しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

電源OFFが必要

2014-02-08 18:09:39 | 日記

先ほど窓の外にすずめらしき小鳥が来て鳴いてたから、
(カーテン開けると逃げちゃうかもなので直接見てないけど)もうすぐ雪がやむのかと思ったけど・・。
ニュースではどうも、夜は台風並みの暴風になるという。

今日はこの雪なので午後からのステンドは休もうと思ってたら、
先生から「今日はお休みにします」のご連絡が来ていた。先生も帰れなくなっちゃうもんね。
というわけで、久々に丸々一日中自宅にこもる。
のんびりできるのは久しぶり。


授業がパンパンに入っているのは前からずっとだけど、
やったことの無い課題に今年はわりと数多く挑戦しているため、慣れない前後の片付けや準備も多く、
朝から夜まで走り回ることが多くなった。
金曜日の午後にもなると、誰かしらから「大丈夫?」と声をかけられてしまう。


先日はあまりに調子が悪くて、空き時間に保健室のソファーで横にならせてもらった。
度々、相談に乗ってもらったりとお世話になってる養護の先生は、
「身体が冷えきっているんじゃないの?」と
湯たんぽをお腹と背中に二つ当ててくださった。確かにそうかもしれなかった。
たった4、50分ほどだったけど、ぐっすりと眠った。
最後の1時間の授業は、それで何とか乗り切れた。
最近はSNSもあまり頻繁に見ないようにしている。Facebookは特にご無沙汰している。
なぜだかひどく疲れを感じるから。Twitterくらいの距離感がちょうどいい。


若くないから無理はできないけど、新しいこともしていないと仕事に飽きてしまう。
体力面では不安も多いのだけど、こんなにも裁量権のある仕事は他にあんまりない気もする。
そうは言っても、この仕事、このまま続けて大丈夫なんだろうか・・という疑問は常にある。
そんな気持ちを、職員の7割くらいが共有したであろう出来事があった。


今週あった職員会議で、土曜出勤&その代休の廃止の話と、朝学習の話題で紛糾した。
どちらも、教員の勤務時間についてが問題になった。
私は輪番で司会サイドだったので、17時までに全ての議題が終わらないことにとっても困ったのだけど・・。
すぐに決められる話でもなく議論はしたけど、
議決は次回の職員会議に持ち越しとなってしまった。


土曜授業は横浜ではまだ正式には始まっていないけど、年10日ほどというのが文科省の要求だという。
代休がない、というところに、多くの先生方が怒りを感じていた様子。
朝学習については、内容に関する反対者はもちろん誰一人いなかったものの、
職員の出勤時間が10分早くなるというのが大きな問題になった。

例えば、子育てしている先生にとっては、朝の10分は大きい。
また、朝の出勤時間が早まれば、法律的には帰りを10分早くしなければいけないのだけども、
実際は10分早く帰ることができるわけでもなく(部活やってるから)、
出勤時間が延びるだけなのではという話に。

今年度、うちの職場での療休や入院、手術を行った職員は、復帰した私なども含めて9人。
未だ2人が復帰できていない。
代替の先生を探すのも大変らしく、こういってはなんだけども教育委員会は全くあてにはならない。
結局、ベテランの先生たちが伝手をたどって電話をしまくってやっとなんとか・・という。
2教科に代替の先生が1月からいらっしゃっている。

所詮、公務員だと言うけれど、私たちの実際は結構厳しい。
教育に関して言えば、国の機能なんか全然当てにならないと思う。




昨日も寒かった。
残業で疲れきって、今日はご飯を作りたくないなと思ったので、
またまた自宅近くの韓国家庭料理のお店に。
ここ、女子大が近いこともあり、毎回女性客ばかりだ。でも華やかでいい。
豆腐チゲとチーズチヂミのハーフと梅酒を注文。

なんか、梅酒を注文してしまうあたりが居酒屋感覚でおっさんみたいだなと思ったけど、
どう考えても同世代のおっさんと同レベルに働いているからいいかーと・・・・。
授業とクラスと、日々てんてこまいだ。

でも、他の教科で全然できなくて、学校つまんないって思っている生徒が、
集中してスクラッチ画に取り組んでて、
終わったあと自分で集中できたことが嬉しくなって鼻歌歌っているところとか見ると、
なんか頑張らずにはいられない。その後、その生徒と目があって相手も笑ったし、私も笑った。
クラスでも、掃除の時間なんかにする生徒との何気ない会話が面白い。
朝や帰り学活の生徒とのやりとりも笑える。

こんな楽しい瞬間があるから続けられる。

ほんとに、人の愛情というかあるいは母性というか、
そういうのを巧く利用してるな教職って、と腹立たしいが仕方ない。


豆腐チゲが辛くて美味しくて、身体があったまった。
そして疲れているから梅酒1杯でいい感じにほろ酔い加減でバスに。
家に帰って、お風呂に入り、すぐに寝る。
疲れている時は、たくさん眠るに限る。



今日はステンドお休み、かつこの大雪なので、
おとなしく買っておいて読めてなかった本を読むことにした。
来週、民藝関係の講義を京都まで受けに行くので、それに関する本。
本屋さんで探してみたけどなくて、ネットで購入した。
その編集に関わった方や本の中に登場する方々が、今回の講義でもお話をしてくださるらしい。

一昨年、陶芸の授業で扱いたいと思って、
各地の陶器について調べていたときに民藝運動について少しだけ学んだ。
そのときは深く学ぶこともなく、中学生に紹介できる程度でプリントを作ったに留まった。

昨年、出雲・松江旅行の際に、
地元作家さんの手で作られた器を自分用のお土産として購入し、日々使っているのだけど、
毎日見てもいいなーと思うし、使いやすいし、どこか温かみが感じられる。
工芸というのは奥が深いものなんだろうなと思い、興味が出てきていた。
自分自身も物を作ることが好きなので、
「生活に役立つもの」というキーワードで民藝運動をもう一度きちんと勉強してみたいなと思っていたところ、
見つけた講義だった。

これに関係して「地域を活性化させるもの」という事柄にも最近興味がある。
今回の講義でも扱うテーマの一つ。
一つ興味を持てば、関連する事柄にどんどん興味も広がって行く。
何にせよ、学ぶことと生活そのものが結びついているから、学び甲斐がある。

読んでいる本の帯に、
「『3.11』以降の日本になって、民藝というのはひとつの灯台になるんじゃないかと思っています。」
とあった。
どのように『灯台』となるのか、本と講義で学び、考える。

いろいろしんどいけど、うまいこと自分の中に『OFF時間』を作って、
拙くても常に考える人でありたい。