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Il Mondo need Patrizio from Italy.
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「IMAGE」 in Greek, 2007/12/21 より
ギリシャの雑誌の記事です。
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あなたのファーストアルバム'The Italian'には、
60年代のイタリアのポップスと、伝統的なナポリの音楽が入っていますね。
まだ若いのにどうしてそういう曲を選んだの?
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今の世の中って、ファーストフードやスポーツシューズ、
音楽はテクノやラップで溢れかえっているけど、
もっと上質なものが必要じゃないかって思うんだ。
僕が音楽を通して表現している生き方とかロマンティックなものって、かっこ悪いかい?
僕はそうやって育ってきたんだよ。
みんなも知ってるとおり、ヨーロッパには古い古い歴史があって、
イタリアの文化は西洋文化にとてつもなく大きな影響を与えてきたんだ。
そんな素晴らしいイタリアのライフスタイルをもう一度見直してもらいたいと思ってね。
ファーストアルバムに入れた60年代のイタリアン・ポップスや
伝統的なナポリの曲っていうのは、タイムレスなんだ。
消えてなくなってしまうことはないんだよ。メロディーやハーモニーがそうだからね。
そんな音楽を今のこの新しい時代の新しい世代に紹介する、
そういう歌手が求められていたんだと思うんだ。
実際僕のコンサートには、10代から90代までの幅広い年代の人たちが来てくれるんだよ。
僕自身大好きなエンターティナーのエッセンスを取り入れつつ、
それを新しいジャンルにアレンジする、
いわゆる、「A new school crooning entertainer」っていうとこかな。
シンプルにそれが「Patrizio」だよ!
イタリアの音楽ってクラシックだけって思われていたり、
イタリアの新しいポップス・シンガーだけが注目されたり、
歌詞はイタリア語なのに、元はアメリカの音楽だって思われていたりする。
だからなおさら自分の中に「イタリアン魂」をしっかり持っていたいって思っていたのかな。
僕の音楽は、ボチェッリやパヴァロッティのようなクラシックでもないし、
ズッケロやローラ・パウジーニとも違う。
まず大事だったのは、世界にはイタリアの音楽が元になっている曲がたくさんあるんだよ
っていうことを世の中に紹介することだった。
たとえば「You don't have to say you love me.」や「A man without love.」もそうだよ。
それが僕自身が選んだ道、そしてそれがうまくいってるんだ。
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あなたについてもう少し聞かせてくれる?
好きなこととか、嫌いなこととか、人生のモットーとか。
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「Live every day as it would be your last day.」ってわかる?
僕たちが天国に召されるそのときには、
これまで積み上げてきたものや、やってきたこと全部を持っていくことはできない。
だから、今を精一杯生きること、リラックスしながらも情熱をかけて生きていきたいよね。
家族や友達よりもお金や仕事だけの人生もまっぴらだよ。
それと、マナーをわきまえなかったりとか、横柄で目立ちたがりやとか、
攻撃的だったりとか、そういうのは好きじゃないな。
人を尊敬することができて、いつも笑顔でいて、
まわりにポジティブなエネルギーを与えられるような、そんな人が好きだよ。
争いごとはもうたくさん。世界、Il Mondoを明るく照らしていこうよ!
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これからのプランについて聞かせてください。
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今アメリカでサードアルバムをレコーディングしているんだ。
新しいマネージメントで動き出したばかりだよ。いい方向に進むはずだよ。
アルバムが完成したら、世界中をツアーするからね!
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あなたもご存知のとおり、ギリシャのパトラス(Patras)はイタリアへの出入口でもあって、
音楽や文化もイタリアから大変影響を受けています。
あなたのファンもたくさんいるの。何かメッセージをください。
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ギリシャのみんなならなおさら、僕がやりたいことを理解してくれるよね。
ギリシャは大好きな国の1つだよ。
故郷ナポリ(君たちはneapolisって呼んでるよね)を思い出させてくれるしね!
una fazza una razza.(Greek Italy),
ciao ciao!!
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イタリアとギリシャって神話の時代から大いに影響し合ってますよね。
建築物、音楽、食べ物や言葉など、
古代ギリシャ文明がイタリア文化に大きな影響を与えました。
「ナポリ」という名前は、実はギリシャ人が「ネオポリス(新しい都市)」という意味で
名づけたものですし、イタリア南部には今でもギリシャ語を話す地域もあります。
このPatrizioって、もうイヤになっちゃうくらい素敵!
私って、ずっと宇宙飛行士になりたかったというお話は前にしましたけど、
宇宙とか星座とか、ギリシャ神話とか古代ローマ史とか、
そういう壮大で神がかりなものってとても興味があるんです。
Patrizioって、ギリシャ神話一の美男子アドニスもまっ青なくらいハンサム!!
そして、古代ローマのチェザーレ(カエサル)のように、
後世にまでその名は語り継がれていくのね・・。
(チェザーレはイタリア語読みで、ラテン語ではカエサル、
一番知られているのは英語読みのジュリアス・シーザーかな?)
チェザーレはローマ最大の英雄ですけど、
Patrizioはこれからのイタリア、そしてこれからの世界にずっとずっと必要な存在。
Patrizioの音楽を大事にしていきたいって心から思います。
Patrizio, We do need YOU!
でもチェザーレは、
「すべての女性の男であり、すべての男性の女である」って言われていたけれど、
Patrizioの場合、女性が憧れるだけでなく、男性もあぁいう男になりたいと憧れる存在だし、
それにそもそもPatrizioは、チェザーレのように恋多き男ではありません!
Mi interesso della storia dell'Antica Roma!