尾崎まことの詩と写真★「ことばと光と影と」

不思議の森へあなたを訪ねて下さい。
「人生は正しいのです、どんな場合にも」(リルケ)
2005.10/22開設

2006年04月21日 08時20分01秒 | 詩の習作
すべては
星のように
遠いところに配置してある
湯気をあげている
コーヒーカップでさえ
全体が工場のような
惑星に見えた
乾いた
わたしの
腕が
つるのように
延びて
カップの取っ手を捕まえた
つぎつぎに
切断面の円盤の上で
彼の
彼女の
腕が伸びては
ひっこんだ

オートマチック

昨日から
逃げてきたのだ
どのひとも
こんな工場に

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