One of my absolute favorite video clips of Patrizio
皆様からお預かりしたバレンタイン・メッセージですが、
ゆうべのうちにPatrizioに送っておいたところ、
今朝早くすべて読んでもらうことができました
ニューアルバムの感想等もいろいろ聞かせていただき、
私自身、とても興味深く読ませていただきました。
Patrizioも今頃また日本に想いを馳せてくれているんじゃないかしら・・
メッセージをお寄せくださった皆様、ありがとうございました
最近私が一番癒されているのが「Un angelo(Angels)」、
このビデオクリップが大好きなんです。
アメリカ進出を果たしインターナショナルなPatrizioですが、
それでもヨーロッパの風景にあるPatrizioの姿はやはり特別・・
Patrizio自身も言うように、
ブルーのシャツを着るとさらにブルーに輝く瞳、
これが本来のPatrizioだと思うの。
Un Angelo(Angels) - Patrizio Buanne
歌詞&日本語訳はこちら。
このビデオクリップの舞台は、Sicilia(シチリア)の東、Catania(カターニャ)、
シチリア州都Palermo(パレルモ)に次ぐシチリア第二の都市です。
シチリアといえばまず美しいリゾート地Taormina(タオルミーナ)や
Agrigento(アグリジェント)が思い浮かびますよね。
ここカターニャは20年ほど前まではマフィア抗争が絶えず治安の悪さで有名でしたが、
2002年にカターニャを含むシチリア東南部の8つの街が
「Late Baroque Towns of the Val di Noto」
(ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々)
として世界遺産に登録され、
このシチリア建築の宝石と言われるバロック様式の街の中心地区はとてもクリーンになりました。
そもそもシチリアって地中海の真ん中に位置していますよね。
そのため古代より様々な民族の通り道となっていました。
古代ギリシャに始まり、ローマ帝国、アラブ、ノルマン、ビサンチン、フランス、
そしてスペイン・・
このシチリアには地中海3000年の歴史があると言われています。
さらにここカターニャは、
ギリシャ時代初期にはKatane(カタネ=溶岩の土地)と呼ばれていただけあり、
当時から活発な活動を続けてきたヨーロッパ最大の活火山Etna(エトナ山)の麓。
裾野が広がりまるで富士山のようですね。
カターニャの街はエトナ山噴火のたびに溶岩に埋もれ、破壊と再生を繰り返してきましたが、
17世紀、火山の噴火と大地震によりついに壊滅的に。
その復興のための大理石が足りず、代わりに溶岩を使いました。
そのため建物に白い部分と黒っぽい部分があるんです。
白とグレーのモノトーンなコントラストは独特の風情があり、
より重厚な歴史を感じますよね!
そしてPatrizioが立つ広場は、そんなカターニャの中心Piazza Duomo(ドゥオーモ広場)、
バックは街の守護神である聖アガタへの献身の象徴Cattedrale(カテドラーレ=大聖堂)。
このカテドラーレは11世紀に建てられ、修復を重ねながら18世紀に再建されました。
18世紀といえばバロック全盛期、このカテドラーレも壮麗なバロック様式ですよね。
なんてドラマティック!
日本人にも馴染みの深いところでは、
Stato della Città del Vaticano(バチカン市国)の
Basilica di San Pietro in Vaticano(サン・ピエトロ大聖堂)や、
RomaのFontana di Trevi(トレヴィの泉)、
Venezia(ベネチア)の
Basilica di Santa Maria della Salute(サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂 )
等が同じくバロック様式の建築物です。
そしてビデオクリップに映りそうで映らないんですけど(一部だけちょこっと・・)、
このドォーモ広場の中央に、同じく18世紀に建てられたバロック様式の噴水、
Fontana dell'elefante(象の噴水)があります。
かわいいですよね。この象はカターニアのシンボルで、これも溶岩でてきています。
イタリアに象がいるなんて、
やはり長い歴史の中、多くの民族の支配を受けてきたからこそでしょうね。
上部のモニュメントはエジプトからのものです。やはり多国籍です。
古い石の建造物、石畳、街の色のコントラスト、
シチリアは元々天然の城塞であった島なので、狭い路地が迷路のように広がります。
Patrizioと散歩したいナ~。Vespaも見えましたネ。
こちらでもカターニャの様子を見られます。
Catania - Giuseppe Castiglia
ドゥーモ広場の脇にはmercato(メルカート)と呼ばれる市場もあり、
シチリアで一番大きな魚市場もあります。
シチリアの太陽、空、海、歴史、
エトナ火山のミネラル分豊富な火山灰を利用した、風味豊かな野菜や果物、そしてワイン、
美しく、時に厳しい自然と向き合い、それを上手に利用していますよね。
たくましいです。
私がそもそもシチリアに興味を持ったのは、
若きマフィアの短くも悲しい運命を描いたアメリカ映画、
「THE SICILIAN(シシリアン)」(1987年)を観て、その小説を読んでからでした。
(1969年のアラン・ドロンのではなくクリストファー・ランバートの)
シチリアを舞台とする小説や映画ってたくさんありますよね。
また後日ご紹介しますネ。
Patrizio Buanneのニューアルバム「PATRIZIO」
amazon.co.jp で発売中! HMV online で発売中!
CD WOW! で発売中! TOWER.JP で発売中!
皆様からお預かりしたバレンタイン・メッセージですが、
ゆうべのうちにPatrizioに送っておいたところ、
今朝早くすべて読んでもらうことができました
ニューアルバムの感想等もいろいろ聞かせていただき、
私自身、とても興味深く読ませていただきました。
Patrizioも今頃また日本に想いを馳せてくれているんじゃないかしら・・
メッセージをお寄せくださった皆様、ありがとうございました
最近私が一番癒されているのが「Un angelo(Angels)」、
このビデオクリップが大好きなんです。
アメリカ進出を果たしインターナショナルなPatrizioですが、
それでもヨーロッパの風景にあるPatrizioの姿はやはり特別・・
Patrizio自身も言うように、
ブルーのシャツを着るとさらにブルーに輝く瞳、
これが本来のPatrizioだと思うの。
Un Angelo(Angels) - Patrizio Buanne
歌詞&日本語訳はこちら。
このビデオクリップの舞台は、Sicilia(シチリア)の東、Catania(カターニャ)、
シチリア州都Palermo(パレルモ)に次ぐシチリア第二の都市です。
シチリアといえばまず美しいリゾート地Taormina(タオルミーナ)や
Agrigento(アグリジェント)が思い浮かびますよね。
ここカターニャは20年ほど前まではマフィア抗争が絶えず治安の悪さで有名でしたが、
2002年にカターニャを含むシチリア東南部の8つの街が
「Late Baroque Towns of the Val di Noto」
(ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々)
として世界遺産に登録され、
このシチリア建築の宝石と言われるバロック様式の街の中心地区はとてもクリーンになりました。
そもそもシチリアって地中海の真ん中に位置していますよね。
そのため古代より様々な民族の通り道となっていました。
古代ギリシャに始まり、ローマ帝国、アラブ、ノルマン、ビサンチン、フランス、
そしてスペイン・・
このシチリアには地中海3000年の歴史があると言われています。
さらにここカターニャは、
ギリシャ時代初期にはKatane(カタネ=溶岩の土地)と呼ばれていただけあり、
当時から活発な活動を続けてきたヨーロッパ最大の活火山Etna(エトナ山)の麓。
裾野が広がりまるで富士山のようですね。
カターニャの街はエトナ山噴火のたびに溶岩に埋もれ、破壊と再生を繰り返してきましたが、
17世紀、火山の噴火と大地震によりついに壊滅的に。
その復興のための大理石が足りず、代わりに溶岩を使いました。
そのため建物に白い部分と黒っぽい部分があるんです。
白とグレーのモノトーンなコントラストは独特の風情があり、
より重厚な歴史を感じますよね!
そしてPatrizioが立つ広場は、そんなカターニャの中心Piazza Duomo(ドゥオーモ広場)、
バックは街の守護神である聖アガタへの献身の象徴Cattedrale(カテドラーレ=大聖堂)。
このカテドラーレは11世紀に建てられ、修復を重ねながら18世紀に再建されました。
18世紀といえばバロック全盛期、このカテドラーレも壮麗なバロック様式ですよね。
なんてドラマティック!
日本人にも馴染みの深いところでは、
Stato della Città del Vaticano(バチカン市国)の
Basilica di San Pietro in Vaticano(サン・ピエトロ大聖堂)や、
RomaのFontana di Trevi(トレヴィの泉)、
Venezia(ベネチア)の
Basilica di Santa Maria della Salute(サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂 )
等が同じくバロック様式の建築物です。
そしてビデオクリップに映りそうで映らないんですけど(一部だけちょこっと・・)、
このドォーモ広場の中央に、同じく18世紀に建てられたバロック様式の噴水、
Fontana dell'elefante(象の噴水)があります。
かわいいですよね。この象はカターニアのシンボルで、これも溶岩でてきています。
イタリアに象がいるなんて、
やはり長い歴史の中、多くの民族の支配を受けてきたからこそでしょうね。
上部のモニュメントはエジプトからのものです。やはり多国籍です。
古い石の建造物、石畳、街の色のコントラスト、
シチリアは元々天然の城塞であった島なので、狭い路地が迷路のように広がります。
Patrizioと散歩したいナ~。Vespaも見えましたネ。
こちらでもカターニャの様子を見られます。
Catania - Giuseppe Castiglia
ドゥーモ広場の脇にはmercato(メルカート)と呼ばれる市場もあり、
シチリアで一番大きな魚市場もあります。
シチリアの太陽、空、海、歴史、
エトナ火山のミネラル分豊富な火山灰を利用した、風味豊かな野菜や果物、そしてワイン、
美しく、時に厳しい自然と向き合い、それを上手に利用していますよね。
たくましいです。
私がそもそもシチリアに興味を持ったのは、
若きマフィアの短くも悲しい運命を描いたアメリカ映画、
「THE SICILIAN(シシリアン)」(1987年)を観て、その小説を読んでからでした。
(1969年のアラン・ドロンのではなくクリストファー・ランバートの)
シチリアを舞台とする小説や映画ってたくさんありますよね。
また後日ご紹介しますネ。
Patrizio Buanneのニューアルバム「PATRIZIO」
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