ぺんぺん草

レンズで宮古島からこんにちは!

帰省 with iPhone 後編

2009-08-11 | iPhone
帰省 with iPhone 前編からつづく



空港ホテルを早朝に出る。
沖縄にはない電車にのる。
最後尾で流れてゆく線路をながめる。



途中から特急に乗り換え。
ピンクが心を華やかにする。
驚いたことに車掌さんは女性でやはりピンクだった。



さらに電車を乗り換える。
駅員さんが中学生みたいな女性であることに驚く。



駅からはタクシーで実家に急ぐ。
島のタクシーと違い運転が上手。
実家の母になんて声をかけようかと考え始める。
会ってみると母は意外と元気だった。
病院へ向かう。



親父は個室でくたばっていた。
意識は完全に回復するも重症だ。
新聞を見たいという。
わたす。
JALが大赤字でやばそうだと伝える。
わしもやばいという親父。
意味もなく握手する。
親父と握手したのは生まれて初めてかもしれない。
思ったより大きな手だった。
面会はわずか数分だった。



親父の姿を見た数時間後は
また空港にいた。
島に帰らなくてはいけない。
今の自分のいるべき所は島だ。



空港で日本そばを食べる。
島ではめったに食べられない。
ちょっとホッとした気分で、
私は天ぷらざるそば、妻はナメコそば。



機中で妻が話しかける。
男の人って、父親のああいう姿を見たくないんでしょ?
確かにそうかもしれない。
しかし、弱っている親父に親近感を感じる気持ちもあった。
また会いに行こうと思った。



沖縄の空が、もどってきた。


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