10万光年+α

子供の頃からの夢を叶えるべく始めた天体観測・・・

惑星状星雲色々

2010-10-11 00:50:52 | 星雲・系外銀河・星団
やっと晴れました!
天気予報では、曇りとなっていたのですが、PM9:00に外を見ると星空が広がっています。
久々なので、速攻天城高原に行ってきました。
やはり、皆さん考えることは同じで・・・先客の車が10台ほど停まっていました。そのち3台ぐらいはアベックっぽかったのですが、その他はすべて観測者です。

夕方まで雨が降っていたので、かなり湿度は高いようでしたが、そこそこ銀河も見られました。
今回の大きな成果は、今まで撮ることができなかった惑星状星雲を写せたという事です。

<M57 環状星雲>こと座
10_10_10 10:30 天城高原
MEADE LX90-GPS20  直焦点撮影
Canon EOS Kiss X4 ISO6400 30秒
画像処理 Photoshop CS4

地球からの距離は約2600光年
リングのような形から環状と言われる。



<M27 亜鈴状星雲>こぎつね座
10_10_10 10:40 天城高原
MEADE LX90-GPS20  直焦点撮影
Canon EOS Kiss X4 ISO6400 30秒
画像処理 Photoshop CS4

地球からの距離は820光年。
星が流れてしまいました。
望遠鏡を向けた後に少しの間、安定するのを待つ必要がありますね。



<M1 かに星雲>おうし座
10_10_10 10:45 天城高原
MEADE LX90-GPS20  直焦点撮影
Canon EOS Kiss X4 ISO6400 50秒
画像処理 Photoshop CS4

1054年に超新星爆発を起こした名残です。
かなり淡いようで、ボヤーっとした雲のようにしか写りませんでした。
実際は無数の筋模様が放射状に広がっています。



<N7009 土星状星雲>みずがめ座
10_10_10 10:50 天城高原
MEADE LX90-GPS20  直焦点撮影
Canon EOS Kiss X4 ISO6400 30秒
画像処理 Photoshop CS4

星のように見えますが、星ではありません。
左右の突起が土星の輪のように見えるので、土星状と呼ばれます。
30秒ではハレーションを起こすほど明るいんですね。
しかし、これ以上露光時間を短縮すると、突起が見えなくなりそうです。

どれも青く見えるのは、ガスが発する赤い光を、カメラの赤外線除去フィルターがシャットアウトするからだと思われます。フィルターを取り除いた改造カメラでないと、赤い色は捉えられません。しかし、曲がりなりにもこれらの天体を写すことができたのは、EOS Kiss X4のおかげですね。

アンドロメダ大星雲は残念ながら、真上にあり、望遠鏡とカメラの干渉(筒が真上を向くとカメラがアームに引っかかり、動かなくなる)のため、観測できませんでした。この辺が経緯台の弱点で・・・・やはりめんどくさくても、赤道儀ウェッジを使うべきでしょうか。

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