。


そろそろ書こう。