大人のイヤイヤ期

「今やろうと思っていたのに！
　言われたからやる気が失せた！！」


大人でも言っている人を見かける
けっこう耳にすることがあるフレーズ。


これって
表現の仕方が違うけど
イヤイヤ期の子どもと一緒。


子どもはうまく言葉にできないから
「やる気が失せた」なんて言わないけど、


やろうと思っていたことを
自分がやる前に
誰かに手助けされたり
誰かに助言されたりすると

自分でできない自分に腹が立つし
先回りされていろいろ手を出されることに腹が立つ


だから
自分がイヤだし
相手がイヤ

この全部を表現しているのが
「イヤイヤ」の状態。



子どもは
自分で考えたことを
自分の力で行動できるようになると
イヤイヤ期から卒業していく。

大人も
きっと
自分の力でできるようになれば
イヤイヤ期から卒業できるはず。。。

『ない』が目標

『ある』を目指すひと
『ない』を目指すひと

目指すところが違えば
たどり着くところはもちろん違う。


『ない』を目指すと、
『ある』が気になる。

だから、
『ある』がなくなるように
がんばってみる。

でも、
どんなに
がんばっても
結果は『ない』。



『ある』を目指せば

『ない』が気になっても、
『ない』がなくなって
『ある』になるように
がんばるから

がんばった結果は、
『ある』に近づいていく。



『ない』がいっぱい
『ある』がいっぱい。


『ない』がいっぱいの人生なんて
歩みたく『ない』はず…
なんだけどな…

過去のことが思い浮かぶ…

過去のことがなぜか思い浮かんでくる。

失敗したこととか…
恥ずかしい思いをしたこととか…
なんであんなことしちゃったんだろうと思うこととか…

思い出したくないはずの事なのに
思い浮かんできてしまうから
なんか気持ちが沈んでしまう。

そして、
過去の思い出したくないことを消してしまいたい、
過去の埋め合わせをしたいって思いがグルグルし出す。


だから、なんか前向きになれなくて
やらなきゃいけないことにも力が入らなくて…

ネガティブな悪循環にはまってしまう。



こんな悪循環にはまる人って、
とっても「きちんと」したい人。

いつもきちんとしていたいから
本当はとっても計画的だし
とっても理想が高かったりする。

そして、
おおざっぱではなく
ひとつひとつをきちんと積み重ねようとする。

だから、
計画的に行動を積み重ねられていれば
悪循環にはまることはない。



でも、
理想が見えなくなったり
計画的じゃなく、とりあえず…みたいな行動が増えてくると

抜け落ちていることが増えてきて、
抜け落ちている所を埋め合わせしたい気持ちが大きくなって

抜け落ちていると感じているところを
すき間なく点検しだす。


これが、過去のことがなぜか思い浮かんでくる
メカニズムだったりするんです。。。

泣きたくなる

何を言っても、
どうやって言っても、
伝わらない人がいる。

わざとわからないふりを
しているのかと疑いたくなるほど。


だから、
質問をしてみたら、
なんだか変な反応をして、

質問の内容とは
あきらかにちがうことが
かえってくる。


意見と言いながら
重箱の隅をつつくように、
ただ反論を言うだけ。


そして、
自分はすべてわかっている、

だけど、手は出さないよ。
自分がやりたいことじゃないから。
ってかんじ。


やってもらおうなんて思ってないけど
なんだか自分がすり減っていく感じ...


きっと
大切にしたいと思っているポイントが
全く違うんだろうな...

行動が変わるとき

「なんでやらないの？」

「どうしてそれをするの？」

「こうした方がいいんじゃない？！」


こんな言葉を言われ続けると

なんか攻撃されているように感じてしまう。




はじめのうちは自分のことを思って
いろいろと言ってくれているんだと
自分の行動を改めようとしてみても


だんだん

「どうせ無理だと思っているんだろ」

「信じてくれていないんだな」

「全くこちらのことを考えてくれていないんだな」


って

やる気とは正反対の気持ちが大きくなってしまう...



人の行動が変わるには順序がある。


いちばんはじめに
いちばん必要なのは、

安心して自分の行動を見つめることができる
時間と環境。



自分の行動を自分で見つめるから


自分で気づき

自分で考えて

自分で行動を変えていく。



脅かされたり、

責められたりしても、

変わることがあるけど、


無理して変わろうとしているから

いつか無理が来るんです。。。