Patrizioも好きな映画「The Godfather」 ~そして「愛のテーマ」

2009-03-31 | Movie
「The Godfather」which is one of the all time greats!





何度でも聴いて~
Patrizioが日本語で歌う「ゴッド・ファーザー愛のテーマ」・・

日本での映像:銀座山野楽器でのショウ・ケース(2006/9/15)
         「題名のない音楽会」(2006/7/14収録・8/20放送)

Patrizioのファンの方にはもちろん、
まだPatrizioのことを知らない方にもぜひぜひ聴いていただきたいです。
Patrizioが日本を特別に考えてくれたのは嬉しいですよね。


私が初めて映画「The Godfather」を観たのは、
Christophe Lambert(クリストファー・ランバート)の「The Sicilian(シシリアン)」(1987年)や、
同じく1987年のKevin Costner(ケヴィン・コスナー)とAndy Garcia(アンディ・ガルシア)の
「Untouchable(アンタッチャブル)」を観て、
シチリアのマフィアやアメリカのギャングという、
とてつもない世界に興味を持ってからのことでした。

映画「The Godfather」の原作は、
アメリカのMario Puzo(マリオ・プーゾ)のベストセラー小説です。
Francis Coppola(フランシス・コッポラ)の監督で、
1972年にPART I、1974年にPART Ⅱ、1990年にPART Ⅲが映画化されました。



そもそも「Godfather」というのは、マフィアのドンへの敬称です。

ヴィト・コルレオーネは子供の頃に父と兄を殺され、
シチリアを追われて一人アメリカに移住し、
苦闘の末、アメリカで闇の権力者としてのし上がっていく・・・

そのヴィトを演じるMarlon Brando(マーロン・ブランド)の存在感ったら!

このヴィトには3人の息子がいましたが、
なんと温和な三男のAl Pacino(アル・パチ-ノ)演じるマイケルが、
2代目ドンとしてコルレオーネ・ファミリーを引き継いでいくこととなります。

しかし・・・
家族を守ろうとしたことが結果的に家族の崩壊につながっていくマイケルの悲劇・・・

全作を通して残酷なバイオレンス・シーンが随所に出てきますが、
単にマフィアやギャングの組織犯罪や復讐劇ではなく、
アメリカに移民しドンとして生きた一人の男コルレオーネの生き様、
その一族の栄光と悲劇、権力ゆえの孤独、愛ゆえの哀しみ
家族や仲間を守るために命を懸けるというシチリア気質、
社会や人と人との重い繋がり、様々なことがテーマにあると思います。



マフィアのドンの最期の場面が孫と遊んでいるトマト畑だったりっていう対比や、
「The Godfather Ⅱ」では、若かりし日のヴィト・コルレオーネを
Robert De Niro(ロバート・デ・ニーロ)が演じていますが、
父ヴィトと息子マイケル、この若き2人のドンが時空を超えて同時進行で描かれていたり、
また映像がNino Rota(ニノ・ロータ)の音楽と一体となって織り成す数々の場面も
とても印象的です。

流れる音楽で最も知られているのが、
「ゴッド・ファーザー愛のテーマ (Love Theme From The Godfather)」でしょうね。
原曲は「Brucia La Terra(燃える大地)」というシチリア民謡なんです。

こちらは、「The Godfather Ⅲ」で、
マフィアの後継者になることを拒み
オペラ歌手となったマイケル(アル・パチーノ)の息子のアンソニーが、
父に歌を捧げているシーンです。
ドンの涙が・・・

シチリア方言で歌われています。
ナポリ語もですが、シチリア語も味がありますネ。

「Brucia La Terra」 from「The Godfather」


Brucia la luna n'cielu
E ju bruciu d'amuri
Focu ca si consuma
Comu lu me cori

L'anima chianci
Addulurata

Non si da paci
Ma cchi mala nuttata

Lu tempu passa
Ma non agghiorna
Non c'e mai suli
S'idda non torna

Brucia la terra mia
E abbrucia lu me cori
Cchi siti d'acqua idda
E ju siti d'amuri

Acu la cantu
La me canzuni

Si no c'e nuddu
Ca s'a affacia
A lu barcuni

Brucia la luna n'cielu
E ju bruciu d´amuri
Focu ca si consuma
Comu lu me cori

大地が燃え 月が空で燃え 私の心は愛に燃えている
狂おしくて魂が泣き叫ぶ
君が戻ってこないのなら 太陽が輝くことは二度とない・・・


切なく情熱的な詞ですよね・・・
そしてこの曲は、いろいろな言語で歌われています。

Andy Williams(アンディ・ウィリアムス)が英語で歌った「Speak Softly Love」



そしてこちらは、
尾崎紀世彦さんの日本語バージョンです。


Patrizioのファースト・アルバムには、
イタリア語の「Parla Piu Piano」が入っていますよね。


歌われている世界はそれぞれ少し違いますが、でもどれも切ないラヴ・ソングです。


Patrizioは「The Godfather」の映画が好きで、全DVDを持っているんですって。
原作の小説は、まだ映画を観る前、18歳のときに読んだそうです。

「愛のテーマ(ささやき)」を日本語で歌うにあたり、
Andy Williamsがかつて日本語で歌ったものも参考にしたでしょうし、
尾崎紀世彦さんの歌も当然聴いたでしょうネ!

来日時の「題名のない音楽会」では、
残念ながらオーケストラとの行き違いで演奏と歌が合わない場面があり、
Patrizioには申し訳なかったと思います。
なのにPatrizioは最後までexpressiveに歌いあげてくれました。
Patrizio、もしかしたら逆に申し訳なかったと今でも気にしているかもしれませんね。
日本語の「愛のテーマ」もいつかステージで聴かせてくれると嬉しいですネ!


Patrizio, Ti ringrazio di cuore...Non vedo l'ora di vederti..

★必聴必見★Patrizioが日本語で歌う「ゴッド・ファーザー ~愛のテーマ」

2009-03-24 | Patrizio - video
Grazie Patrizio,
    So moved to tears to listen to the song in our Japanese language...


覚えていますか? あの「題名のない音楽会」での約束を・・




「日本に来てイタリアの文化を共有することができて嬉しいよ!
 次の機会には日本語で歌うと約束するからね!」

ステージ上でたしかにそう言ったPatrizio。


そして・・・・・


とにかくまずはご覧くださいネ。
アップしてくださったのはPatrizioサイドの方です。

 必聴必見 

Patrizioが日本語で歌う「ゴッド・ファーザー ~愛のテーマ」


日本での映像:銀座山野楽器でのショウ・ケース(2006/9/15)
         「題名のない音楽会」(2006/7/14収録・8/20放送)


2006年夏にこの約束を聞いた時には、
次のプロモでは日本語でも何かちょこっと披露してくれるのね、
くらいに思ってたの。

でもPatrizio、想像以上にちゃんと真剣に考えていてくれたんです。
サード・アルバムの選曲中やレコーディング中でもこのことは気にかけてくれていたの。

嬉しいですよね!
6ヶ国語ペラペラのPatrizioがあえて日本語を選んでトライしてくれただなんて!

でもなんだか実感わかないでしょう?
だって世界のパトリツィオ・ブアンネ!
日本だけに想いを馳せながら日本語で歌ってくれているなんて・・


この「ゴッドファーザー~愛のテーマ」、
日本語では尾崎紀世彦さんが歌っていましたよね。(日本語詞:千家和也)
Patrizioはそれと同じ歌詞で歌っています。
オリジナルのイタリア語版や英語版とは歌われている世界が少し違うんですけど、
でもどちらも美しいラヴ・ソングです。

こちらは、ファースト・アルバム収録のオリジナル・イタリア語版「Parla Piu Piano」。


                    

ぜひぜひご感想をお聞かせいただけませんか?

Patrizioに伝えてあげたいと思うの。
日本のファンの反応は気になってるはずでしょう?

これまで同様、日本語でも構いませんので、
ブログ用メールアドレスまでメールでお願いいたします。
pat_kaori@mail.goo.ne.jp

随時お待ちしていますネ!
何度もゆっくりご覧になってかみしめてくださいネ。
でも早く伝えてあげたいので早めが嬉しいナ

                   


それから・・
この曲がいつかアルバムの日本盤に入るのか入らないのか、
そのあたりのことは私にはわかりません。
色々な事情でたとえアルバム化されることがなくても、
私たちは十分幸せですよね!
Patrizioに心からありがとうと言いたいです!!


Grazie mille Patrizio,
Se avessi l'occasione di venire in Giappone in futuro fammelo sapere!

「Patrizioでイタリアン・ブランドの広告デザインを♪」~公式フォーラム・コンペティション

2009-03-20 | Patrizio
Be creative! for the perfect advertisment!


ここしばらくAlessio命になっている間に、
Patrizioったら新しいコンペティションを出してきました!

「Patrizioを3語で表すとしたら?」に続く第2回のコンペティションのテーマは・・・


「Patrizioでイタリアン・ブランドの広告デザインを」!



なんてPatrizioに相応しいテーマなんでしょう!


まず指定の5つのイタリアン・ブランドと3枚のPatrizioの写真を見て、
自由な発想でイマジネーションを膨らませてください。

そしてそれぞれ1つずつ選び、素敵なキャッチ・コピ-をつけて、
目を引く1枚の広告ポスターに仕上げてください。
ブランドのロゴも入れて本格的にデザインしてみてくださいネ!

指定のブランドは・・・


① Maserati(マセラティ)=自動車

② Gucci(グッチ)=メンズ&レディース・ファッション

③ Zegna(エルメネジルド・ゼニア)=メンズ・ファッション

④ Lavazza(ラバッツァ)=コーヒー

⑤ Movado(モバード)=腕時計




そして指定されているPatrizioの写真は・・・

(写真をクリックすると大きなサイズになります!)











どう? 何かひらめきましたか?

ぜひ参加してみませんか?
フォーラム・メンバーに限らず、世界中どなたでも自由に気軽に参加できます。

指定のメールアドレスに送るだけなので簡単ですし、
Patrizioが見るだけでネット上には出ませんので、
著作権の心配も一切しなくて大丈夫です!

但し、1人1作品に限ります!

ゆうべさっそく直感で1つ作ってみたの。
キャッチ・コピーも思いつくたびにメモってます

でもまだ内緒


参考までに・・・

ジョージー・クルーニーの「ネスプレッソ」や、






エヴァ・ロンゴリアの「ロレアル」、




こんなブランド広告も素敵ですよね!



画像加工ソフト(画像レタッチソフト)を使ったことない方でも、
フリーソフト(無料のソフト)をダウンロードしたりして、
この機会に研究してみるのも楽しいですよネ!

WinnerはPatrizio本人が選びます。
技術的に優れたものではなく、
何かちょこっとセンスが光る作品が選ばれるんじゃないかしら。

〆切はまだ発表されていませんが、たぶん来月末くらいになるのでは・・?
発表されしだい、メールアドレスと合わせてお知らせしますネ!


Com'è interessante!

アレッシオ・バックス「マスター・クラス」聴講してきました:*) ~浜松国際ピアノ・アカデミー

2009-03-13 | Music
Great opportunity to audit Alessio Bax Master class
           at Hamamatsu International Piano Academy.



「世界に通用するコンサート・ピアニストの育成」を目的に毎年3月に開催される
「浜松国際ピアノ・アカデミー」!

14年目の今年は、
3月6日(金)のAlessio Bax(アレッシオ・バックス)ピアノ・リサイタルで開幕し、
翌7日(土)からは5日間にわたっていわゆる「マスター・クラス」が開講されました。
「マスター・クラス」は、
国内外のピアニストの卵たちが国際舞台で活躍する音楽家たちから直にピアニズムを教わる
素晴らしいチャンス!

今年の教授陣は、
毎年このアカデミーの音楽監督を務める日本を代表するピアニストの中村紘子先生を筆頭に、
ザルツブルグ国際音楽アカデミーなど世界各地でマスタークラスを持ち、
ショパン国際ピアノコンクールの審査委員長も務める
ポーランドのアンジェイ・ヤシンスキ先生、
ウィーン国立音楽大学ピアノ・コンサート科のミヒャエル・クリスト先生、
ハノーヴァー音楽大学からアリエ・ヴァルディ先生、

そしてそして、アレッシオ・バックス先生!待っていたの!



大好きなデビュー・アルバムです!(写真をクリックして~!)
ロマン派~近代のバロック主題による編曲コレクションという凝った内容なの。

全曲ショート・ピースですが、なんて劇的!!なんてExpressive!!

ぜひCDをフルで聴いてほしいです
試聴じゃあまりにも短すぎてドラマティックな展開にまで至らないし、
一音一音の重みや美しさもパソコンを通してでは伝わりません。

最近またまたハマっているのが、
9曲目の「Sarabande & Chaconne from Handel's Almira」
(リスト「ヘンデルの ≪アルミーラ≫ からのサラバンドとシャコンヌ」)・・
魂が揺さぶられるの~~~。。。

アレッシオって、超絶ピアノ・テクニックを持ちながら、
ただただ華麗にテクニックを披露するだけのピアニストとは違って、
内面をとっても大事にするピアニストなの。素晴らしい表現力です。
いったいどんなレッスンになるのかしら!


その「マスタークラス」は一般市民にも公開されるんです。
受講生(以下、生徒)は国内外から選び抜かれた12~23歳までの30名。
3人ずつのグループに分かれて各先生のレッスン室で1人ずつソロ・レッスンを受けます。
1人あたり60分間のレッスン、他の2人は傍で見て勉強できるの。
5日間毎日違う先生のレッスンを受けられ、3人のグループもシャッフルされ、
より多く学べるよううまく組まれています。

私たち一般の聴講者は1000円で当日聴講券を買い、
それぞれ好きな先生のレッスンを自由に見ることができます。
ただしレッスンの妨げにならないよう、出入りのタイミングは限られます。

浜松国際ピアノ・アカデミーは毎年3月に開催され、毎年1回は聴講してみるんですけど、
今年は何といってもやっとバックス先生が来てくれたんだもの、
4日間通ってしまいました!

せっかくのチャンス、すべての先生のレッスンを!って思ってはいたものの、
なぜか、バックス先生のレッスン室のある6階でエレベーターを降り、
どうしても、バックス先生のお部屋に入ってしまうイケない私・・


これは初日のレッスン風景です。傍にいる女性は通訳の方。

(3/8付「中日新聞」より)


広いレッスン室にはピカピカのグランドピアノが2台並べらていて、
私たち聴講者はピアノから2メートル位のところの椅子に自由に座れます。

レッスンが始まり、
3人のうち最初にレッスンを受ける生徒がまず自分の受講曲を演奏してみせます。

水曜日はお昼も食べず急いで行ったので聴講者は最初なんと2人しかいなくて、
私は実質一番前(私の前は今レッスンを受けている生徒の席なので空席になっている)に座れたの。

で、で、その最初の演奏を先生は空席になっている生徒席に座って聴くんだけど、
つまりバックス先生が私の前の席!・・目の前・・どこを見たらいいの?・・ドキドキ・・

そんなこんな中、生徒の演奏が終わると先生はピアノに戻ってしまいました。
そしてバックス先生、まず褒めるんです。

「ウォーミングアップなしで弾くには難しい曲なのに綺麗に弾けたね!」とか、
「君のスタッカート、とっても素敵だったよ!」とか。

私が4日間通ってしまったのは、ただただバックス先生見たさじゃないんです
なんていうんでしょう、
見ている人もピアノを弾きたくてたまらなくなるようなレッスンなの!

それに英語圏でない生徒には通訳がつくんですけど、
英語でのレッスンってとにかく素敵!
先生はわかりやすい単語を使って話してくれるし、
日本語よりイメージがつかみやすいと思うの。

「音楽はFlexible(フレキシブル)なものだからもっと自由にイメージしてみてごらん」
「こっちの方がColorful(カラフル)でしょう?」
「こう弾いた方がHappy(ハッピー)に終われると思わない?」
「今のトリル、すごくCharming(チャーミング)だったよ!」

これってやっぱりイタリアンの本質ね!

実は私も5歳~18歳までピアノを習っていたの。
ピアノの先生になりたくて音大に行きたいと真剣に考えていた時期もあって、
でも気ままにピアノを弾くことは好きだったけど、とにかくレッスンが嫌いだったの。
それではお話になりませんよね!

もしバックス先生みたいな先生だったらナ~。。。

バックス先生って、
上から目線で指導するのではなく生徒と一緒に曲を作り上げる姿勢なんです。
それにどのようにしたら生徒のイマジネーションを膨らませられるかをよくわかっていて、
何かにうまく例えて生徒に伝えるの。

「炎って一気に燃え広がるばかりじゃないよね、
その前にupしたりdownしたりもしながらまわりを巻き込んで、やがて大きく燃え盛るんだ」

「ここは引力の法則を意識しながら、
ローラー・コースターのトップから一気に下るイメージで弾いてごらん」

「ここは僕が一番好きなところなんだ!君はどう思う?」

「あ!ここがこうなっちゃうのは僕だけかと思ってた!
どうしてここはこんなに難しいんだろうね!」

「ほら、こんなに素敵な和音だ。ちゃんとハーモニーが聴こえるよ」

レッスンを見ていてとっても心地良いんです。

でもイメージだけでは演奏できません。
色彩豊かな音色を出すためには打鍵テクニックやペダル使いは必要不可欠です。
そんな技術的なことも丁寧に細かく教えてくれます。

「こういう音を出したい時は、腕はこの角度のまま、手首をこう動かすといいよ」

「ここは指先じゃなく指の腹で弾くと綺麗な音が出るよ」

「ここは鍵盤を上から抑えるんじゃなく、こうやって前に押し出す感じがいいよ」

優しいけど見逃さないの。
すぐストップかけるし、納得するまでリピートさせるし。
そんな中で、
一音一音の表情やコントラスト、曲が流れていく表情、明暗、強弱、柔硬、ウェット感・・
音色の可能性が広がり、曲が更に美しく仕上がっていく様子はなんて感動的!


バックス先生って、素敵でしょう?

それに私、ちゃんとレッスンも聴いてたでしょう?


でも正直、私の席はバックス先生のお顔がばっちり見えるアングルだったので、
もう見とれちゃってずっとうっとりしてました~~~

だって、アップテンポの曲だったりすると指を鳴らしながらリズムをとり、
まわす腕がだんだん大きくなって、
クライマックスでは生徒のピアノに飛び込むかと思うほど!
私、こういうアクションにも弱いの~。。

生徒の皆さんの技術やセンスが素晴らしいのはもちろんのこと、
それより何より、
「このブルーの瞳でこんなに見つめられているのに、どうして弾けるんだろう」
って思っちゃう!

でも音楽用語ってイタリア語でしょう?
Dolce(ドルチェ=優しく)、
Animando(アニマンド=活発に)←イルモンドみたいでしょう?
とか出てくるたびに、Patrizioがチラついたけど


そして、そして、こちらは4年前、
イギリスBBCとNHKの共同制作「ベートーヴェン・プロジェクト」で、
世界的ピアニスト&指揮者であるDaniel Barenboim(ダニエル・バレンボイム)の
マスタークラスを受けているバックス先生です。

ピアノソナタ29番ハンマー・クラフィーア第4楽章
2005年1月「シカゴ・シンフォニー・センター」にて



ダニエル・バレンボイムといえば、
今年のお正月のウィーン・フィル・ニュー・イヤー・コンサートの指揮者ですよね!
アルゼンチン出身のイスラエル人です。

この企画では世界の第一線で活躍する若手ピアニスト7人が受講者として選ばれ、
北京五輪開会式でシャオガン・イェを奏でた中国のLang Lang(ラン・ラン)も
その中の一人でした。
「マスタークラスって」素晴らしい機会ですよね!

「浜松国際ピアノ・アカデミー」は、
15日(日)の「ピアノ・アカデミー・コンクール」まで続きます。
14日(土)には他の先生のレクチャー・コンサートもあります。
ソロ・レッスンに続いてのコンツェルト・レッスンも見たかったナ~。

バックス先生の滞在もあともう少しか・・


Goditi il tuo soggiorno in Hamamatsu!

「浜松国際ピアノ・アカデミー」開幕 ~シャイなイタリアの貴公子アレッシオ・バックス♪

2009-03-07 | Music
It was such an amazing recital by Alessio Bax from Italy,
            at Hamamatsu International Piano Academy!


私が住んでいる静岡県浜松市はヤマハやカワイ等ピアノをはじめとする楽器産業が盛んです。
日本におけるピアノ生産のほとんどは浜松市が中心なんです。
楽器作り中心の「楽器の街(工業都市)」としてだけでなく
「音楽の街(文化都市)」として国際的文化事業、特に音楽方面の事業が盛んで、
国際交流と人材育成にも力を入れています。

3/6(金)から開催されている「浜松国際ピアノ・アカデミー」も、
そんな活動の1つです。

「浜松国際ピアノ・アカデミー」は今年で14年目、
「世界に通用するコンサート・ピアニストの育成」を目的に毎年3月に開催されます。
世界の第一線で活躍する演奏家や指導者たちから直に生きたピアニズムを学べるという
素晴らしいチャンス!

開催にあたって国内外からアカデミー受講生が募集され、
選ばれた30人は世界の一流の演奏家たちから直にレッスンを受けることができるの!
そのレッスンも公開され一般の人も聴講できるし、
受講生たちは5日間にわたる公開レッスンを経て、
「ピアノ・アカデミー・コンクール」に出場することとなります。
他にレクチャーコンサート、シンポジウム、ピアニスト用の筋トレ講座等、
10日間にわたって開催されます。

音楽監督はあの中村紘子さん。
そして今年の教授陣はポーランド・オーストリア・イスラエルからの一流の演奏家に加え、

イタリアからやっとやっとAlessio Bax(アレッシオ・バックス)!



Alessioは1977年イタリア・バーリ生まれの31歳、
浜松市にも深い縁のある、NY在住のイタリア人ピアニストなんです。

若手ながら世界各地でキャリアも重ねてきているの。
8歳でピアノを始め、翌年イタリア国立バーリ音楽院に入学、
10年かかるコースを5年で最年少14歳にて最優秀で卒業。
アメリカ・ダラスの南メソジスト大学で磨きをかけ、
さらにイタリア・シエナのキジアーナ音楽院「国際マスタークラス」では
「名誉ディプロマ」(最優秀受講生)も得たほどの実力派!

20歳の時に、3年に一度開催される「浜松国際ピアノ・コンクール」に縁あって出場し、
見事優勝!
(私もこの目で見ました!)
2000年22歳の時にはイギリスの名門「リーズ国際ピアノ・コンクール」でも堂々の優勝!
以後世界各地でのコンサート、音楽祭への出演、ソリストとしてオーケストラとの共演等、
ヨーロッパを中心に世界中で多忙を極めています。

バーミンガム市響、ベルギー放送管、スペイン放送管、BBCウェールズ響、
ロンドン・フィル、ロイヤル・リヴァプール・フィル、
新日本フィル、東響、N響等、共演したオーケストラは70以上で、
あの「Il Mondo」のロイヤル・フィルとも共演してるの!
イギリスBBCとNHKの共同制作のベートーヴェン・プロジェクトでも、
北京五輪開会式でシャオガン・イェを奏でた中国のLang Lang(ラン・ラン)たちとともに
名誉ある7人に選ばれたり、
母校の南メソジスト大学で後輩の指導にもあたっています。


こちらは「リーズ国際ピアノ・コンクール」本選でのバーミンガム・シンフォニーとの共演。
「ブラームスのピアノ協奏曲第1番」 
Alessio君はまだ22歳です(9年前)



そしてそして、
「第14回浜松国際ピアノ・アカデミー」の初日を飾るオープニング・コンサートとして、
Alessioのピアノ・リサイタルがあったの。
Alessioの生の演奏を聴くのは今回で4度目、7年ぶりでした!

ライトがおちステージに現れた7年ぶりのAlessioは、
精神的に厚みを増した様子が全身の雰囲気に表れていて、胸が熱くなりました。
人間って経験を重ねることによって一まわりも二まわりも大きくなるものなんですね。

Alessioは他を寄せつけない華々しいオーラがあるタイプではなく、
イタリア人にしては(?)シャイで物静かなタイプ、
でもその分、強い精神力とピアノへの熱い熱い情熱を秘めていて、
人柄そのままの真摯な演奏をするの。
そして感情と知性のバランス、力強さと詩を綴るような繊細な表現力のバランスが
心地良いんです。

ブラームス・・リスト・・Alessioが敬愛するラフマニノフ・・

心身ともにピアノと一体となっているAlessioに会場中が魅了されていきました。
リストのソナタ風幻想曲「イタリア」も情景が目に浮かぶようでした。
プログラムにはなかったけれど、
「左手のための曲」と基礎的なバッハの練習曲を最後に弾いてみせてくれたの。
シンプルな曲だけに一音一音の魅力や表現力が際立ってました。

拍手喝采を浴びたAlessioのブルーの瞳はキラキラと輝いていて、
はにかんだ笑顔もあいかわずcuteでした♪

今年の11月には3年に1度の「浜松国際ピアノ・コンクール」がまた巡ってきます!

国際ピアノコンクールといえば、
まず思い浮かぶのが、ロシアの「チャイコフスキー国際コンクール」とか、
ポーランドの「ショパン国際ピアノコンクール」だと思うんですけど、
世界の主要な121のコンクールが加盟している「国際音楽コンクール世界連盟」というのがあって
(1957年にスイスのジュネーブに設立)、
アジアで加盟しているのは唯一日本だけなんです。
この「浜松国際ピアノコンクール」の他には、「静岡国際オペラコンクール」、
「神戸国際フルートコンクール」、「大阪国際室内楽コンクール」、
「武蔵野市国際音楽コンクール」、「仙台国際音楽コンクール」が加盟しています。

日本のコンクールが、世界の若い演奏家をさらに大きな世界にはばたかせるきっかけになるなんて、
素晴らしいことですよね!

Alessioはこれから数日間アカデミーの教授陣として後身の指導にあたります。
聴講してこようかナ。
11月にもまた来日して演奏してほしいです!

Alessio Bax、音楽雑誌にも時々載ってます。
シャイなイタリアの貴公子、実力派です。応援してくださいネ!



Bravissimo Alessio! Ti auguro una brillante carriera!

日本でもこんなTVスポットが流れたら・・・

2009-03-04 | Patrizio - video
I will never forget how impressed I was when I fist saw your IL MONDO.






Patrizioは現在、
多忙ではあるけれど今ちょっとだけ落ち着いた日々を送れているようです。

アメリカ・ピッツバーグでは、コンサートが正式にアナウンスされて以来、
WQED(PBSのTV局)等でコンサート告知の映像が頻繁に流されています。
同じくコンサートを控えたクリス・ボッティに引けを取らないくらいなんですって!
チケットは65ドルから110ドル、やはりすでにソールドアウト間近。
ファンの方はチケットだけでなくホテルや飛行機の予約で忙しそうです。

Patrizioの人気はあいかわらず凄いですネ!
アメリカでの新しいプロモーション・ビデオ、早く見たいです!

Patrizio、どんなかナ~~

私、今でもこのTVスポットが大好きなの!
歌声を初めて聴いた時もそうだけど、
歌っているPatrizioの姿を初めて見たときの衝撃と感動はいまだに忘れられないんだもの!
ほんの数十秒の映像ではあるけれど私にとっては宝物です。

もし日本で流れたら・・そう考えると鳥肌が立っちゃう・・


TV SPOT in UK for 「THE ITALIAN」2005年



TV SPOT in UK for 「FOREVER BIGINS TONIGHT」2007年


この2007年の方も、
初めて見た時いきなり「You're My World」が流れたので心臓が止まるかと思ったの・・

 
TVスポットを見ていると、
Patrizioに出会えてとっても幸せってつくづく思うし、
自分自身もいろいろな意味で初心に返れる気がするんです。

皆さんもPatrizioに出会って人生が変わったでしょう?


Patrizioみたいな人、もう一生現れないだろうナ


Patrizio, Non ci sarà mai un altro come te..

あしたはJonのバースデーなんです:D

2009-03-01 | Bon Jovi
Happy Birthday to Jo~~~~n!

3/2はJonのバースデーなんです。
Patrizioが超忙しいうちにこっそりJonのお祝いをしちゃおうと思います

Kenneth Cole(ケネス・コール)の香水のCM



JonはPatrizioに出会うずっとずっとずっと前から好きだったので、
バースデーのときくらいお許しくださいネ

主なアルバムを簡単にご紹介します。
(但し、個人的な解釈です)
すべてのアルバムがメンバーの人生に直結しているところが好き!

ジャケット写真をクリックしてもらうと試聴もできます。
PatrizioもBon Joviは大好きなので、もし機会があれば聴いてみてくださいネ!


1st 「RUNAWAY」(夜明けのランナウェイ)1984年

2nd 「7800°FAHRENHEIT」(ファーレンハイト)1985年

3rd 「WILD IN THE STREETS」(ワイルド・イン・ザ・ストリーツ)1986年


4th 「NEW JERSEY」(ニュー・ジャージー)1988年 

これぞ、ハードロックバンドBon Jovi!というアルバム!
世界的にゆるぎない地位を確立し、後のハードロック界に絶大な影響を与えました。
今のライブの定番曲もたくさん入っています。


ところが・・
2年以上にもわたる過酷なワールドツアーでメンバーたちは消耗してしまいます。
自分たちを完全に見失い、一時活動を休止、解散の危機に直面・・
Bon Joviから離れそれぞれ自分自身を見つめ直します。

その結果・・
再起をかけた新生Bon Joviの第一弾!

5th 「KEEP THE FAITH」(キ-プ・ザ・フェイス)1992年

タイトルからもわかるように、
自分たちを信じ信念を貫いていこうという爽やかな決意に満ちたアルバム!
特に「I Believe」が大好き!
新たな出発に際し、ロングヘアーをバッサリ切りイメチェンしたJonが超~ステキで、
私は完璧にハマりました



ベスト盤 「CROSS ROAD」(クロス・ロード)1994年

永遠のバラード「Always」収録。


6th 「THESE DAYS」(ジーズ・デイズ)1995年

これまでに比べるとダークな印象で当時は賛否両論でしたが、
実はとてもクオリティの高いアルバムだと思います!
ちょっとR&Bっぽくて大人な感じで、Jonのヴォーカルが最高!
特に秋になると無性に聴きたくなっちゃいます。


メンバーそれぞれのソロ活動も盛んな後・・


7th 「CRUSH」(クラッシュ)2000年

21世紀版「Livin' On A Prayer」の「It's My Life」が世界中で超絶ブレイク!
新しい世代のファンを新たに獲得し、Bon Jovi第二次黄金期の到来!
でも個人的には「It's My Life」と「Thank You for Loving Me」以外、
あんまり好きじゃないけど


8th 「BOUNCE」(バウンス)2002年

あの忌まわしい「911アメリカ同時多発テロ事件」をうけてのアルバム。
Heavyなサウンドと繊細で美しいバラードがうまく組み合わされていて、
嘆きと悲しみ、怒りの中から立ち上がる、Positiveで強く優しいアルバムです。


9th 「HAVE A NICE DAY」(ハヴ・ア・ナイス・デイ)2005年

2004年の米大統領選挙戦で、
米民主党と共和党の対立が激しく様々な関係において溝が深まっていたアメリカ、
「それぞれ意見はある、言い争っても埒があかない、
なら結局はHAVE A NICE DAY!って笑って手を振り自分の信じる道を行くしかないね!」
ジャケットのナイス君の含み笑いにも表れているように、
実はちょっと皮肉を込めたタイトルです。
いろいろなサウンドが楽しめて大好き!


10th 「LOST HIGHWAY」(ロスト・ハイウェイ)2007年

もうホントにBon Joviのファンでいてよかったってつくづく思えるの。
それぞれのメンバーの人生の大きな転機を乗り越えつつ作られたアルバムで、且つ、
Jonはイタリア系だけど今ではアメリカの顔、
最も愛する国の一つアメリカの為に人生を捧げているということがとっても感じられるの。

実は発売当初、カントリーっぽい?って思って正直ちょっとがっかりしたものの、
聴けば聴くほどサウンドだけでなく広い意味で今のBon Joviらしいっていうことが感じられ、
今だに毎日聴いているアルバムです!大好き!

なのになのに、以前Patrizioに、
「私、もっとロックテイストなBon Joviの方が好き!」
なんて言ってしまって、激しく後悔・・

「I Love This Town」の後半はなぜか泣けちゃうの、全然バラードじゃないのに・・
「I Love This Town」はたぶんPatrizioも好きです!



こちらはアルバム「HAVE A NICE DAY」より、「Welcome to wherever you are」

「Welcome To Wherever You Are」

Maybe we're different, but we're still the same
We all got the blood of Eden, running through our veins
I know sometimes it's hard for you to see
You come between just who you are and who you wanna be

If you feel alone, and lost and need a friend
Remember every new beginning, is some beginning's end

Welcome to wherever you are
This is your life, you made it this far
Welcome you gotta believe
That right here right now, you're exactly where you're supposed to be
Welcome to wherever you are

When everybody's in, and you're left out
And you feel your drowning, in a shadow of a doubt
Everyones a miracle in their own way
Just listen to yourself, not what other people say

When it seems you're lost, alone and feeling down
Remember everybody's different
Just take a look around

Welcome to wherever you are
This is your life, you made it this far
Welcome you gotta believe
That right here right now, you're exactly where you're supposed to be

Be who you want to, be who you are
Everyones a hero, everyones a star

When you wanna give up, and your hearts about to break
Remember that you're perfect, God makes no mistakes


すごい歌詞でしょう?!

どんな人生でも、
誰もが奇跡、誰もがヒーロー、誰もスター、誰もがパーフェクト・・!

だって神様は決して間違いを犯さないからね

人がなんて言うかじゃなく、君の心の声をよく聞いてごらん
大切なのは君自身がどうありたいかだよ

人生よく頑張ってきたね
君はまさに今いるべき場所にいるんだよ

ようこそ 今の君へ


このビデオクリップは、
朝のラッシュアワーの時間帯にNYのセントラルパーク脇で撮影開始されました。
途中でブルックリン橋やエンパイア・フルトン・フェリー公園にも移動してます。


KaoriはとってもPatrizio命なの。
でもでも、Jonもなかなか素敵でしょう??


Patrizio e Jon, Loro sono dei buoni amici.
Che begli uomini!