原田マハさんの小説
『たゆたえども沈まず』
図書館でいつでも借りられるからと…先に予約した他の本を読んでいました。
新作の『リボルバー』はまだ100人以上の予約が入り、もう少し落ち着いてからでいいかと様子を見て、すでに半年です。
今回時間が空いたので、やっと『たゆたえども沈まず』を借りて読みました。
タイトルの「たゆたえども沈まず」はパリ市の紋章にラテン語で書かれた言葉です。
パリは水運の中心地で「どんなに強い風が吹いても船は揺れるだけで沈まない」という船乗りたちの心意気を表しているそう。
ゴッホの生い立ちや性格…
また思うように描けないもどかしさで酒に溺れたり病んだりしながらも、絵を描き続けるゴッホの姿…
そんなゴッホを見守る周りの人々…
当時のパリの様子…
そして、日本の美術工芸品(特に浮世絵)をパリへ広めに行った二人の日本人…
やはり、マハさんの絵画テーマの本は、面白くて大好きです。
「リボルバー」は銃身18.5センチのピストルで、ゴッホが亡くなった頃に自殺した場所に埋まっていたものらしいので、小説の『リボルバー』が、またどのような内容になっているのか、今から興味津々です。