#1では主に健康や病気に関わること、#2では主に普段の生活のことを、それぞれ書きましたが、今回は生活の環境等々に関することを書いてみようと思います。
これまでと同様に、以下の記号によって「本当である可能性」(あくまでも私の主観です) の5段階評価を付加します。
[◎]:75%≦
[〇]:50%<~<75%
[?]:五分五分
[△]:25%≦~<50%
[X]:<25%
[〇]:50%<~<75%
[?]:五分五分
[△]:25%≦~<50%
[X]:<25%
【我が家にやって来た頃のこと】
あの子が我が家にやって来たのは2歳の時でした。以前からよく行っていたペットショップで購入しました。
当初、「年齢はわからない」と言われてしまったのですが、飼育のためにそれでは困るので、元の業者さんまで連絡して調べてもらったら、推定2歳と言うところまでしかわかりませんでした。なので、2歳と言ってもどの位の2歳だったのか。。。あの子達の寿命の長さを考えると、最低でも〇歳〇ヵ月までわからないとダメだと思います[◎]。
我が家にやって来て6日後、以前から予定していた旅行のために、最初に診てもらっていた獣医さんに3日ほど預けました。
今にして思えば、生活環境が変わって1週間も経っていないのに、例え短期間でも、また違う場所で生活させたのは失敗でした[◎]。
あの子の最初の“便秘”はこの直後から始まりました。“便秘”と言っても12日間だったので、これも今にして思えばそれほど大騒ぎするほどの事ではなかったのですが、この頃は「💩は毎日か、少なくとも2、3日に1回位はするもの」と決めてかかっていたので、この12日間は心配で心配で何をやっても上の空という状態でした。
便秘ではなかったにせよ、💩の間隔がそれまでとは大きく違ってしまった(それまでは毎日か数日に1度)のは、短期間の間に生活環境が変わったことが原因だと思います[◎]。
そして、便秘の件の後、しばらくは元気だったのですが、年が明けてから徐々に元気がなくなってきて、ご飯も食べずに動かない日が多くなり、2019年1月25日には、ついに「死んでるんじゃないか?」という事態にまで至りました。
こういう状態になったのは、環境の変化(次に記述します)が原因ではなかったのかなと思っています[〇]が、もしかしたら、冬季の活動休止に近い状態だったのかもしれません[△]。
それでも、その後少しずつ復活はしたのですが、太ってきて、下痢のことが多く、あまり動こうとせずに日がな一日ボーっと過ごすばかりでした。
そこで、2月の初めに、亡くなるまで診てもらっていた獣医の先生の所に連れて行きました。そして、
- 特に病気ではないこと。
- 下痢は食べ過ぎの可能性があること。
- 1ヵ月までは便秘じゃないこと。
- 太り過ぎていること。
- 元気がないのは卵胞が出来始めているせいかもしれないこと。
等がわかりました。少なくとも病気ではないことがわかって、私もやっと安心できました。この時から、この先生にはいろいろなことを教えてもらいました。この後も、💩の間隔が10日から2週間に1回位のペースになったこともあったので、この時の先生の話がなければ、また心配の嵐になっていたと思いますw。
ただ、この頃の私の心配の気持ち、さらに太り過ぎや卵のことがトラウマになり、それが、その後のあの子の生活への「過干渉」という形で悪い影響を及ぼしたことは、多分間違いありません[◎]。無知と未経験は本当に怖いです。
2018年11月24日。病院のケージにいるぼあちゃん。
2018年 12月10日 3時51分。この日の10時時半頃、12日ぶりに💩。
【環境の変化のこと】
「ベビーのフトアゴは環境の変化に弱いがアダルトは強い」と書いてあるのを、ネット等で目にします。でも、この「強い・弱い」は絶対的な意味ではなく、あくまでも相対的な話ではないでしょうか[〇]。さらに、個体差もかなり大きいのではないかと思っています[◎]。
あの子が我が家にやって来た時の経験や、その後のあの子の生活の様子を見ていた限りでは、少なくともあの子は環境の変化にそれほど強くはなく、ストレスを感じやすい子だったと思っています[◎]。
我が家にお迎えした時には、それまでのご飯の種類や時間、あるいはランプ類の点灯や消灯の時間等を確認し、できるだけそれに近い環境にしました。でも、細かい点はどうしても異なってしまうので、完全に同じ環境にすることは不可能でした。あの子の場合は、我が家にやって来た時点ですでに2歳でしたので、それまでの生活環境からの変化に適応するのは、予想以上に大変だったんじゃないかと思います[〇]。
そう考えると、フトアゴはベビーの時から育てた方がいいようにも思います[?]。ただ、これには「上手に育てられるのであれば」という条件がつきますが。
少し話は変わりますが、年というオーダーでペットショップにいた子は、もしかして太陽に当たったことがほとんどないといったことがあるのでしょうか?
あの子が我が家に来て初めて日向ぼっこさせた時の反応、表情は、「ビックリ?気持ちいい?幸せそう?・・・」と、なんとも言えない感じでした。そして、日光浴を始めてからは、良い意味でずいぶん様子が変わりました[◎]。
さらに、我が家に来て初めての夏に、ベランダのネットケージで日向ぼっこさせてからは、あきらかに「お日様大好きー」な態度を示すようになり[◎]、お日様がある日とない日との活動度や調子の差も出て来ました[◎]。
ただ、こういう良い方と思われる変化でさえも、やはり生活環境の変化だと思いますので、もしかしたら、何かしらの影響があるのかもしれません[?]。
2019年2月16日 1時57分。まだ「なんかイヤなの。。。」な頃。
2019年8月31日 9時5分。ベランダのケージで日向ぼっこ。
【季節のこと】
私は飼育日誌によく「夏仕様」とか「冬仕様」ということを書いていました。哺乳類の中には、換毛によって夏毛と冬毛とを変える種類がありますし、人間でも暑さや寒さに体が慣れるとか慣れないということがあります。
フトアゴにも、その季節々々に最適な体に変化するような、なんらかの仕組みがあるのではないかと考えています[〇]。そこまではっきりしたものでないとしても、少なくとも代謝や活動度はあきらかに変化すると思います[◎]。
あの子は、例えば、寒い時期にバスキングしている時は、26℃位を超えると温度の低い所に移動してしまうことが何度もありました。でも、真夏であればこの程度の温度は普通ですし、もっと暑い時でも平気でバスキングしていました。
この「仕様変更」が上手くいかないと、もしかしたら病気につながったりするようなこともあるのかなとも思っています[〇]。
そしてこのことは、日本のような気温や湿度の環境で健康に生活させるためには、意外と重要なことなのかもしれないと思っています[◎]。
あと、湿度のことを少しだけ。湿度についてもネットにはいろいろなことが書かれています。私は、湿度が高い場合はかなり気にして除湿器を使っていたのですが、低い場合はほとんど気にしていませんでした。
でも、2021~22年にかけての冬の乾燥は、ちょっと度が過ぎていたと思います。ただ、私がそのことに思いが至ったのは、あの子が調子を落としてからでした。2月に入ってからやっとケージの中にペーパー加湿器を入れ、加湿器も買って部屋の湿度も管理し始めました。ケージの中の湿度が40~50%程度になってからは、あの子の調子も少し戻っていた気がします[?]。
もう少し早い時期から湿度にも気を配っていれば、もしかしたら、また少し違う結果になっていたかもしれません[X]。
湿度については温度ほど気にする必要はないと思いますが、それでも、「砂漠で暮らしてるんだから低いのは問題ない」というのは間違いで、極端に低い湿度や高い湿度は避けるべきだと思います[◎]。
2021年8月11日 9時8分。朝からこの温度。
2020年8月20日 6時22分。仕様変更が始まってると感じた日。
【音楽のこと】
私はクラシック音楽のCDをよくかけていて、あの子の耳にも届いていたと思います。
あの子が元気な時には特に何も考えていなかったのですが、あの子が調子を崩してから、「流れている音楽によって様子が変わる?」と思うことがありました。
特に、バッハのピアノ曲をかけていると、なんとなく穏やかな感じになっている[X]ように感じ始めました。
もっともこれは、私自身の気持ちが穏やかになったがために、そう見えていただけかもしれません[〇]。
動物と音楽の関係についてはいろいろと言われているようです。例えば、「音楽を聞かせると乳がよく出る 」でググると、いろいろ面白そうな記事がヒットします。
フトアゴにも、何らかの影響があるのは間違いないのではないかと思います[◎]。
2022年2月11日 8時51分。この時はフランス組曲が流れていました。亡くなるちょうど1ヵ月前。この写真を見るのはまだちょっと辛いです。
【調子を落としてからのこと】
以下のことは特に珍しいことではないと思います[◎]が、一応、参考のために書きました。
あの子がなんとなく調子を落とし始めたのが、2019年の9月の終わり頃。それから少しずつアップダウンを繰り返し、明らかにおかしいと感じたのがその年の終わり頃です。
そこからさらに調子が悪くなったのですが、年が明けて少し経った頃から持ち直して来て、一時は「このままなら元気になるかも」と思うまでに回復しました。
でも、1月中旬頃から再び急速に悪化し始めました。
えびへー(申し訳ありませんがアプリをお使いの方はうまくリンクしません)の場合も、調子を落としてから亡くなるまでの間に、同じように「元気になるかも」と思えるほど回復した時期がありました。
この事が頭にあったので、あの子が回復してきた時も「このまま元通りになってくれ」と心底願ったのですが、残念ながら、やはりその願いは叶いませんでした。
なお、あの子が調子を落としてから亡くなるまでのことについては、以下の日記に詳しく書いています。
【まとめ】
フトアゴは、細かく観察すればするほど、なんて賢い動物なんだろうと思います。
まず、いろいろなことを覚えます。そして、十分に人間とコミュニケーションがとれます。もちろん、懐くこともあると思います。
以下は、フトアゴの知能に関することが記載されている海外のサイトとpaperです。
「ネットなんか見ると、爬虫類をまるで哺乳類のように飼ってる人がいるけど、それは正しいことじゃない。」
これは、あの子をずっと診ていてくれた獣医の先生が言われたことです。
確かにフトアゴをワンちゃんやネコちゃんと同じようなやり方で可愛がるのは、正しいことではないなと、自分自身の反省も込めて思います。
でもそれは、フトアゴがそれだけ賢くてよく人に慣れることの証拠でもあるのかなと思います。
私がこれまで書いてきたことの大半は、たくさんのフトアゴを飼われてる方々には当たり前のことかもしれないと思いますが、逆に、そんなことはないと思うこともあるでしょうか。
人間に飼われているフトアゴは、とても個体差が大きい動物なのではないかと思っています。さらに、いろいろな交配が行われているようなので、もしかするとそういうことによってもかなり差があるのかもしれません。
そして、フトアゴのことはまだあまり良くわかっていないというのが現状だと思います。だから私は、少なくともフトアゴに関しては、常にありとあらゆる可能性を考える必要があるのではないかと思っています。
最後に、ここまで書いてきたことを「本当である可能性」別にまとめておきます。最初にお断りしたように、あくまでも私の主観ですw。
[◎]:75%≦
- 「自分の家では💩せずに外でする」とはっきりと決めていた。(#1 💩のこと)
- 太らせ過ぎないようにしなければいけなかった。(#1 体重のこと)
- ペットサークルが出て来るとコオロギを食べれるという認識があった。(#2 ご飯のこと)
- ママのことも私のことも一緒に生活している生き物という認識だった。(#2 コミュニケーションのこと)
- 人に慣れることは確か。(#2 コミュニケーションのこと)
- ママには懐いていたが私には懐いていなかった。(#2 コミュニケーションのこと)
- ママのことは「ご飯をくれる生き物」と認識していた。(#2 コミュニケーションのこと)
- 私のことは「時々襲って来る生き物」と認識していた。(#2 コミュニケーションのこと)
- 私のことは「自分の命を脅かすほどのこともなくたまにご飯もくれる」ので「同居できる生き物」と認識していた 。(#2 コミュニケーションのこと)
- 廊下に出る時に滑り止めシートが敷かれるまで待っていたのはコミュニケーション。(#2 コミュニケーションのこと)
- ウロウロの目的の一つはご飯探し。(#2 ウロウロのこと)
- キッチン侵入の目的はご飯探し。(#2 ウロウロのこと)
- ウロウロの目的の一つは縄張り確認。(#2 ウロウロのこと)
- 年齢は最低でも〇歳〇ヵ月までわからないとダメ。(#3 我が家にやって来た頃のこと)
- 生活環境が変わって短期間のうちにまた違う場所で生活させたのは失敗。(#3 我が家にやって来た頃のこと)
- 💩の間隔が大きく違ってしまったのは短期間の間に生活環境が変わったことが原因。(#3 我が家にやって来た頃のこと)
- 私の過度な心配の気持ちやトラウマがあの子の生活への「過干渉」という形で悪い影響を及ぼした。(#3 環境の変化のこと)
- 環境の変化に強いか弱いかは個体差が大きい。(#3 環境の変化のこと)
- 環境の変化にそれほど強くはなくストレスを感じやすかった。(#3 環境の変化のこと)
- 日光浴を始めてからは良い意味でずいぶん様子が変わった。(#3 環境の変化のこと)
- 初めての夏にベランダのネットケージで日向ぼっこさせてからは「お日様大好きー」な態度を示すようになった。(#3 環境の変化のこと)
- お日様がある日とない日との活動度や調子の差があった。(#3 環境の変化のこと)
- 季節によって代謝や活動度は変化した。(#3 季節のこと)
- 季節毎の仕様変更がうまくいくかどうかは重要。(#3 季節のこと)
- 極端に低い湿度や高い湿度は避けるべき。(#3 季節のこと)
- 音楽はフトアゴにも何らかの影響がある。(#3 音楽のこと)
- 調子が悪くなってから一旦元気になっても再び悪くなることがある。(#3 調子を落としてからのこと)
[〇]:50%<~<75%
- 我が家全体が自分の居場所だと思っていた。(#1 💩のこと)
- 太っていたことは直接の死因ではない。(#1 体重のこと)
- 亡くなる8ヵ月位前から体重が減り始めたことと亡くなったことは関係があった。(#1 体重のこと)
- ダイエットしても体重が減らなかったことと卵は関係していた。(#1 卵のこと)
- だいたいのご飯の時間を覚えていた。(#2 ご飯のこと)
- 「キッチンはご飯が出て来る所、ご飯がある所」と認識していた。(#2 ご飯のこと)
- 「キッチンは入れない場所」と認識していた。(#2 ご飯のこと)
- 懐くかどうかは相手によって違う。(#2 コミュニケーションのこと)
- ママに懐いていた一番の理由は「ご飯をくれる生き物」と認識していたから。(#2 コミュニケーションのこと)
- ママや私がご飯を食べていると「自分達ばかり食べてる、私のご飯はないの?」という感じで見てた。(#2 コミュニケーションのこと)
- 廊下に出る時に滑り止めシートが敷かれることを覚えていた。(#2 コミュニケーションのこと)
- ウロウロの目的の一つは敵や自分の害になるようなものがいないかの確認。(#2 コミュニケーションのこと)
- ウロウロの目的の一つは寝床探し。(#2 コミュニケーションのこと)
- 我が家に来てほどなくして調子を落としたのは環境の変化が原因。(#3 我が家にやって来た頃のこと)
- 環境の変化に強いか弱いかは相対的なもの。(#3 環境の変化のこと)
- 我が家に来た時点ですでに2歳だったので生活環境の変化に適応するのは大変だった。(#3 環境の変化のこと)
- 季節に最適な体に変化するようななんらかの仕組みがある。(#3 季節のこと)
- 季節毎の仕様変更が上手くいかないと病気につながる。(#3 季節のこと)
- 音楽を流して穏やかになったように見えたのは私の気持ちが穏やかになったため。(#3 音楽のこと)
[?]:五分五分
- 亡くなる少し前からの💩の間隔の変化と亡くなった事は関係があった。(#1 💩のこと)
- 亡くなる少し前からの💩の性状の変化と亡くなった事は関係があった。(#1 💩のこと)
- 太っていたことは間接の死因になった。(#1 体重のこと)
- ダイエットしていたことは間接の死因になった。(#1 体重のこと)
- ご飯の時間を覚えていたことには体内時計のようなものも関係していた。(#2 ご飯のこと)
- ご飯以外の物をなんでも食べようとする子はそれほど多くない(#2 ご飯のこと)
- 調子を落とす少し前から白色の電源コードをよく齧っていたことと死因は関係があった。(#2 ご飯のこと)
- ウロウロする目的は3つあった。(#2 ウロウロのこと)
- フトアゴはベビーの時から育てた方が良い。(#3 環境の変化のこと)
- 良い方と思われる環境の変化でも何かしらの影響がある。(#3 環境の変化のこと)
- ケージの中の湿度が40~50%程度になってからは調子が少し戻った。(#3 季節のこと)
[△]:25%≦~<50%
- ウロウロの目的の一つは仲間(男の子)を探し。(#2 ウロウロのこと)
- 我が家に来てほどなくして調子を落としたの冬季の活動休止が原因。(#3 我が家にやって来た頃のこと )
[X]:<25%
- 💩に水分が多かったことや体重の変化が不思議だったことと「内臓の間の水」は関係があった。(#1 💩のこと)
- もう少し早い時期から湿度に気を配っていれば違う結果になっていた。(#3 季節のこと)
- バッハのピアノ曲をかけているとなんとなく穏やかな感じになった。(#3 音楽のこと)