The Beautiful Scenery of Italy 2
~ Beautiful Venezia ~
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Grazie mille, Toshimiさん!
イタリア旅行には欠かせない美しい街ヴェネツィア。
イタリア北東部アドリア海の一番奥、
ヴェネツィア湾にできた『ラグーナ(潟)』の上に築かれた古い街です。
ヴェネツィアはイタリア語、英語ではヴェニス。
ヴェネツィア本島は大きな魚の形をしていて、
その中心を大運河(カナル・グランデ)が通り、
そのほかにも大小170以上の小運河が縦横に流れていて、
街がまるで小さな島の集まりのようになっています。
そしてその島々を400もの橋が繋いている、まさに水の都。
カナル・グランデとPatrizio
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Original Photo-http://www.euro-selection.com/thumb/tb_i03.htm
(Euro-selection.com All rights reserved)
その立地から海運共和国として栄えてきたこの街は、人口約27万人、
今でもヴェネツィア本島へは車の乗り入れが禁止され、交通機関は船のみ。
運河には水上バスやタクシー船が行きかい、警察でさえボートがパトカー代わり。
両岸に立ち並ぶ歴史的な教会や商館などの美しい建物の中、
ゴンドラ(色は黒に統一されているそうです)が運河を渡り、
船頭さんが歌うセレナーデの美しい歌声も相まって、観光客を夢の世界に誘います。
ゴンドラ
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サン・ジョルジェ・マジョーレ島とPatrizio
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サン・マルコ寺院、サン・マルコ広場、ドゥカーレ宮殿、リアルト橋、
時代を超えた美しい景観は今も変わらず、
1987年にこの街は世界遺産に登録されました。
サン・マルコ広場とPatrizio
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ドゥカーレ宮殿
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リアルト橋
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昔からヴェネツィアの歴史はお祭りによって彩られてきました。
中でも圧巻は2月に行われるカルネバーレと呼ばれるカーニバルでしょう。
18世紀の装束や現代的な衣装で様々に仮装し仮面をつけた人々が町中に溢れ、
音楽に合わせて踊り舞う、この祭りがさらに夢と幻想の世界を演出します。
そのほか、ムラノ島でのみ作られている、かの有名なヴェネツィアングラス、
どのレストランでも楽しめる新鮮な魚介料理と豊富なワイン等、魅力は尽きません。
ただ、美しいこの街にも、水の汚れや年々深刻さを増す水位の上昇など、
深刻な問題があるのも事実。
この街がいつまでも美しさを失うことなく、
イアリアの代表的都であって欲しいと望まずにいられません。
昔から映画にも多く登場しているヴェネツィア、
代表的な一本といえば、やはりこれでしょう。
『旅情』・・・・この映画には、ヴェネツイアがすべて詰まっています!
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『 旅情 (Summertime) 』
アメリカで秘書をしていた38歳のミス・ジェーン(キャサリン・ヘップバーン)、
ある日、昔から憧れていたヴェニスへ観光にやってきます。
そこで骨董店を営むハンサムなイタリア紳士レナート(ロッサノ・ブラッツィー)と出会い、
彼と共にヴェニスを歩くうちに恋心を抱くようになる・・・・
詳しいあらすじはもう言うまでもないでしょう。
この映画、ジェーンの張り詰めた女心が、とにかく切ないのです。
何かを密かに期待し、一人サン・マルコ広場のカフェに腰を下ろすジェーン、
見渡せば他はカップルばかり、思わず隣の椅子を倒し、
待ち人がいるのよ!のポーズをとる・・・
それをレナートが誤解して離れて行ったあとの、彼女のなんとも言えない表情!
レナートとのデートのため、赤いハイヒールを買い、
少女のようにいそいそとお洒落するジェーン。
彼に妻子がいると知って失望し、ホテルに一人帰るのですが・・・
その彼女を追いかけてきたレナートは、いかにもイタリア男のセリフで彼女に迫るのです。
「ふたりが出会い、愛を感じた、素敵なことじゃないか、なにがいけないんだ?」・・・
彼にもらった くちなしの花を運河に流して悲しみ、ジェーンはふと思うのです。
これ以上一緒にいたら、離れられなくなる・・・・
ラストの駅での別れのシーンがあまりにも有名です。列車の窓から身を乗り出し、
ホームのレナートに向かって、大きく手を振る彼女。
指先までしっかりと伸ばしたジェーンの姿が彼女の潔癖さを表しているようで、
胸が詰まります。
一人ホームに佇むレナートの手に握られていたのは、白いくちなしの花なのでした・・・
キャサリン・ヘプバーン撮影時40代後半、
最初はおどおどしたハイ・ミスのイメージだったジェーンが、
恋を知り、しっとりした大人の女性に変わっていくその魅力!
主題曲「サマー・タイム・イン・ヴェニス」の美しい調べとともに、
舞台であるヴェニスの景観がとにかく素晴らしいのです。
心に深く残るラブ・ストーリーです。
Che bel panorama!!Mi piacerebbe fare un giro in gondola.