気まぐれ日記

~テディベアと長崎の風景~

精霊流し 2018

2018年08月16日 | 長崎
お盆の15日の夕方から、
長崎では精霊流しが始まります。

初盆の家が、家族や親戚、友達などで集まり、
精霊船を作って流します。

精霊船というのは初盆を迎える家が
故人の御霊を送り出すために
船を流すというものです。

さて、今年は流し場に近い大波止ではなく
場所を変えて、中央橋の上で見ました。


もやい船 (葬儀社)



もやい船は初盆を迎える家がある町内の自治会で
協力して出す場合が多いのですが、
近年では葬儀社や病院などがご供養の意味で
「もやい船」を企画して出すように
なってきています。


個人船





道路には爆竹や花火の燃えかすが散乱…
でも、夜のうちに綺麗に清掃され、
翌朝は何も無かったかのようになります。









伝統的な形の精霊船ばかりを写していますが、
故人が好きだったものとか、
職業にちなんだ船とか、
伝統に拘らない個性的な船もあります。


爆竹の音が響き渡り、
耳栓無しではいられないくらいの激しさですが、

でも…
それぞれの精霊船を見ていると、
故人のことや、家族の想いが感じられて、
なんだかいつも切なくなります。


我が家は愛犬ミッキーが初盆でしたが、
心の中にいつも一緒にいるから、
精霊船は流しませんでした。

私にとって今年は
例年以上に切ない精霊流しでした。

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