10万光年+α

子供の頃からの夢を叶えるべく始めた天体観測・・・

アンドロメダ銀河とオリオン座大星雲

2010-11-05 00:52:32 | 星雲・系外銀河・星団
台風が去って、やっと秋空になってきましたが、風が強くなかなか観測できませんでした。しかし、今日はガスは多いものの風もなくまずまずの観測日和。

今回は赤道儀ウェッジの準備をして天城高原へ行ってきました。結構寒いだろうと思い、皮ジャンを着て行きましたが、甘かったですね。気温4度・・・完全防寒でなければ長時間の観測はできないとわかりました。他の観測者も数人いましたので、車のエンジンをかけて車内で暖をとる訳にも行きません。(自動車の排気熱で空気が揺らぐのと、ヒーターを付けるとエンジンが高速回転するので騒音になるという事で、天体観測では車のエンジンは切るのがマナーとされています)

それでも寒さに震えながら「今日こそは赤道儀アライメントを成功させるぞ」と意気込みましたが、写真の通り、星が流れてしまいました。さらに、ピントが甘い・・・おかしい、確かに木星の衛星で厳密にピントを合わせたはずなのに、なぜ甘くなってしまったのでしょうか?

赤道儀アライメントは、手順は慣れてきましたが、やはりうまく追尾しませんね。さらに悪い事に、ファインダーを忘れて行ってしまいました。ファインダーがないと、基準星の導入にかなりてこずります。やっと設定完了し、星を導入しようとすると、原因不明のモーター停止・・・へんな角度で停止してしまったので、その後星の導入はめちゃくちゃになり、結局アライメントをやり直しです。赤道儀アライメントを終えるのに、1時間かかりました。

高感度カメラのおかげで、1分弱の露光でここまで明るく写るようになったのが、せめてもの救いです。オリオン座大星雲は暗黒の雲と、明るい雲の帯が写っています。アンドロメダ銀河の暗黒帯もはっきり出る様になってきました。ただ、やはり大きくはみ出してしまい、子供銀河までは入りませんでした。


<M42>オリオン座大星雲
10_11_05 22:50 天城高原
MEADE LX90-GPS20  直焦点撮影+F6.3レデューサー
Canon EOS Kiss X4 ISO6400 50秒
画像処理 Photoshop CS4


<M31>アンドロメダ銀河
10_11_05 23:00 天城高原
MEADE LX90-GPS20  直焦点撮影+F6.3レデューサー
Canon EOS Kiss X4 ISO6400 50秒
画像処理 Photoshop CS4