母がまだ元気だった頃にもらった着物がありました。祖母が織った着物です。

柄が好きだったようで、私も一目で気に入りました。
早速、その時着てみたのですが、全体的に小さくて、特に着丈が少し足りずおはしょりがあまり出ませんでした。でも好きだったので和ダンスの中に入れて、時々眺めたりしていました。
最近、ふと、羽織りにリメイクしようかと思い立ち、着物屋さんに相談したところ、裄が短いので羽織りには難しいとのこと。なるほど…残念…
でも、縫代部分からあちこち出せれば、なんとか着物でリメイクできるのでは?って。
せっかく好きな柄だったので、リメイクをお願いすることにしました。
シミが取れないところは、目立たないところへ生地の向きを変えたりしながら、縫っていただきました。
一月後完成。
裄もぴったり、おはしょりも出るようになりました。
早速着付練習。
生地が大島紬に似た感じで、シャリ感があり、涼しい日にはまだ着れそうです。

少し薄手の傘柄の帯を合わせました。
傘は厄除の意味もあるそうで、新型コロナウィルスも跳ね除けてくれたらいいけど。
三月に忙しくて着付練習ができなかったせいか、帯結びで手こずりました。
やっと着れるようになった母の着物、また着付練習を重ねて、そのうちお墓参りに来て行こうと思います。