最近、なぜかバッハばかり聞いてる。儂は、昔からそれほどバッハを好んで聴いていたわけでもないので、自分でもちょっと不思議。
ヨハネは「悲しみと内省、激しさ、静けさ、清らなる…愛」、ロ短調は「その深さ底知れず、光、荘厳!」と、このブログに書いている通りだと思う。
どちらも最初の部分を聴いただけで、気持ちが引き締まるという感じ。ヨハネの開始、悲しみに満ちたオーケストラの前奏が終わると、コーラスが劇的に歌い出す。儂もマタイよりヨハネが好き。そしてロ短調も、いきなり始まる合唱の「キリエ・イレイソン!」によって、一気に底知れぬ深さに引き込まれる。両方とも2時間程なので、聴きながらブログ書いたり本読んだりで、だいたい午前中は終わる。
ぼあちゃんが調子を落としてから約1ヵ月、毎日午前中はアンジェラ・ヒューイットの弾くバッハのピアノ曲を流していた。理由は、あの子が少し穏やかになるように感じてたから。
曲目はこの通り。
もちろん、毎日こんなにたくさん聴いてたわけじゃなくて、ここから日替わりで聴いてた。
ぼあちゃんが亡くなってから、このCDはまったく聴いていなかった。そしてこの日、約1ヵ月ぶりに聴いてみた。この時のブログにも書いたように、「悲しくて聴けなかったらどうしよう。。。」と思いながら聴き始めたんだけど、不思議とそうはならなかった。
ところが、今から1ヵ月ほど前にもう一度聴いてみたら、その時はダメだった。。。もっとも、この頃は、もう大丈夫かなと思っていたペットロスがまたぶり返した感じになってて、そのために病院にも行ったくらいだから、当然と言えば当然だったのかも。
そして、今日はまたこのCDを聴いてみた。そうしたら、ちゃんと聴けた。最初、ちょっとだけ気持ちがざわついたけど、すぐに平らかになった。最近はもう薬を飲まなくても大丈夫なくらいになってるから、これも当然なのかな。
でも、こういうことって寄せては返す波のようにやって来るんだろうか。そうならまだいいんだけど、ちょっと気になるのは、ぼあちゃんの記憶と重なるのかなということ。この前聴けなかったのは、ちょうど初めてぼあちゃんに違和感を覚えた時期と重なる。そして、去年の今頃は、一見普通に戻ってた頃。もしそうなら次は年末? なんて、ちょっと思ってる。ま、あと2ヵ月もすればそれもわかるかw。
バッハの曲を好んで聴くようになってるのは、やっぱりこういうこととも関係があるのかなあ。
よろしければ聴いてみて下さい。
ヨハネ受難曲
第1曲 合唱「主、われらを統べたまえ」(聴き続ければ全曲聴けますw。)
この曲、最初もいいんだけど、最後もまた素晴らしいので、それも貼っておきます。
ミサ曲 ロ短調
第1曲 キリエ・イレイソン(やっぱり聴き続ければ全曲聴けますw。)
ゴールドベルク変奏曲
せっかくなので、去年の今日のぼあちゃん。
8時19分@"居間"
2時42分@"居間"
3時3分@キッチン
ジャック・ルーシェ、プレイバッですね!
いいですね(^_-)-☆
私は、ジャズトリオはほとんど聴かないのですが、プレイバッハは1枚だけLPレコードを持っています。
実はバッハのイタリア協奏曲は、原曲より先にこのレコードで聴きましたw。
ジャックルーシェのジャズも気分転換に好いですね♪